Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】

14日「Road to MSI」のファイナルラウンド終了後で勝利したT1の選手たちと監督によるプレスカンファレンスの模様をお届けします。

League of Legends eスポーツ
Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】
Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】
  • Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】
  • Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】
  • Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】
  • Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】
  • Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】
  • Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】
  • Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】
  • Faker「努力すれば優勝の確率は50%以上」Keria「優勝できなければ出場する意味はない」—圧倒的な強さをみせたT1メンバーがMSIへの意気込みを語る【LCK】

6月15日(日)に韓国・釜山で行われた「Road to MSI」のファイナルラウンドにて、T1がHanwha Life Esports(HLE)を破り、MSIの出場を決めました。試合後に行われたT1の選手と監督の記者会見では、MSIへの意気込みや対戦したいチームなどについて語りました。



◆Keria「優勝出来なければ出場する意味はない。必ず優勝したい」

――MSIに進出したチームの中で警戒しているチームはありますか?

kkOma:全チーム、強いからMSIに進出していると思うので、全チームを警戒しなければなりません。ただ、その中でもAnyone's Legend(AL)を1番警戒しています。

――Doran選手を除く4名は、4年連続でMSIに出場します。これはLCKでも初めての事ですが、進出した感想を聞かせてください。

Doran:僕は他の選手に比べてMSIに進出しても負けていて、結果もあまりよくなかったです。今回MSIに行けて嬉しいですし、良い成績を残して帰ってきたいと思います。

Oner:4年連続ということを知りませんでした。4年連続出場と聞いて、本当にいい記録だと思います。MSIに行く度に良い成績を残せなかったので、今回もう一度チャンスを得られてよかったです。また、HLE相手に3-0で勝ち上がれたことも良かったと思っています。

Faker:今回のMSIもLCKを代表して出場するので、良い成績を残したいです。良い機会だと思って頑張ります。

Gumayusi:22年までは1チーム、23年から2チーム出れるようになりましたが、実際その2チームに毎年入ることは簡単ではないです。いつも良い機会を頂けてありがたいですし、今回のMSIは有意義な時間に出来るように頑張って、優勝したいと思います。

Keria:4年連続で出場することが出来て嬉しいですが、今までMSIは一度も優勝したたことがありません。優勝しなければ出る意味が無いと思っているので、今回は必ず優勝したいです。今までの4年間でMSIに出場しながら感じている点は、他の大会と差別化がされていると感じていて、期間がとても短く準備する時間も短いので、他の大会よりもコンディションとメンタル管理が重要だと思います。そういった点に注意しながら、しっかりと準備をしなければならないと思います。

――昨日のKT戦と今日のHLE戦、どちらも本当に完璧なプレーを見せてくれましたが、Doran選手の過去最高のパフォーマンスと言われている、23年のSpring決勝のグラガスの時と比べてどうなのか気になります。そして、今日Doran選手が見せたプレーは自分で何%くらいのプレーでしたか?

Doran:23年のSpring決勝のことは思い出せませんが、気分が良かったという記憶は残っています。昨日と今日の試合は準備する期間も長くて、コンディション、メンタル管理が上手くいって、MSIに進出出来たと思うので良かったです。

――今日の試合前まででHLE相手には7連敗していましたが、このような完璧な試合内容を発揮できた理由は何かありますか?

kkOma:これまでの勝敗は気にしていなくて、練習する過程で最善を尽くしてパフォーマンスも良くなっていました。今日の僕たちは余裕を持ちさえすれば、勝てると思っていました。

Gumayusi:僕もこれまでの戦績は大きな意味がないと思っています。正規シーズンの時も僕たちがいつもやるべきことがあったと考え、今回3-0で勝てたのも大きなサプライズでは無いと思っています。

◆Gumayusi「試練が人を成長させてくれる。これからも自分を証明する旅は続いていく」

――今年もそうですが、毎年Gumayusi選手のシーズン序盤は簡単ではないことが多いと思います。シーズンも半分が過ぎ、自身を証明することに成功したと思います。Gumayusi選手が自分を評価した時、上半期はどうでしたか?また、以前のインタビュー時に「Gen.GとHLEに勝てば証明できる」と仰っていて、今日こうしてHLEに勝ちました。この部分についても聞かせてください。

Gumayusi:毎年序盤が良くないのは自覚していますが、いつも試練が人を成長させてくれると思っているので、その場では最善を尽くせていたと思っています。今回のMSI選抜戦では良い姿を見せられたと思っていますが、今シーズンはまだ多く残っているので、準備をしなければいけません。これからもずっと自分を証明していく旅をすることになると思っています。

