【LoL パッチノート25.12公開】MSIに向け多数の調整を実施―Uzi選手の殿堂入りを記念した「HoL」イベントもスタート【リーグ・オブ・レジェンド】

『リーグ・オブ・レジェンド』のパッチ25.12が公開。MSIに向けチャンピオン27体に調整が入り、Hall of Legendsイベントも開始。

League of Legends アップデート
【LoL パッチノート25.12公開】MSIに向け多数の調整を実施―Uzi選手の殿堂入りを記念した「HoL」イベントもスタート【リーグ・オブ・レジェンド】
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2025年6月11日(日本時間)、『リーグ・オブ・レジェンド』のパッチノート「25.12」が配信されました。

今パッチではUzi選手の殿堂入りを祝した「Hall of Legends」イベントが開催されるほか、6月末に開幕する国際大会「MSI 2025」に向けてメタの多様性を推進するため多数のチャンピオンにバランス調整が実施されています。

◆トピックス

Hall of Legendsイベントが開催

LoL Esportsへ大きな貢献をしたプロ選手を讃えて殿堂へ迎え入れる「Hall of Legends」イベントが開催されます。

今年殿堂入りするのは、精密かつアグレッシブなプレイで伝説的ADCとして活躍し、今もなお歴代最高のボットレーナーに数えられるJian "Uzi" Zihao選手。今パッチでは本人が共同開発したカイ=サのスキンなどカイ=サとヴェインの記念スキンに加えて、ゲーム内イベントパスなどが登場。エモートや称号などUzi選手のキャリアを振り返りながら殿堂入りを祝うコレクションが入手可能になっています。

なお、バトルパスに関連しては、次回パッチリリース時に「25.13」バトルパスXP獲得方法についていくつか改善が行われることも今パッチノートにて予告されています。

■MSIに向け26体のチャンピオンに調整

今パッチではバフ・ナーフ、そして調整を合わせて合計27体のチャンピオンに変更を実施。国際大会MSIにて採用されるパッチということもあり、TOPではランブルヨリックグウェン、MIDではアーリアジールタリヤといったプロシーンにおいて強力となっているピックを中心に弱体化が入っています。

対してバフ対象にはエイトロックスルブランリー・シンなどテクニカルなチャンピオンも多く、マークスマンではアフェリオスゼリというキャリーポテンシャルの高い顔ぶれが選ばれています。フィアレスドラフが採用される国際大会のシリーズ終盤ではどのようなピックとなるのか、注目です。

調整でのトピックは長らく"対ADタンク”としての存在が確立されてきたラムスがAPダメージにも対応出来る性能へと変更された点。全アビリティに調整が入り、スキル回しも大きく変化しています。使用感と活躍できるシーンがガラリと変わったラムスが幅広く採用される可能性もあるのではないでしょうか。


26体への調整、そしてレンジドチャンピオンが使用するルーン「不死者の握撃」への弱体化もあり各レーンに影響の大きなパッチになると見られています。なお、1週間前のパッチノートレビューの段階から追加でシェンに軽微なナーフが追加されています。

◆パッチハイライト

Hall of Legends

LoL Esportsでは毎年、本スポーツやゲームに大きな貢献をしたプロ選手1名の偉業を称えて、Hall of Legendsの殿堂に迎え入れます。該当する選手は、eスポーツ業界のベテランや各地域の専門家からなる独立した投票委員によって、国際大会での成績、国際大会および地域大会での獲得タイトル、そのポジションにおけるスタッツ、スポーツへの全体的な貢献度など、複数の基準に基づいて選出されます。

今年は、2人目の殿堂入り選手として、Jian "Uzi" Zihao選手がHall of Legendsに迎え入れられます。これはリーグ・オブ・レジェンドの歴史に名を残した最も伝説的な選手にのみ与えられる名誉です。ボットレーナーとして比類なきスキルを持ち、LoLに身を捧げ、世界中のeスポーツシーンに長く語り継がれる影響を与えてきたUzi選手の殿堂入りは彼の素晴らしいキャリアとeスポーツへの貢献の証明となります。

