1月18日から2月9日にかけて「VCT Pacific Kickoff」が開催中。そのDay8・2月1日に行われた「DetonatioN FocusMe(DFM)vs Paper Rex(PRX)」にて、DFMが勝利を収めました。
◆2マップ目のパールで、PRX相手にDFMが13-1で勝利
この試合ではPRXが1stマップにアビスを、DFMが2ndマップにパールをピックしました。攻守ともに拮抗した試合展開が続いた1stマップを、DFMがラウンドスコア:13-10で取得。続く2ndマップでは、終始DFMが圧倒する展開が続きラウンドスコア:13-1という結果に。2024年11月に中国・成都で開催された「VALORANT Radiant Asia Invitational」のリベンジマッチを見事なストレート勝利で果たしました。これでDFMはGen.G Esports(GEN)が待つKickoffトーナメント セミファイナルへ進出となります。
DetonatioN FocusMe vs Paper Rex
アビス 13-10
パール 13-1
本稿では、試合後に日本語配信にて行われたJinboong選手とMeiy選手、そしてgyen選手へのインタビューの模様もお届けします。
◆Jinboong「Foxy9よりも僕のほうが全然上手い」
――まずはJinboong選手から、PRX戦を振り返っての感想をお願いします。
Jinboong:PRX戦に向けてしっかり準備はしましたが、不安なところがあって…。それでも勝てて嬉しいと思っています。
――ちなみに何が不安でしたか?
Jinboong:練習で実力の問題があって、それが不安でした。
――続いてMeiy選手、PRX戦を振り返っての感想を教えてください。
Meiy:RRQにパールで負けてからコーチ陣が対策の資料を出してくれて、RRQの構成と今回のPRXの構成が似ていたので、その資料どおりにプレイできました。いばにん(Art選手)のIGLも刺さっていて、バッチリ対策できたと思います。
――PRX戦では、インファイトの面で完封していたところも見られましたが、特にどういった対策をしていましたか?
Meiy:相手が勝負してくるタイミングや勝負の仕方などを大体予測しながらプレイしていました。ファイトしてくるタイミングを避けつつ、逆方向にかわしてプレイできたかなと思います。
――今後、対戦相手によってパールの構成を変えることもありますか?
Meiy:はい、変えることもあると思います。臨機応変にできるチームだと思うので。
――今大会で使用されているパッチ10.00にDFMとしてどのぐらい適用できていると感じていますか?
Jinboong:今回のパッチには早めについていこうとしたんですけど、ちょっと難しいところがあったので、半分ぐらいできていません。
Meiy:全然、相性が合っていないと思います。10%ぐらいですね。テホは相手に使ってほしくないし、こっちもなるべく使いたくないと僕は思っています。
――お二人にとって、気になる重要なエージェントとは誰ですか?
Jinboong:センチネルとしては、ヴァイスに注目しないといけませんね。
Meiy:被っちゃうんですけど、1番手に挙げるならヴァイスですね。2番手ならテホかなと思います。
――RRQ戦に敗北し、GE戦で勝利しましたが、そこから今日に向かってチームの雰囲気はどのように変わっていきましたか?
Meiy:練習ではあまり良くない状況が続いていたと感じているんですけど、個人個人やチームみんなで話し合うことで問題をそのままにせず、起きたタイミングで解決してきたので結果的に今日は雰囲気良くできました。中国の大会ではPRXにカムバックされたので、今日のパールは大差で圧倒していたんですけど気を引き締めて試合していました。その部分では良かったと思っています。
――次の試合はGEN戦になると思われますが、どのように感じていますか?
Jinboong:GENにはFoxy9がいるので全然難しくないと思います。
――Foxy9選手とJinboong選手では、どちらの方が強いと思いますか?
Jinboong:全然、僕です。
――Meiy選手はいかがでしょう?
Meiy:Jinboongが強すぎるので余裕かなって思っています。
――全然難しくないって感じですか?
Meiy:はい。Jinboongは、ずっとGENとやりたいと言っていたので今日は勝たせてあげました。(Jinboong選手に向かって)あとはお願いします。
――怖いと思っているGENの選手はいますか?
Meiy:正直、去年対戦した中で一番歯が立たなかったと思う相手がGENなので、MunchkinのIGLが一番怖いです。
――最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
Jinboong:応援ありがとうございます。明日の試合も、しっかり準備していきたいと思います。
Meiy:今日も応援ありがとうございました。GEN戦が控えているので、今日はしっかり休んで明日に備えたいと思います。明日も応援よろしくお願いします。
◆gyen「ショーティーでJingggをキルできたのは、自分が“上手すぎた”から」
――勝利おめでとうございます。PRX相手にオフシーズンの大会からリベンジを果たした結果なりましたが、今回の試合について感想をお願いします。
gyen:正直、PRXはめちゃくちゃ強いと思っていて、Pacificの中でも上位のチームだと思っていたので、これを機に自信をつけれたのかなと思います。
――Meiy選手が前回のGE戦でのインタビューで、自信をもってプレイしていたとおっしゃっていましたが、今日も自信を持ってプレイしていたように見えました。何か自信を持ってプレイする秘訣やチームや個人として意識していることはありますか?
gyen:僕は昨日、Meiyのインタビューを見て「自信って大事だな」と思ったので、今日も自信を持ちながらプレイしていました。もちろん。前の試合に勝ったことも大きいと思いますし、最初は自信がなかったんですけど、一回でも成功体験を積んだことで自信が生まれたのかなと思います。
――アビスではPRXのJinggg選手に対して、ショーティーでキルを獲得するなど強く意識して対応していたように見えましたが、それはチームとしての作戦だったのか試合のなかでの結果だったのか教えてください。
gyen:あの作戦は、完全にチームとしての作戦です。ショーティーのプレイは僕が上手かっただけなので、やってやったかなと思います。
――今日のPRX戦に勝利して、明日GENと戦うことになりましたが、GENメンバーの中で誰をショーティーでキルしたいですか?
gyen:最初、スモークが下手くそでKaron選手のプレイを見て勉強してたこともあって、Karon選手をショーティーで倒していきたいと思っています。
昨年のMasters Madrid 2024で3位を獲得するなど世界大会常連のPaper Rexに勝利したDetonatioN FocusMe、次はGen.G Esportsと2月2日19時頃(第二試合)より戦います。