2024年12月14日・15日にKアリーナ横浜で開催されたオフラインイベント「Riot Games ONE 2024」。その中で行われたエキシビションマッチ、「VALORANT PRO INVITATIONAL」にDetonatioN FocusMe（以下、DFM）が出場。14日の「Leviatán」戦では、IGLを務めるArt選手が不在の中、見事に勝利を納めました。
本稿では、Meiy選手へのインタビューをお届け。メインロスターに復帰したgyen選手の様子や、中国で行われた大会「VALORANT Radiant Asia Invitational」について伺いました。
※本インタビューは14日のLeviatán戦後に実施したものです。
◆gyen選手の復帰試合となったLeviatánとの戦い
――まずは勝利、おめでとうございます！対戦相手の印象や、試合を通しての感想を教えてください。
Meiy： Leviatánは世界で優勝したことのあるメンバーが集まっていて、本当に強いチームだと思っていました。想像していたLeviatánよりアグレッシブで、すごくやりづらかったです。
――gyen選手がひさしぶりに公の試合に復帰しましたが、チームへの合流はスムーズに進んだのでしょうか？
Meiy： はい。gyenが試合に出られないと決まったときから、いつでも戻ってこられるように難しい練習をしすぎないということをテーマにやってきました。gyenも中国での大会を見て、「本当にモチベーションが上がった」と言っていて、今まで以上に頑張っています。その点でいえば、SSeeSが頑張ってくれて良かったなと思います。
――Meiy選手から見て、gyen選手の変化した点はありますか？
Meiy： 僕たちが中国にいる間、何も言わずともオーメンとアストラだけを使っていたみたいで。「いい子になったな」と思ってます（笑）
◆チームとして、個人として、目指した優勝。
――2週間ほど前に終了したばかりの「VALORANT Radiant Asia Invitational」についてお伺いします。準優勝という結果をどう受け止めていますか？
Meiy： 今までの成績から言えば頑張ったほうだとは思います。ただ、プロをやっている身としては、１位を取らなきゃいけないので、率直に嬉しいとかは言えないです。決勝のPRXは1度勝った相手でしたし、絶対に勝ちたかったです。
僕個人としては、日本にいたときにChallengers JapanとLCQの両方で優勝を逃していて、今回はトロフィーを掲げてみたいなという気持ちだったので、余計に悔しさの方が強いです。
◆強みは修正力。進化を続けるDFM
――大会中は、試合の中で逆転（カムバック）する展開が多く見られましたが、その力を出せる要因は何だと思いますか？
Meiy：スクリムでも何度もビハインドからスタートすることがありました。なので本番の試合が0-6から始まっても僕たちは何も恐れていなかったです。僕たちの修正力は世界に通用するレベルだと思っているので、その点がカムバックにつながった要因かなと思います。
――中国での大会を終えて、チームに変化はありましたか？
Meiy：大会に出る前から、スクリムの結果は良かったんです。だからこそ今回の大会は一勝一勝をすごく大事に捉えてプレーしました。僕たちが思っていたより練習の結果が大会に反映できたので、みんな自信を持つことができていると思います。
――1月から新シーズンが始まりますが、Meiyさん自身の来年の目標を教えてください。
Meiy：僕はあの負ける感覚が大嫌いなので、とにかく1勝でも多く勝ち進みたいです。そしてMastersに行きたいと思っています。
2025年1月18日から始まる「VCT Pacific Kickoff」に向けて歩みを進めるDFM。エースのMeiy選手の活躍をお見逃しなく！
＜取材・執筆：ばりー／監修：岡野朔太郎／編集・撮影：松田和真＞