Uzi選手は多くの人々に「リーグ・オブ・レジェンド史上最強のボットレーナー」と賞賛されており、その精密なメカニカルスキルと恐れ知らずなプレイでファンに刺激を与えました。LPLでRoyal Clubの一員として頭角を現し、のちにRoyal Never Give Up (RNG)で世界を圧倒し、プロシーンのゲームプレイの限界を再定義しました。Uzi選手の競技にかける情熱とファンとの深い繋がりは、LoL EsportsおよびLPLを中国のメインストリームに押し上げるきっかけとなりました。2013年および2014年のWorld Championshipファイナルにおける彼の傑出したパフォーマンス、そして2018年のタイトル獲得によって、彼は世界的な名選手としての評価を確かなものにしました。

Hall of Legendsを記念して、Uzi選手のキャリアを振り返るゲーム内イベントパスをご用意しました。彼のキャリアで記憶に残る瞬間や彼が達成した偉業を振り返ることができます! この記念すべき瞬間を祝して、“狂犬” Uziをテーマにした記念カスタマイズアイテム、コレクション、スキンの獲得・購入が可能になります。また、覚醒した伝説&不滅なる伝説カイ=サ コレクションが入手可能になり、これらのコレクションにはUzi選手本人と共同開発したカイ=サのスキンが含まれています。

Hall of Legendsバトルパスで合計100レベルに及ぶ報酬を解除して、Uzi選手のキャリアを彩る数々のピークを体験しましょう。報酬には、記念スキン、アイコン、Uzi選手愛用のチャンピオンを記念した限定コールバックなどがあります。

主な報酬:
覚醒せし伝説ヴェイン スキン&ボーダー
覚醒せし伝説ヴェイン イベントクロマ(神話の体現者)
フロスト エズリアル、PROJECT: Lucian、仙霊龍アッシュ スキン
ミシックエッセンスx125
戦利品チェストx11
Uziをテーマにしたアイコン&エモートx13
味わえ ワード
無慈悲な狩人バナー
「小さな狂犬」タイトル
などなど!

Hall of Legendsの詳細については、ブログの投稿またはHall of Legendsのウェブサイトをご覧ください。

今後のバトルパスの改善

シーズンごとに、プレイヤーの皆さんがどのようにバトルパスを進めているかをつぶさに観察してきました。そして、皆さんがLoLに時間を費やしてくださることに敬意を示し、バトルパスを確実に楽しんでもらえるようにしたいと考えています。毎日4時間プレイしている人も、週に4時間しかプレイしない人も、プレイにかけた時間に見合う報酬を得られるようにしたいのです。この精神のもとに、パッチ25.13のリリース時にAct 2でバトルパスXP(BXP)を獲得する方法を改善するための変更をいくつか行います。

チャンピオンマスタリーBXP

チャンピオンマスタリーについては、マスタリーセットBXPをマスタリーセットチャンピオンではなく、ミッションに移行します。この新たなシステムでは、マスタリーセットから指示されたものではなく、自分が選択したチャンピオンで2,500 BXPすべてを入手することができます。

最初にマスタリーセットを導入したとき、私たちはパーソナライズされたおすすめに基づいてプレイヤーに新たなメインチャンピオンを見つけてもらい、その過程でバトルパスXPを獲得してもらいたいと考えていました。そして導入されてからしばらく時間が経ち、私たちはプレイヤーがこれらのミッションをどのように利用しているのかを観察していました。しかし、その完了率は私たちの想定を下回っており、新たなチャンピオンをプレイするようになったプレイヤーも多くはなかったため、パッチ25.13でマスタリーセットを廃止することを決定しました。とはいえ、ここから学んだ教訓を活かし、今後もマスタリーシステムの改善を続けていくつもりです。

キャッチアップミッション

また、ウィークリーミッションの仕組みにも変更を行い、バトルパスの進行および完了頻度に関して好感触が得られるような改善を行っています。パッチ25.13より、ウィークリーミッションが7日間ではなく、21日間継続するようになります。これによって、毎週新たなウィークリーミッションのセットが利用可能になる一方で、それを数週間かけて完了することが可能になります。

現在は、Actの途中から参加したり、忙しくて一部のウィークリーを完了できなかったプレイヤーが、BXPの獲得で追いつく方法が存在していませんでした。このアップデートでは、1~2週間プレイする時間がなかったとしても、ミッションを少しの間溜めておくことができるので、ある程度はバトルパスを進めることが可能になります。これに関してはログインしたり、何か特別なことをする必要はなく、ログインしたときにミッションリスト内に表示されるようになっています。具体的には以下のようになります。

