『リーグ・オブ・レジェンド』のシーズン「25.S1.2」より登場する新チャンピオン「メル」の情報が公開されました。
アニメーションシリーズ『Arcane』ではジェイスのヘクステック研究へ投資を行い、ピルトーヴァーの発展に貢献した評議員のひとりとして描かれたメル・メダルダ。母であるアンベッサ・メダルダに続き、2025年の最新チャンピオンとして登場です。
◆メルのスキル一覧
かつてはノクサスで最も権勢を誇ったメダルダ家の後継者と目されるメル・メダルダ。優雅な貴族のように見えて卓越した政治家でもある彼女は黒薔薇団との邂逅によって母・アンベッサの欺瞞を知り、魔法の力へと目覚めた姿でサモナーズリフトへと登場します。
・固有スキル「灼熱の輝き」
スキルを使用するたび、次の通常攻撃で追加の飛翔物を3発発射する(最大9発までスタック可能)。メルがスキルまたは通常攻撃でダメージを与えると、「圧倒」のスタックを敵に付与する。敵に蓄積した「圧倒」スタックが一定のダメージ量に達すると、スタックを消費して敵にとどめを刺す。
・Q「 輝きの連撃」
指定地点に向かって爆発する複数の飛翔物を連続で発射し、範囲内の敵に繰り返しダメージを与える。
・W「 反証」
移動速度が増加し、自身の周囲にバリアを形成する。このバリアは敵の発射物を反射し、ダメージを防ぐ。
・E「 陽光の枷」
輝くオーブを発射し、中心にいる敵にスネア効果を付与する。周囲の範囲内の敵には継続ダメージを与え、スロウ効果を付与する。
・R「 黄金蝕」
「圧倒」を付与しているすべての敵を、射程に関係なく攻撃する。「圧倒」のスタックごとに追加ダメージを与える。「黄金蝕」のスキルレベルが上がると、「圧倒」のダメージが増加する。
◆『Arcane』からLoLを初めても使いやすく、キャリーポテンシャルも秘めた性能に
メルに関する「Developer Q&A」では『LoL』のリードゲームプレイデザイナーのMyles Salholm氏が彼女のデザインや性能についてコメントしており、以下のような内容が明かされています。
・『LoL』に登場しているメルは『Arcane』より少し後の時間軸の姿
・『Arcane』での能力やキャラクター性を適切に反映するデザインを目指している
・正統派なメイジでありながらモダンな工夫を取り入れている
注目は敵の発射物を跳ね返すという局面を一気に変える可能性を持ったWスキル「反証」ですが、元のダメージソースに関わらずメルによって反射された時点で魔法ダメージへと変換されるため、対面する際はMR(魔法防御)で対策可能になっているとのこと。また、タワーショットは反射できずクールタイムも長いため、使いどころが重要なスキルになるでしょう。
メルはとどめを刺すパッシブの効果によってCSが取りやすく、Qスキル「輝きの連撃」やEスキル「陽光の枷」は中心で命中せずともある程度の効果を発揮するため誰もが使いやすいメイジに。QとEを中心で当てつつ危険なスキルをWで対処できれば独力で試合をキャリーするポテンシャルも秘めており、幅広い運用ができそうなチャンピオンとして期待が高まります。
ロールはMIDをメインにSUPでの運用も想定されているとのこと。ソロQや競技シーンのメタに登場するのかも含めて注目の存在となりそうです。
新チャンピオン「メル」は次回パッチとなる「25.S1.2」より実装予定です。