韓国のeスポーツチーム「T1」のCEO (最高経営責任者) Joe Marsh氏は、昨年6月に開催されたT1主催の大型イベント「T1 Home Ground」を2025年に再度開催する計画があることを海外メディアのインタビューの中で明らかにしました。
Marsh氏は『VALORANT』における参加チームについて「チームを選べるなら、ZETA DIVISIONが最適でしょう」と述べました。
◆ZETAは「大きなファンベース」を持っていると評価
このイベントは3日間の週末を使い、『リーグ・オブ・レジェンド』の「LCK」と『VALORANT』の「VCT Pacific」の試合が行われる予定です。なお、VCTの試合の開催可否については「確認中」としています。実現すれば、公式試合をチーム主導で別会場で開催する初の例となる見込みです。
会場となるのは、昨年「VALORANT Champions Seoul」Finalsが行われた15,000席のキャパシティを持つ大規模アリーナ「Inspire Arena(インスパイアアリーナ)」です。仁川空港の近くに位置しており、地元韓国ファンだけでなく海外ファンもアクセスしやすい立地となっています。

Marsh氏は『VALORANT』の対戦チームについて「対戦相手を選べるなら、ZETA DIVISIONが最適でしょう」と述べました。Pacific地域で大きなファンベースを持っていることや、オフシーズン中にT1と連携した活動を行っていたことなどを理由に挙げています。
T1とZETA DIVISIONは「VCT Pacific Stage 1」において同じ「グループオメガ」に振り分けられており、既に3月22日に試合が予定されています。実現するならば7月から8月にかけて行われる「VCT Pacific Stage 2」の期間中とみられますが、Stage2ではグループが再編されるため、公式試合という形で実施されるかは未知数です。

次点として希望するチームには、Paper RexとGen.G Esportsの名前も挙げられました。そのほか、インタビューではファンがオフラインでチームを応援する機会を増やしたいとし、チームの新たな収益源にもなると考えを示したほか、『リーグ・オブ・レジェンド』部門への期待、Faker選手が他の選手にっとて模範となっていることなどが語られています。