1週目:1週目のミッションが登場。
2週目:2週目のミッションが登場。未完了の1週目のミッションもまだ利用可能。
3週目:3週目のミッションが登場。未完了の1週目と2週目のミッションもまだ利用可能。
4週目:4週目のミッションが登場。未完了の2週目と3週目のミッションはまだ利用可能。未完了の1週目のミッションは期限切れ。
この繰り返し。

これらの変更への皆さんの反応やフィードバックを監視して、パスを入手したプレイヤーがパスをもっと楽しめるように改善を続けていきます。

ユアショップ

前回のパッチでユアショップが復活しましたが、気付いていなかったとしても心配する必要はありません。ショップは2025年6月24日まで利用可能なので、運を試して、お目当てのスキンが割引価格で登場するかチェックしてみましょう!

◆チャンピオン

エイトロックス

固有スキルとEの体力回復量が増加。
前回のパッチにおけるエイトロックスの調整は、パワーレベルを維持することが狙いでしたが、結果的に想定よりも下回ってしまいました。そこで、このパッチではフォローアップとなる小規模な強化を行い、前線で気持ちよくダメージを吸収できるようにしました。

固有スキル - 死兆の構え
チャンピオンに対する体力回復率:80% ⇒ 100%
ミニオンに対する体力回復率:20% ⇒ 25%
E - 影進撃
チャンピオンダメージの体力回復率:16%(+増加体力100ごとに0.9%) ⇒ 16%(+増加体力100ごとに1.1%)

アーリ

チャンピオンレベルに応じたEのチャームの効果時間が短縮。Rのクールダウンを延長。
アーリはその機動力とブラインドピックできるという優位性から、長きにわたってプロシーンにおける定番の存在となっています。MSIを迎えるにあたり、他のミッドレーンピックと足並みを揃えさせるため、Rによるプレイメイク成功率を低下させて、敵を気軽にピックアップできないようにしつつ、プロシーンで圧倒的に多くなっている、Eを2番目に最大化した際の効率を下げました。

E - チャーム
チャーム効果時間:1.2 / 1.4 / 1.6 / 1.8 / 2秒 ⇒ 1.2 / 1.35 / 1.5 / 1.65 / 1.8秒
R - スピリットラッシュ
クールダウン:130 / 115 / 100秒 ⇒ 140 / 120 / 100秒

アフェリオス

チャンピオンレベル1の攻撃速度が増加。セヴェラムの移動速度が増加。キャリブラムのダメージが増加。
アフェリオスはパワーの面では問題ないのですが、プロシーンではあまり活躍できていません。そこでプロ向けにいくつか小規模な強化を行い、“信ずる者の武器”という二つ名の通り、もっと自分を信じられるようにしました。

基本ステータス
チャンピオンレベル1の攻撃速度:0.640 ⇒ 0.665
セヴェラム
「オンスロート」の増加移動速度:20% ⇒ 25%
キャリブラム
「ムーンショット」のダメージ:60~160(+増加攻撃力の42~60%) ⇒ 70~160(+増加攻撃力の42~60%)

オーロラ

基本魔法防御が増加。Rのダメージが増加。
オーロラはプロシーンでは機能させるのが難しいチャンピオンであり、有用な状態になった場合はトップレーンに配置されることが多くなっています。MSIでも彼女が選択肢に入って欲しいので、トップレーンにはあまり影響を与えないようにしながら、ミッド向けの強化を行うことにしました。

基本ステータス
基本魔法防御:30 ⇒ 32
R - 世界の狭間
ダメージ:175 / 275 / 375(+魔力の60%) ⇒ 175 / 275 / 375 (+魔力の70%)

アジール

基本移動速度とレベルアップごとの攻撃速度が低下。
アジールはプロシーンでお馴染みの存在ですが、この皇帝は現時点では競合チャンピオンよりも少し目立ちすぎているようです。そこで、試合の終盤はやや弱く感じさせつつ、機動力ベースのマッチアップでは苦戦するようにしたいので、これらの部分を少しだけ弱体化しました。