――監督はインタビューの時に『余裕』という言葉を何度か強調していたと思いますが、今回準備をしながら、なぜ余裕を持った姿が大事だと思ったのか具体的に教えてください。

kkOma:練習する過程で少しずつ良くなっている姿を見て、大きな舞台になるほど相手との試合で準備したことをしっかりと出さなければいけないと思います。実力的な部分は問題ないと思いますが、焦ったり、試合のテンポが早くなると、選手たちのプレイが上手くいかなくなると思い『余裕』という表現を沢山使いました。簡単に言えば、僕たちが準備してきたことができれば勝てると思いました。 それがたとえ0-2になってもです。僕たちの選手とスタッフたちは上手いと思っているので、あえて『余裕』という表現を多く使いました。

――︎MSIで対戦したいチームや選手はいますか?

Doran:LPLのプレイオフを興味深く見ましたが、ALが優勝して、Tarzan選手が優勝したのを見てすごく嬉しかったので、MSIに行って一緒に試合ができると嬉しいです。

Oner:僕も一番ALに期待しています。SUPのKael選手は、昔一緒にやってきた選手ですし、MSIで会えるのはとても嬉しく思います。Tarzan選手はとても上手い選手だと思うので、対戦すれば面白い試合が出来ると思います。

Faker:最近海外の試合をあまり見れていなくて、他のチームが今どういう状態かはよく分かりません。個人的にはLECのチームと試合をするとユニークなプレイを見せてくれて面白いと思っているので、期待しています。

Gumayusi:僕は今までのMSIで因縁が多いBLGと試合をして勝ちたいです。

Keria:僕はALのKael選手が前から上手いと思っていましたが、最近の試合を見ていると今年はキャリアハイな感じがして、とても上手いと思っているのでKael選手と対戦してみたいです。チームの強さ的な面ではBLGが強力だと思います。

︎――大会期間中フルBANと呼ばれたヴァイをオープンにして、ニーコを早めに取る戦略をしました。実際にインゲームでもヴァイのエンゲージをKeria選手のニーコが防ぐ場面が何度かありましたが、ヴァイを取らせてニーコで対処しようとした理由は何ですか?また、前の質問でBLGを選んだ理由も聞かせてください。

Keria:LPLでは以前からヴァイをオープンにしている様子を見ていたのと、ニーコのティアもLCKに比べてLPLでは2~3ヶ月前からずっと高いです。そういったLPLのデータを参考にしながら準備をしていて、他のLCKチー厶や僕たちもそうですが、LPLチームと沢山スクリムをしながら、ニーコのティアが上がっていると判断して、相手のBANに合わせて選択しました。

また、BLGが強力なチームだと思った理由は、個人的にALはLCKとLPLの特徴が混ざったチームだと思っていて、ALは僕達もGen.Gも含めたLCKチームを相手することが上手だと思いました。BLGの場合は昔から色が濃いチームで、方向性がしっかりしているチームだと思っているので、BLGがより強力なのではないかと予想しました。

――今シーズンT1に合流し、途中成績があまりよくありませんでしたが、MSIを前にパフォーマンスが大きく上昇しました。Doran選手はT1に合流して半年ほどで、自分がどのくらい成長をしたと思いますか?そして、その過程でどんなことを得たと思いますか?

Doran:僕は多くのチームを渡り歩いてきたタイプですが、いつも新しいチームに合流する度にそのチームでインゲームに対する知識を学んでいます。T1でも同じく、知らなかった部分を学びながら、半年経った今はたくさん成長したと思いますし、もっと上手くなれると思っています。

――メンバーの中で1人を選んで褒めてあげるとしたら、誰を褒めてあげたいですか?

