DFM Harp「プレイオフのため勝たなければいけない試合だった。もっと上手くなるしかない」―新パッチでの“LJL対決”SHG戦を落とすも成長誓う【LCP Mid Season】

LCP Mid SeasonでSHGと対戦したDFM Harp選手へインタビュー。試合の振り返りや新シーズンの印象を聞きました。

League of Legends インタビュー・コラム
DFM Harp「プレイオフのため勝たなければいけない試合だった。もっと上手くなるしかない」―新パッチでの“LJL対決”SHG戦を落とすも成長誓う【LCP Mid Season】
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2025年5月3日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」のMid Season Week3 Day1の試合が行われ、Match1では日本チーム対決となる「DetonatioN FocusMe(DFM)」vs「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)」の対戦が行われました。

パッチ「25.09」が採用され“シーズン2最速”の対戦となった本カードは3戦目までもつれる接戦に。Game1は見事な集団戦の動きを見せたDFMが制しましたが、Game2では果敢なエンゲージを立て続けに成功させたSHGが逆転勝利。そしてGame3では大胆なBOTダイブを成功させたSHGが有利を握ると、粘るDFMをmarble選手のペンタキルで振り切り、BO3は2-1でSHGの勝利となりました。

今回は試合を終えたばかりのDFM Harp選手にインタビュー。試合の振り返りやシーズン2での変更点に対する印象を聞きました。

◆「勝たなければいけない試合、Game2が取るべきゲームだった」

――まずは試合の感想を教えてください。

Harp:僕たちは残りの対戦カードを考えると、今日は(プレイオフに進出するために)勝たなければいけない試合だと思っていましたが、負けてしまって……これからもっと頑張るしかないなって思っています。

――試合を振り返りますと、Game1は相手がかなり飛び込んでくる構成でしたが、Harp選手のアリスターによるピールが集団戦でかなり効果的に見えました。自身のパフォーマンスを振り返っていかがでしたか?

Harp:Game1はチームのコミュニケーションが良かったですね。「相手は絶対に入ってくるから避けてカウンターしよう」とコールできていたので、自分の動きよりもそこがポイントだったと思います。

再三のエンゲージを上手くいなして相手を孤立させることに成功し、Game1の勝利につなげた

――対して、Game2とGame3ではファーストエンゲージがはっきりしない、少し難しい構成になりました。そこでのコミュニケーションのズレも敗因なのでしょうか。

Harp:特にGame2は僕たちがエンゲージが少ないので、エリアを守ってポークしながらやる構成で、そこをもっと注意してやるべきでした。だけどオブジェクト前のローテーションなどでミスがあって、敵にエリアを全部渡してしまって僕たちが入りづらい状況になってしまいました。そこから構成の弱みが出たんじゃないかなと。

Game2が僕たちの中では絶対に勝つべき試合だったんですけど、それにミスがあって負けたのが痛かったですね。

◆シーズン2のポイントは“8分レベル6”に合わせた動き

――今日からパッチ「25.09」になり、新しいメタでの試合となりました。エピックモンスターに関して色々と大きな変更がありますが、Harp選手はどう捉えていますか?

Harp:昔は8分でヘラルドがアップしていて、今回も8分で虫(ヴォイドグラブ)じゃないですか。そこに向けてSUPはレベル6になるかも重要で、なんだか昔に戻ったような感覚がありますね。なので僕的には序盤はそこまで変わった印象はないですが、中盤以降はアタカンもあって結局オブジェクトが重要ですし、そこに合わせた練習もしています。

――今もお話がありましたが、Kickoff Seasonでは最初のヴォイドグラブファイトではSUPはレベル3、4ということも多かったのに対して、8分でのファイトとなるとレベル6に到達できるか際どいタイミングです。やはりSUPも序盤有利を取ってレベル6先行を目指すようなピックが重要になるでしょうか。

Harp:ピックというよりもプレイが変わりますね。特にアリスターやレル、ラカンなどタンクサポートでは8分で先にレベル6になっていた方が絶対に有利ですから、そこを意識すると思います。

――ピックと言えば今季もフィアレスドラフトが継続となりました。個人的にはHarp選手は幅広いピックを扱うので、フィアレスドラフトが得意なタイプかなと思うのですが、実際にはどうでしょうか。

Harp:僕的には嬉しい部分ですよね。昔から色々なチャンピオンを使っていますし、変なピックをするメタでも僕は嬉しくて、どのメタでも自信があるんです。なのでフィアレスドラフトは結構良い感じだと思っています。

――では、実はまだ見せていなくて自信のあるピックも多いですよね?

Harp:そうですね。もっと練習しているチャンピオンは多いです。

――Harp選手は今年でDFMに加入して4年目のシーズンです。こうして通訳なしでインタビューに応じていただいているように、Harp選手の日本語はリスニングもスピーキングもかなりのレベルだと感じます。何かコツのようなものがあれば教えてください。

Harp:最初のシーズンは割と勉強と言いますか、日本語の動画を見ながらちゃんと練習して上手くなったというのもありますが、僕が来たシーズンはStealという日本語がめっちゃ上手い韓国人の選手がいましたから、知らないことがあったらいつでも聞けて、それがデカかったですよね。最初のシーズン以外ではそんなに勉強したな、とかはないですね(笑)。

入場でSHGのGaeng選手と両手フィストバンプを決めるHarp選手

――そうなんですね。では、今年から加入したGuwon選手にはHarp選手が兄貴分として教えてあげているのでしょうか。

Harp:僕も教えてあげられる部分は教えていますけど、それよりもPazコーチが韓国語めっちゃ上手いんですよ。僕の日本語よりもPazさんの韓国語の方が上手いので、そこで勉強を見てもらっている感じですね。

――ありがとうございます。最後に、応援してくださるファンの皆さんにメッセージをお願いします。

Harp:今日も会場にたくさんのLJLファンの方が来てくれていましたし、日本からオンラインで応援してくださる方も大勢いると思います。僕たちは皆さんのためにも勝利したかったのですが、それができなくて……残念、というような気持ちですね。

ファンの皆さんのためにもっと頑張って勝利すれば、もっと応援もしていただけると思いますし、それ(勝利)が必要だと思っています。そのためには僕たちが上手くなるしかないなと思いますよね。もっと成長するために頑張っていますので、応援いただければ嬉しいです。ありがとうございます。


現在開催中の「LCP Mid Season」は全8チームによるBO3のシングルラウンドロビンで5月25日までレギュラーシーズンが実施され、上位6チームがノックアウト形式のQualifier Roundへと進出。LCP上位2チームは国際大会「MSI」への出場権を獲得します。

本日の結果を受けて勝敗はDFM、SHGともに1勝2敗に。次戦はSHGが5月10日(土)に「Talon」戦、そしてDFMは5月11日(日)に「CTBC Flying Oyster」と、共に台湾チームとの対戦が予定されています。

《ハル飯田》

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ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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