基本ステータス
移動速度:335 ⇒ 330
レベルアップごとの攻撃速度:6% ⇒ 5.5%

バード

移動速度が上昇。
バードは高スキル帯の試合で活躍できるまであと少しというところなので、移動速度を高めて、どこにでも現れるローム型サポートとしてもう少し目立てるようにしました。

基本ステータス
基本移動速度:330 ⇒ 335

ベル=ヴェス

Rの射程が増加。
このパッチではベル=ヴェスに小規模な利便性向上の改善を行い、Eで倒した相手から得たヴォイドコーラルをスムーズに食べられるようにしました。

R - 終わりなき晩餐
射程:275 ⇒ 450(Eの射程と一致)

バグ修正:R使用時にフラッシュ以外のサモナースペルが使用できなかった不具合を修正しました

ガレン

Eのダメージの反映率が上昇。
前回のパッチにおけるガレンの調整は全体的にはかなりの成功を収めており、ファイターアイテムの活用の幅が広がりましたが、想定よりも少し弱くなっていたので、今回は強化を施すことにしました。合計攻撃力100以降の「E - ジャッジメント」のダメージが増加し(一般的なビルドなら早めに到達できます)、ガレンが物理防御低下効果を付与できなかったという、長年に渡って存在していた不具合を修正しています。増加攻撃力の必要性が高まることで、今後も「ショウジンの矛」などのアイテムや「征服者」などのルーンを求めるようになるでしょう。

E - ジャッジメント
ダメージ:4 / 8 / 12 / 16 / 20(+攻撃力の36 / 38 / 40 / 42 / 44%) ⇒ 4 / 7 / 10 / 13 / 16(+攻撃力の36 / 39 / 42 / 45 /48%) (注:合計攻撃力100以降は強化になります)

バグ修正:物理防御低下効果が追加のスピンによって正しく延長されるようになり、残り効果時間が少なくなった際にスタックしなくなることがなくなりました

グウェン

基本体力が低下。Wのクールダウンを延長。
グウェンはソロキューでは少し強すぎ、プロシーンでも非常に強力なので、パワーレベルを妥当なレベルまで引き下げます。これらの変更がプロ向けとなるように、この弱体化はソロキューと比べると安定してスケールすることが可能なプロシーンでのゲームプレイへの影響が大きい、試合序盤を対象としたものとなっています。

基本ステータス
基本体力:620 ⇒ 600
W - 聖なる霧
クールダウン:22 / 21 / 20 / 19 / 18秒 ⇒ 24 / 22.5 / 21 / 19.5 / 18秒

ジャックス

固有スキルの増加攻撃速度が上昇。
ジャックスが長年培ってきたニッチな強みは、スケーリングとサイドレーンでの執拗な小競り合いなので、固有スキルの増加攻撃速度を高めて、その特徴をさらに推し進めたいと考えました。これによってスプリットプッシュ性能が高まり、サイドレーンでの長めの1v1を有利に展開できるようになるでしょう。

固有スキル - アサルトアタック
スタックごとの増加攻撃速度:3.5 / 5 / 6.5 / 8 / 9.5 / 11%(チャンピオンレベルに応じて) ⇒ 5 / 6.5 / 8 / 9.5 / 11 / 12.5%(チャンピオンレベルに応じて)

カリスタ

基本体力が低下。Qのクールダウンを延長。
カリスタは高い機動性とトレード性能で、レーン戦の対面相手にとって恐るべき存在となっています。それ自体は良いことなのですが、プロのプレイヤーが毎試合彼女をピック/バンする以外の選択肢を持てるように、その強さを少し低下させることにしました。

基本ステータス
基本体力:580 ⇒ 560
Q - 貫魂の一投
クールダウン:8秒 ⇒ 9秒

ルブラン

Eのダメージが増加。Rのクールダウンが短縮。
他の多くのアサシンと同じように、ルブランはバランスを取るのが少し難しいチャンピオンです。というのも、彼女が強いときは対戦が大きなフラストレーションを生むからです。このパッチでは控え目な強化を行い、相手をアウトプレイできればメリットが得られるものの、対面相手が試合序盤に劣勢に立たされてもそれほど惨めな状態にはならないようにしました。

E - エーテルチェイン
ダメージ:80 / 120 / 160 / 200 / 240(+魔力の80%) ⇒ 80 / 120 / 160 / 200 / 240(+魔力の85%)
R - 再演
クールダウン:50 / 40 / 30秒 ⇒ 45 / 35 / 25秒

