1月29日より「VALORANT Challengers 2025 Japan Split 1」が開幕。国内の強豪12チームが参加し、Ascensionをかけた戦いに繋がるサーキットポイントと日本王者の座をかけてしのぎを削っています。
そんななか、1月30日にZETA DIVISION ACADEMY(ZETA AC)がみせた咄嗟のセットプレイに注目が集まっています。
◆初陣でREJECT相手に1マップ獲得、大きな爪痕を残す
2025年シーズンのChallengersでは、2024 Split 3およびSplit 1 Advance Stageを勝ち上がった計10チームに加え、VCT Pacificに参加するZETA DIVISIONとDetonatioN FocusMeのアカデミーチームが新たに参加しています。なお、アカデミーチームはパートナーチームが新たな才能をスカウト、テスト、育成するという性格を持ち、Ascensionへの出場権を持たず、サーキットポイントも付与されません。
ZETA ACの初陣の相手はREJECT。Sayaplayer選手の電撃加入でチームを強化したこともあり、REJECTの勝利が有力視されていましたが、1stマップ:フラクチャーではZETA ACの個人技が爆発。「そのラウンド取れるの?」を連発し、ラウンドスコア:13-11でREJECT相手にマップを獲得しました。
続く、ヘイヴン・アビスではそれぞれ9-13で試合そのものには敗北したものの、REJECT相手に善戦を見せたことで大きな注目を集めました。
なかでも、アビスのラウンド22では、咄嗟の判断によるセットプレイが炸裂。トップにいるmuto選手に対し、ヴァイスのレーザーヴァインとショックボルトを放つもクリティカルヒットせずという状況で、ZETA ACは更にレーザーヴァインとグラビティウェルの合わせ技を披露したのです。
レーザーヴァインは通過するプレイヤーの移動速度を低下させダメージを与えるというもの。一方のグラビティウェルは範囲内のプレイヤーを中心に引き寄せ、さらにプレイヤーを弱体化させます。これらを組み合わせることで強制的に相手にダメージを与えることが可能で、muto選手はなすすべなく倒れることとなりました。
アストラを使用するKillAA選手は試合後に自身のXで、このグラビティウェルが“アドリブ”であったと明かしています。
また、チームのIGLを担うLefiedot選手は試合後の配信インタビューで「ZETAといえばLowerからだと思っている。自分たちもZETAを背負って戦っているところを見せられたらいい」と語り、ZETAの一員である誇りを示しました。
この日の試合では、プレイヤー各々の破壊力や連携力、JUNiORコーチによるタイムアウト後の動きの変化など、要所でZETA ACの強さが垣間見える結果となりました。「VALORANT Challengers 2025 Japan Split 1」は2月18日(火)まで計12日間の試合日で行われます。