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韓国「LoL Park」で開催中の『リーグ・オブ・レジェンド』最高峰のリーグ「LCK」。DAMWON Gaming(DWG)として2020年のWorldsを制し、2024年シーズンにGen.G Esports(Gen.G)に移籍後も世界最高峰のジャングラーとして活躍し続けているCanyon選手。今回はそんな“JUGKING”ことCanyon選手に8月17日のHanwha Life Esports(HLE)戦の試合後、インタビューを実施しました。その模様をお届けします。
――まず最初に、今日の試合の感想をお願いします。
Canyon:HLEとの試合は簡単ではなかったですが、こうして勝つことができて嬉しいです。
――Gen.Gは既にプレイオフ ラウンド2へ進出が決定していますが、そのことについてはいかがですか?
Canyon:ラウンド2まで確定し、気持ち的には楽になった感じもしますが、油断してはいけないと思います。今後も油断せずにもっと上手くできるよう、準備していきます。
――今日の試合で1セット目にウーコン、3セット目にパンテオンをピックしたように、最近の試合でCanyon選手はこの2チャンピオンをピックする機会が多くなっています。Canyon選手自身は今のJGメタについて、どう感じていますか?
Canyon:最近のJGメタはADチャンピオンが主流で、1、2セットでADのチャンピオンがいなくなったら、少しティアが低いタンクジャングルや、ADジャングルの中でもティアが低めのチャンピオンを使うというのが今のメタだと感じています。
――3試合目にはMIDのChovy選手がジグスをピックしました。これは珍しいピックだったと思うのですが、チーム内でどんな話があったのでしょうか?
Canyon:チャンピオンの候補はいくつかあるなかで、1位が確定していたこともあり、僕たちが今まであまりプレイしていないチャンピオンを事前にやっておくことが自分たちの助けになると考え、ジグスをピックすることになりました。
――先ほど、JGのメタについてお訊きしましたが、ソロランクのライブパッチでは新パッチが始まっていて、キヤナ、サイラス、ノーチラスといったチャンピオンたちがJGで注目されています。Canyon選手が次のパッチで期待しているチャンピオンなどはいますか?
Canyon:プロシーンの試合に出るかどうかは分かりませんが、2019年にサイラスJGのメタが好きだった記憶があるので、サイラスが出てくるのであれば楽しくやれそうで楽しみです。
――Gen.Gはここまで、他を圧倒する完璧なパフォーマンスを見せていますが、その理由は何だと思いますか?
Canyon:やっぱり、僕たちのチームは一人ひとりが上手いですし、完璧とまではいきませんが、メタやティア整理を上手くやっているので、その2つの要因が大きいと思います。
――MSIにEWCなど、7月は世界で一番忙しいスケジュールをこなしたチームだと思いますが、現在のコンディションはいかがですか?
Canyon:EWCから帰ってきた直後はとてもしんどかったですが、今は何日か休むこともできましたし、またコンディションが戻ってきたので、無理なく過ごしています。
――MSIとEWCという国際大会で連覇を果たしましたが、今振り返ってみてどう感じますか?
Canyon:こうして2つとも優勝できるとはあまり想像していなかったのですが、忙しい日程の中で、みんなで一生懸命頑張って優勝したので、意味深いですし、幸せでした。
――Gen.GのYouTubeチャンネルに投稿されている動画を見ると、監督やコーチを含め、他のチームメンバーがよく言い争いをしていますが、いつもCanyon選手はどのような心境で見守っていますか?
Canyon:そういう雰囲気が面白いと思いますし、お互い喧嘩もするけど楽しく過ごしています(笑)
――今シーズンのLCKも終盤に近づいています。残りのシーズンの目標を教えて下さい。
Canyon:僕たちは決勝に行って優勝することが大事だと思っています。正規シーズンで最大限にパフォーマンスを維持しながら、決勝まで行って、上手くプレイすることが目標です。その過程は簡単ではなく、大変だとは思いますが、楽しくやれたらいいですね。
――最後に日本のファンの方々へメッセージをいただければと思います。
Canyon:日本のファンの方々、応援して下さりありがとうございます。常に健康には気をつけて、幸せに過ごせることを願っています。
――インタビューありがとうございました!
Canyon:ありがとうございました~
Canyon選手といえば、おっとりしていて優しい性格のイメージでしたが、まさにそのイメージ通りの柔らかさと優しさが伝わってくる、終始ほんわかとしたインタビューでした!
<翻訳協力 ぴす>