リー・シン

Eのクールダウンが短縮、スロウ効果が低下。
今シーズン、リー・シンはジャングルであまり姿を見かけないので、MSIのプロの対戦において彼が有用なチャンピオンプールに入るように、少しパワーを高めました。今回の強化は「E - 破風」を中心としたものになっており、スロウ効果の信頼性を高め、もっと頻繁に使用できるようにしました。これは特にプロの試合で重宝されるはずです。

E - 破風/縛脚
クールダウン:9秒 ⇒ 8秒
スロウ効果:20 / 35 / 50 / 65 / 80% ⇒ 35 / 45 / 55 / 65 / 75%

モルデカイザー

Qのダメージが増加。
モルデカイザーは、お気に入りだった魔法の仮面がパッチ15.10にて弱体化された際にパワーを失いました。そこで、特に最近低下していたレーン戦フェーズ終盤のウェーブクリア性能に、パワーの一部を戻すことにしました。

Q - 滅魂の一撃
ダメージ:0~45(チャンピオンレベルに応じて)(+80 / 110 / 140 / 170 / 200)(+魔力の70%) ⇒ 0~45(チャンピオンレベルに応じて)(+80 / 115 / 150 / 185 / 220)(+魔力の70%)

ニーコ

QとWのダメージが減少。
今シーズンのニーコはトップクラスのポーク型レーン番長となっているので、レーン戦フェーズ中に相手にした際に感じられる圧力を少し低下させることにしました。具体的には、ダメージの一部を基本ダメージと魔力反映率を再配分する形でスキルレベルの序盤から後半へとシフトし、「W - シェイプスプリッター」の通常攻撃時ダメージを少し低下させました。これらはどちらも、獲得ゴールドが少ないサポートポジションにおける彼女の脅威を低下させるでしょう

Q - 弾ける花弁
ダメージ:80 / 125 / 170 / 215 / 260(+魔力の50%) ⇒ 60 / 110 / 160 / 210 / 260(+魔力の60%)
W - シェイプスプリッター
追加魔法ダメージ:40 / 75 / 110 / 145 / 180 ⇒ 30 / 65 / 100 / 135 / 170

ニダリー

E(クーガー形態)のダメージが増加。
ニダリーは最近、プロシーンで頻繁に起用されるようになっていますが、その理由は主にトップレーナーとしての強さにあります。APジャングラーとして脅威となれるよう彼女のパワーを元に戻し、波に乗れば試合を支配できるように手助けをしました。

E - クロウ(クーガー形態)
ダメージ:70 / 130 / 190 / 250(+増加攻撃力の70%)(+ 魔力の40%) ⇒ 70 / 130 / 190 / 250(+増加攻撃力の70%)(+ 魔力の55%)

ラムス

すべてのアビリティーを調整。
このパッチでは、3つの主な目標とともに、ラムスにアップデートを行います。1つ目に、彼の対通常攻撃タンクとしての特性は維持しつつ、その範疇を出ないようにしながら、魔法ダメージの通常攻撃をタンクする際も活躍できるようにして、フルADチームを相手にした際のラストピック以外でもピックされるようにしました。2つ目に、いくつかのスキルを強化し、「Q - ころころ」と「R - どーんどーん」をもっと早いタイミングで活用できるようにして、これらのスキルの影響力を高めました。3つ目に、このチャンピオンに存在した、決まった順番でスキルを使用せざるを得ず、工夫の余地がないことに起因する不要な複雑さを取り除きました。このアップデートによって、ラムスがもっと幅広い状況でタンクとして活躍できるようになり、今後も「ソーンメイル」を愛し、幅広いチーム構成で総じて「オーケー」になることを願っています。

基本ステータス
基本物理防御:40 ⇒ 35
レベルアップごとの物理防御:5.5 ⇒ 4.5
チャンピオンレベル1の攻撃速度:0.656 ⇒ 0.7
基本攻撃力:55 ⇒ 65
固有スキル - トゲトゲ
削除:通常攻撃時効果で10(+物理防御の10%)(W中は50%増加)の追加魔法ダメージを与えなくなりました
NEW:合計物理防御および魔法防御の15%を増加攻撃力として獲得するようになりました