Doran:5人全員上手かったと思いますが、1セット目のKeria選手のニーコが…ニーコで合ってたっけ?(Doran選手が横を見ると笑いが起こる)Keria選手のエンゲージが上手かった場面が多かったので、Keria選手にあげたいと思います。

Oner:2セット目が一番重要で、かつ難しかったと思います。Doran選手がアンベッサで良い姿を見せてくれたのでDoran選手を選びたいと思います。

Faker:僕は今日Keria選手が積極的なプレーをしていたと思うので、Keria選手にあげたいと思います。

Gumayusi:僕もKeria選手が連携面も集団戦も、コールも良かったのでKeria選手を選びたいと思います。

Keria:見えるところではDoran選手がPOMをもらいましたが、見えないところではFaker選手がピックやマクロ面でのコールを上手くやってくれて、チームの中心になってくれたと思うので、Faker選手を選びたいと思います。

︎――MSIが終わるとすぐにEWCと大会が続きます。その間の準備時間はわずかしかないと思いますが、試合に向けた準備と選手たちのコンディション管理をどう調整する計画か教えてください。

kkOma:準備期間がとても短く、今も悩んでいますが、その時の状況になればわかると思います。ハードスケジュールなので、どうやったらもっと集中できるかということがとても重要だと思っています。

◆Faker「努力すれば50%以上の確率でMSIを優勝できる」

︎――LCK代表としてMSIに進出することになりましたが、今回のMSIでの優勝確率は何%だと思いますか?また、大会に出る意気込みを一言お願いします。

kkOma:確率を言うのは難しいですが、最初は上手くいかなくても、いつもファンの皆さんが最後まで応援してくださるので、できる限りいいプレーを見せられるよう頑張りたいと思います。

Faker:僕がいうのもあれですが、十分努力すれば50%以上の確率で優勝できると思います。

――T1はWoldsでは数多くの優勝をしていますが、MSIではWorldsに比べて優勝回数が少ないです。MSI優勝にはどんな意味があると思いますか?

kkOma:どんな優勝トロフィーにも僕はとても意味があると思います。なのでMSIでも同じように優勝できれば、大きな意味があると思います。最後にMSIで優勝してから長い時間が経ちますが、今回優勝できればとても嬉しいと思いますし、今の選手たちと今回のMSIで優勝できれば、もっと意味のあるものになると思います。必ずMSIで優勝したいです。

Faker:僕はどの大会も重要だと思っていて、MSIでも国内のどんな大会でも大事だと思うので、国内リーグと同様に最善を尽くして準備します。

――Wolds優勝以降は色々なことがありましたが、シーズン前半は結果を出せたと思います。応援してくださったファンに一言ずつお願いします。

Doran:まず、昨日と今日釜山の試合会場まで観戦しに来てくださり、大きな声援を送ってくださって、ありがとうございました。正規シーズン中は大変な時期もありましたが、ファンの皆さんのおかげで乗り越えれたと思います。残るMSIも一生懸命準備します。ありがとうございました。

Oner:正規シーズンは難しいシーズンでしたが、諦めずにファンの皆さんの応援のおかげで、僕たちがもう一度MSI進出の機会を得られたと思うので感謝しています。昨日は雨も降っていて悪天候にも関わらず、どこの地域からでもこうして釜山にきて応援してくださり、ありがとうございます。MSIに行っても、コンディション管理をしっかりして、良い姿をお見せしたいと思います。

Faker:今日の試合だけではなく、いつも僕たちのチームを応援してくださるファンの皆様に感謝を伝えたいです。これからも頑張って、成長する姿をファンの皆様にお見せして、いい結果が出せるように頑張ります。

Gumayusi:僕を応援してくださるファンの方はメンタル的に大変な一年だったと思いますが、それでも今は笑ってもらえていると思いますし、これからも笑顔で応援してもらえるように頑張ります。

Keria:どんな状況でもいつも応援してくださり、ありがとうございます。MSIに出場するので、良い姿をお見せできるようにしたいと思います。

kkOma:嬉しい時も、悲しい時も、いつも僕たちT1を応援してくださるファンの皆様に心から感謝しています。僕たちもファンのみんなが笑えるように最善を尽くして、努力して、良い試合が見せられるように頑張ります。いつも応援してくださりありがとうございます。

<取材、執筆:えごいすと/取材、翻訳:ぴす/編集:岡野 朔太郎>

《えごいすと》

FISTBUMPのメールマガジンでは、FISTBUMPに掲載されるニュースの中から、厳選した記事をお届けします!ライアットの注目ニュースを見逃さないようにしましょう!

関連タグ

えごいすと

LoL Esportsをもっと楽しく、もっと面白く えごいすと

1995年生まれの日韓ハーフだが、生まれも育ちも東京都。前職はプロ野球関係の仕事をしていたものの、LoLとLCKが好きすぎるあまり退職。LCKとLoL Esportsの面白さをもっと多くの人に広めるため、動画投稿などを中心に多角的に活動中。好きなものは少女時代と韓国ドラマ。推しはイム・ユナ。

編集部おすすめの記事

特集