2024年8月23日、PCS2024 Summer Playoffsが行われ、福岡ソフトバンクホークスゲーミング(SHG)が、「PSG Talon(PSG)」と対戦。PCS地域の絶対王者に対し接戦を演じる場面もありながら、BO5では0-3の敗戦となりました。
今回は試合後にSHGのTOPレーナーEvi選手にインタビュー。ブラケットファイナルの振り返りとWorldsへの出場権がかかる次戦に向けた意気込みを聞きました。
──試合を振り返って、本日の自身のパフォーマンスをどう評価していますか。
Evi選手:ちょっと内部的な問題があって、あまり集中できていなかったかなというのが正直なところですね。
──ではチームとしてのパフォーマンスもあまり満足の行くものではありませんでしたか?
Evi選手:チームはそこまで悪くなかったと思います。ただPSGも上手くて、僅かなところで有利を取られてしまいました。
──確かにPSGの強さを感じた一方で、Game2では大きく離されたゴールド差を追いつくシーンもあり、アグレッシブなSHGらしいスタイルが通用している印象も受けました。
Evi選手:僕もそう感じます。3-0という結果にはなりましたけど、僕たちがもう少し上手くやれたら取れた試合もあったと思います。もちろん相手が上手いのは間違いありませんが、決して「もう1回やっても絶対勝てないな」というレベル差ではないですし、チャンスはあるのかなと思います。
──同じチャンピオンを使い続ける展開になる選手も多い中、Evi選手は3ゲームで3体のチャンピオンをピックしています。使うチャンピオンの種類が多いことの大変さもあるのではないでしょうか。
Evi選手:(『LoL』は使用できる)チャンピオンが本当に多くて、それぞれに違った強みと対処法があります。対戦するチャンピオンの種類が増えることで相手が対策を万全に取り切れないという強みがありますので、色んなチャンピオンを取り入れようという姿勢は常に持っています。
──SHGの次戦は8月31日、この後24日に行われるFrank Esports(FAK)対CTBC Flying Oyster(CFO)の勝者との対戦になります。この2チームのイメージはいかがでしょうか。
Evi選手:FAKはすごく流れに乗っていますよね。CFOもとても上手だと思っていて、プレイオフ前なら「CFOが勝つのかな」と思える対戦ですが、今の流れを見るとFAKが勝ちそうだなという印象です。
──Spring SplitのSHGにも当てはまりますが、ルーザーズブラケットに回ったあとでも良い流れを掴むことは重要になりますか。
Evi選手:選手たちの自信にも繋がりますし、その自信から思い切ったプレイが出来るようになり、そのアグレッシブなプレイが相手を委縮させることもあるので、流れはすごく大事ですね。
──ありがとうございます。ちなみに、春以来の台湾での生活はいかがですか。
Evi選手:結構楽しいですね。食文化が日本と近くて過ごしやすいですし、お店も(会場)周辺にいろいろありますし、散歩してみると商店街のような活気があるエリアもあって元気が出ます。
──次戦からは会場が台北和平籃球館に変わり、お客さんの前でのオフライン対戦に変わります。
Evi選手:恐らく日本から応援に来てくださる方もいらっしゃると思うので、チケットを買って後悔したと思わせないためにも勝ちたいですね。
──日本からはらいじんさん、たかやスペシャルさんも現地でのウォッチパーティ配信になるということで、心強いのではないでしょうか。
Evi選手:いやいや、あいつらは関係ないですよ(笑)。僕は僕のために頑張るだけでプレッシャー等もありません。ただ、やっぱり試合後に一緒に喜びを分かち合える人がいるのは嬉しいことですね。
──それでは最後にファンの方にひとことメッセージをお願いいたします。
Evi選手:今日は負けちゃったんですが、次は勝てるように頑張りたいと思います。また応援していただけると嬉しいです。
──ありがとうございました。次も応援しています。
PSGに敗れたSHGはルーザーズブラケットへ進み、8月31日のルーザーズファイナルに出場します。次戦はグランドファイナルでPCSへのリベンジを果たすため、そしてPCS地域に2枠与えられたWorlds出場権を争う非常に重要な試合となります。
LJLの代表として、そして日本『LoL』コミュニティの代表として勝負に挑むSHGへ熱いエールをお送りください。