Q - ころころ
ダメージ:80 / 110 / 140 / 170 / 200 ⇒ 80 / 120 / 160 / 200 / 240
すいすい:「ころころ」で敵にぶつかってから最大0.375秒間、Eが使用できなくなることがなくなりました

W - かたくなる
効果時間:6秒 ⇒ 7秒
通常攻撃による効果時間:Wの効果時間が通常攻撃で増加しなくなりました
増加物理防御: 40(+合計物理防御の35 / 45 / 55 / 65 / 75%) ⇒ 27(+合計物理防御の30 / 37.5 / 45 / 42.5 / 60%)
増加魔法防御:10(+合計魔法防御の30 / 35 / 40 / 45 / 50%) ⇒ 27(+合計魔法防御の30 / 37.5 / 45 / 42.5 / 60%)
反射ダメージ:15(+合計物理防御の15%) ⇒ 15(+合計攻撃力の10%)(+合計魔法防御の10%)

ドラゴンのダメージ:ラムスのWがドラゴンの通常攻撃のダメージを正しく反射するようになりました(「ソーンメイル」と同じ)
ツールチップの改善:Wのツールチップで、このスキルで物理防御と魔法防御が増加することをより明確にしました。
ツールチップの改善:Wを発動中に、そのツールチップが空欄にならなくなり、反射するダメージ量が表示されるようになりました

E - ぴりぴり
攻撃速度:Eで攻撃速度が20 / 25 / 30 / 35 / 40%増加しなくなりました。
モンスターに対するダメージ:Eを使用時にモンスターに80 / 100 / 120 / 140 / 160(+魔力の70%)のダメージを与えるように変更(注:このスキルはチャンピオンにはダメージを与えません)

R - どーんどーん
クールダウン:90秒 ⇒ 120/105/90秒
初期ダメージ:100 / 175 / 250(+魔力の60%) ⇒ 150 / 250 / 350 (+魔力の60%)
中心のダメージ:Rが効果範囲の中心で50%の追加ダメージを与えなくなりました
「余震」のダメージを削除:Rが余震で20 / 30 / 40(+魔力の10%)のダメージを与えなくなりました
スロウ:スタックごとに15 / 17.5 / 20%、最大60 / 70 / 80% ⇒ 30 / 40 / 50%、スタックしないように変更

利便性向上の改善:ラムスが敵の上にいる状態で「どーんどーん」を素早く使用しても、「ころころ」から使用可能になりました
利便性向上の改善:Rのアニメーションのタイミングを再調整して、ダッシュ中にアニメーションがフルで再生されるようになりました
バグ修正:素早く使用すると、Rのアニメーションが中断されて、「ころころ」が発生しなくなっていた不具合を修正しました
バグ修正:距離が近いと発生していたRのアニメーションの不具合が修正されました

ランブル

Qのダメージが減少。Eのスロウ効果が低下。
最近、ランブルはグウェンとともにトップレーンの最前線を走っているので、パワーを少し低下させることにしました。ランブルは短いクールダウンとターゲットに依存しないダメージによって、強力なブラインドピックとして機能してきました。「Q - スピットファイア」のパワーとEのスロウ効果を低下させれば、それほど圧倒的にピックされることはなくなるでしょう。

Q - スピットファイア
合計魔法ダメージ:60 / 90 / 120 / 150 / 180(+魔力の110%)(+ 対象の最大体力の6 / 7 / 8 / 9 / 10%) ⇒ 60 / 90 / 120 / 150 / 180(+魔力の110%)(+ 対象の最大体力の6 / 6.5 / 7 / 7.5 / 8%)
E - エレクトロハープーン
スロウ効果:15 / 20 / 25 / 30 / 35% ⇒ 10 / 15 / 20 / 25 / 30%
強化スロウ効果:22.5 / 30 / 37.5 / 45 / 52.5% ⇒ 15 / 22.5 / 30 / 37.5 / 45%

サミーラ

固有スキルの増加移動速度が上昇。Qのダメージが増加。
前回のパッチにおけるサミーラのライフスティールの強化により、「ブラッドサースター」が最初のアイテムとして有効な選択肢になりましたが、それを除けばパワーレベルに変化はありませんでした。そこで、彼女が最も頻繁に使用するスキルのダメージを少し高める形で、序盤のレーン戦の影響力を高める直接的な強化を行います。さらに、スタイリッシュに敵を追い立てられるよう、試合序盤向けの強化を施しました!

