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2月20日よりタイ・バンコクにて開催中の「VCT 2025 Masters Bangkok」。2月26日までのSwiss Stageで行われた全10試合における武器の使用率のデータを海外メディア「THESPIKE.GG」が公開しました。
まずは武器の使用率から。合計4950回の武器購入のうち、ファントムの使用率が21.15%なのに対し、ヴァンダルは40.81%も購入され、差は圧倒的です。
やはりどの距離でもヘッドショット1発で敵を倒すことが出来るという点が、20メートル以上離れるとヘッドショットでも140ダメージしか与えることが出来ないファントムより評価されているということでしょう。
一方、キル数を比較するとヴァンダルの合計キル数が2749なのに対し、ファントムもそれとほぼ同等のキル数である2587を記録しています。ファントムは使用率がヴァンダルの二分の一程度にもかかわらず、ほぼ同等のキル数です。
ファントムはヴァンダルに比べて1マガジンあたりの弾数が多く、リコイル制御も容易であるため、マルチキルを獲得しやすいという点がこの結果に表れています。
続いてマップごとにヴァンダルとファントムの使用率・キル数を比較していくと、バインドとフラクチャーの2マップのみでファントムのキル数がヴァンダルのキル数を上回るという結果になりました。
マップ  | ヴァンダルの使用回数 (キル数)  | ファントムの使用回数 (キル数)  | 
|---|---|---|
アビス  | 323 (404)  | 134 (367)  | 
バインド  | 257 (425)  | 204 (452)  | 
フラクチャー  | 246 (331)  | 143 (341)  | 
ヘイヴン  | 251 (350)  | 129 (316)  | 
ロータス  | 379 (476)  | 160 (374)  | 
パール  | 324 (399)  | 117 (379)  | 
スプリット  | 238 (364)  | 160 (358)  | 
バインドとフラクチャーは他のマップと比べて交戦距離が短く、近距離での戦闘が多くなるため、ファントムが有効な距離で撃ち合う回数が多いというのが理由と言えるでしょう。対してアビス・ロータス・ヘイヴンなどのマップでは遠距離で撃ち合うことが多いため、ヴァンダルでのキル数が大きく上回っています。ロータスなどはその差が顕著です。
「VCT 2025 Masters Bangkok」Playoffsは2月27日 (木) の19時(日本時間)より開幕。プロプレイヤーが状況に応じて使い分ける武器に注目するのも一興です。