固有スキル - デアデビルインパルス
スタックごとのスタイルボーナスの移動速度:2 / 2.5 / 3 / 3.5%(最大スタック:12 / 15 / 18 / 21%) ⇒ 2.75 / 3 / 3.25 / 3.5%(最大スタック:16.5 / 18 / 19.5 / 21%)

Q - フレア
ダメージ:0 / 5 / 10 / 15 / 20(+攻撃力の95 / 102.5 / 110 / 117.5 / 125%) ⇒ 5 / 10 / 15 / 20 / 25(+攻撃力の95 / 102.5 / 110 / 117.5 / 125%)

セナ

ミニオンキルごとの魂のドロップ率が低下。
結果として、パッチ15.10でADCセナが獲得した最大の強化は、プレイヤーが一斉に「スタティック シヴ」をビルドしたことでした。プレイヤーがこれを行うようになったことから、先月のADC固有の強化のほとんどは必要がなくなりました。そこでADC固有の強化を元に戻し、この新たな調整でどのように落ち着くかを見てみることにしました。

固有スキル - 魂の赦し
ミニオンキルごとの魂のドロップ率:14% ⇒ 10%

シェン

Eの増加体力反映率が低下。
シェンは最強ではないにしても、ゲーム内で非常に強力なトップレーナーの一人だと言えます。彼は他のトップレーナーと比べてユニークで興味深い状況を作り出すことから、上位のピックとなっているのは良いことだと考えていますが、現在ほど対面相手を圧倒してしまう必要はありません。彼のタンク性能やチームメイトとの親和性、全体的な1v1のパワーは維持したいものの、試合終盤の戦闘でそこまで瞬間火力が高い必要はないため、Eの反映率ダメージを少し低下させました。

E - 殺気駆け
ダメージ:60 / 85 / 110 / 135 / 160(+増加体力の15%) ⇒ 60 / 85 / 110 / 135 / 160(+増加体力の11%)

タリヤ

基本魔法防御が低下。Qのダメージが減少。
タリヤは習熟曲線が非常に高いものの、複数のパッチに渡りミッドレーンチャンピオンたちに石をぶつけて痛めつけてきました。このパッチでは彼女の足並みを他者と揃えるべく、耐久力を少し低下させて、強化Qのダメージを少し低下させました。

基本ステータス
基本魔法防御:30 ⇒ 28
Q - スレッドボレー
強化ダメージ:190% ⇒ 180%

ツイステッド・フェイト

Eの増加攻撃が上昇。Rのクールダウンが短縮。
今年のツイステッド・フェイトはあらゆるスキル帯で存在感が低下していますが、そのパワーを高めれば、最近行われた「解放の魔導書」の変更と合わせて、プロチームにとって興味深い選択肢になる可能性があると考えられます。そこで「E - スタックデッキ」の攻撃速度増加量を高めて、グローバルテレポートのクールダウンを短縮することで、彼がマップ上で活躍できる時間を増やしました。

E - スタックデッキ
増加攻撃速度:10 / 20 / 30 / 40 / 50% ⇒ 15 / 25 / 35 / 45 / 55%
R - デスティニー
クールダウン:180 / 150 / 120秒 ⇒ 160 / 130 / 100秒

ヴァルス

基本物理防御が減少。
ヴァルスはレーン戦での強さと、ポークビルドと通常攻撃時効果ビルドを選択できる能力の組み合わせにより、プロシーンで最も存在感が大きなADCの一人となっています。他のキャリーがスポットライトを浴びる余地を拡大すべく、このパッチではレーン戦の強さの一部を低下させました。

基本ステータス
基本物理防御:27 ⇒ 24

ヴァイ

Wのダメージを調整、増加攻撃速度が低下。Eのダメージを調整。
ヴァイは現在、その勝率とプロシーンにおける存在感が大きく乖離しているという微妙な状態にあります。この差が生まれた理由のひとつは直感的でないスキル取得順にあり、ヴァイはWを2番目に最大化するのが最適となっています。このパッチでは全体的なパワーレベルにはほとんど変化を与えないようにしながら、Eの最大化とWの最大化のパワーレベルの差を近づけるようにしました。

W - メッタ打ち
対象の最大体力に応じたダメージ:4 / 5.5 / 7 / 8.5 / 10%(+増加攻撃力の2.857%) ⇒ 4 / 5 / 6 / 7 / 8(+増加攻撃力の3.5%)
増加攻撃速度:30 / 37.5 / 45 / 52.5 / 60% ⇒ 30 / 35 / 40 / 45 / 50%
E - 無慈悲な連撃
追加ダメージ:0 / 15 / 30 / 45 / 60(+ 攻撃力の120%)(+ 魔力の100%) ⇒ 10 / 30 / 50 / 70 / 90(+ 攻撃力の110%)(+ 魔力の100%)

ヨリック

「ミストウォーカー」の増加攻撃速度を調整。Qのダメージが減少。
このパッチではヨリックのレーン戦終盤のパワースパイクを低下させました。彼はこのフェーズであっという間に難攻不落となってしまい、それが頭打ちになるまで続いていました。この試合序盤のパワースパイクを低下させて、そのパワーの一部を少しだけ、試合の最終盤の「ミストウォーカー」のパワーにシフトしました。

固有スキル - 魂の導き手
「ミストウォーカー」の攻撃速度:0.5(+ヨリックの増加攻撃速度の100%) ⇒ 0.5(+攻撃速度の8~80%)
Q - 葬送
ダメージ:30 / 55 / 80 / 105 / 130(+攻撃力の50%) ⇒ 30 / 50 / 70 / 90 / 110(+攻撃力の50%)

ゼリ

Rのダメージが増加、電撃連鎖ダメージが増加。
ゼリもプロシーンに登場すれば衝撃を与えられる可能性を持つチャンピオンの一人です。彼女の設計は、電撃的な瞬間を作り出すことがすべてなので、彼女が(パフォーマンスでも見た目でも)真に輝くタイミングであるアルティメットスキルのパワーを少し高めました。

R - ライトニングクラッシュ
ダメージ:175 / 275 / 375(+増加攻撃力の85%)(+ 魔力の110%) ⇒ 200 / 300 / 400(+増加攻撃力の100%)(+ 魔力の110%)
電撃連鎖ダメージ:攻撃力の30% ⇒ 攻撃力の40%

◆ルーン

不死者の握撃

「不死者の握撃」が遠隔vs近接のレーンマッチアップのメイン要素となっている現状には、かなり問題があると考えています。これらの近接チャンピオンを使用するプレイヤー全体からもそのような意見が多く聞こえてきています。そこで、このルーンが形態変化系チャンピオンにとって半分はほぼ無意味になってしまうことを避けながら、遠隔「握撃」は望ましくないという明確なメッセージを送りたいと考えました。このルーンに関する変更は遠隔ユーザーにとって33%の弱体化になるため、純粋な遠隔チャンピオンにとっては選択肢から完全に外れるはずです。

遠隔ユーザー向けの効率:60% ⇒ 40%

◆システム

アタカン

アタカンはトップよりもボットレーンに出現頻度が偏っていたので、出現ロジックに再調整を行い、トップレーンvsボットレーンの出現頻度を均等に近づけました。

ドラゴン

ドラゴンのすべての攻撃はほぼ通常攻撃であるものの、いくつか主要なタグが欠けていた、以前から存在していた不具合を修正しました。今後は他のエピックモンスターの攻撃と仕様が近くなり、「ソーンメイル」やラムス、ジャックスとのインタラクションが想定どおりに機能するようになります。

ドラゴンヒット:すべてのドラゴンの通常攻撃が通常攻撃時イベントを発動させるようになりました(例:「ソーンメイル」、「かたくなる」)

ドラゴン回避:すべてのドラゴンの通常攻撃に回避が機能するようになりました


スキン「墨影」シリーズに新たな顔ぶれが追加されるなど新コンテンツ多数登場のMSI採用パッチ「25.12」。前パッチより「ユアショップ」も開催時期となっていますので、クライアントからラインナップの確認もお忘れなく。

ARAMやブロウルなど他モード向けの調整や細かなバグ修正等の詳細はパッチノート全文をご確認ください。

《ハル飯田》

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ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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