「FENNELが優勝する?なめてんじゃねえよ」…NORTHEPTION・thiefyが見据えるのはAscensionで「FULL SENSE」に勝利すること―熱い想いに迫る【インタビュー】

thiefy選手へのインタビューをお届け。「FENNELが優勝する?なめてんじゃねえよ」という強気な言葉が飛び出したほか、Ascensionで戦いたいチームや、自身の野望など、熱い想いに迫ります。

VALORANT インタビュー・コラム
「FENNELが優勝する?なめてんじゃねえよ」…NORTHEPTION・thiefyが見据えるのはAscensionで「FULL SENSE」に勝利すること―熱い想いに迫る【インタビュー】
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VALORANT Challengers Japan 2024 Split 1にて、NORTHEPTIONは序盤こそ敗北を重ねたものの、中盤から頭角を現し、Main Stageでは4勝3敗、MAPDiffで3位通過となりました。しかし、Playoffにてオフライン出場をかけたSengoku Gamingとの戦いではマップスコア0-2で敗北。Split 1を4位で締めくくりました。

5月20日から始まるSplit 2を前に、チームはTempura選手とHaReeee選手の加入を発表。新たなメンバーでAscensionトーナメント出場をかけた重要なシーズンへ挑みます。

本稿ではthiefy選手へのインタビューをお届け。「FENNELが優勝する?なめてんじゃねえよ」という強気な言葉が飛び出したほか、Ascensionで戦いたいチームや、自身の野望など、熱い想いに迫ります。

◆Split 2では“読みにくいチーム”を目指す

――まず、Split 1はどのようなシーズンであったと振り返りますか?

thiefy:2連敗から始まり、そこから連勝を重ねていったので、天と地の両方を経験した感じです(笑)。最初の2連敗ではチームの雰囲気もあまりよくありませんでした。

――Main Stageの第三試合目、REJECT戦で勝利してから勢いが増していきましたね。チームでなにがあったのでしょうか。

thiefy:チームには撃ち合いの強い選手が集まっているので、強気に動くことへ意識を変えました。あとは「雰囲気を高めること」です。最初は落ち着いてプレイしていたんですが、メンバーが若いということもあって「テンションをあげて一回やってみよう」と試したところ、結果的に上手くいきました。

――結果的に4位となりましたが、この結果をどのように捉えていますか?

thiefy:単純に実力不足だと捉えています。特に最後のSengoku Gamingとの試合を終えた後には「何回繰り返しても同じ結果になる」と思ったので、悔しいというよりかはもっと頑張らないとなと思いました。

――4位という結果には満足していないと。

thiefy:そうですね。満足していないです。

――Split 2までの期間は、チームをどのように組み立てていくなど、何か目標はありましたか?

thiefy:僕らは決められた動きや速いテンポのプレイスタイルが多かったので、さまざまなアドリブや派生するパターンを増やし、状況に応じて対応できる“読みにくいチーム”にすることを意識しています。具体的には、決められたセットもありつつ、さまざまな手札を増やしていくイメージです。

――新しいロスターになりSplit 2への練習を経て、チームの仕上がりはどうでしょうか?

thiefy:僕を含め、大会本番に強い選手が集まっているので、そこは試合をしてみないとわかりません。ただ、練習自体はとても良い感じに行えているので、このまま大会に臨めれば良い結果になると思います。

――どちらかといえば、不安と自信、大きいのはどちらですか?

thiefy:不安はないですね。試合に臨むチームとしての姿勢はできています。

◆「FENNELを負かしてやる!」

――Tempura選手とHaReeee選手が加入しましたが、新しい二人の役割と印象を教えてください。

thiefy:Tempuraさんはコントローラーという役割や立場的に、縁の下の力持ちのようなプレイヤーです。“自分のプレイ”を持っている印象を受けます。センチネルと一部コントローラーを担当するHaReeeeさんは、皆さんご存知のとおりエイムが鋭く、撃ち合いが特に強い選手です。


――新たなメンバーを含めた練習の手応えはいかがでしょう。

thiefy:いい感じにフィットしていると感じています。

――ロスターが二人も変わるとなると、チーム作りが大変だったのではないでしょうか?

thiefy:Split 1を経験して、自分たちのスタイルに限界を感じていました。メンバーの変更に関わらず、1からチームを作ることになっていたと思います。もともと僕たちは、自分たちのやりたいことを押し通すチームでした。その一方で相手に対応する動きが苦手だったので、そこを特に意識して練習しています。

――Main Stageで特に意識しているチームや選手などはありますか?

thiefy:ライバル視している選手は2人いて、GON選手(FENNEL)とGangPin選手(REJECT)が元チームメイトということもあって、負けたくありません(笑)。上手く言葉にできませんが、とにかく負けたくないという気持ちが湧いてきます。

特に警戒しているチームはやはりFENNELです。……いや、警戒しているというか、そろそろ負けてほしい。僕たちがFENNELを負かしてやるよ!と思っています(笑)

――理由はFENNELがSplit 1優勝チームだからですか?

thiefy:TENNN選手の加入もあって「FENNELが優勝する」という多くの声が聞こえてきます。それが一番気に食わないですね。なめてんじゃねえよと思っています。逆に勝ってビビらせたいですよね。

◆見据えるのはAscensionの決勝

――Split 2 Main Stageへ向けて、どのような目標を持っていますか?

thiefy:Main Stagでは圧勝して1位通過したいですね。これまでストレート勝ちをして優勝したチームはないので。

――今年はAscensionが東京で開催されますが、Ascensionトーナメントについてはいかがですか?

thiefy:もちろん最終的にはAscension優勝を目標にしています。僕の予想では「FULL SENSE」がAscensionの決勝に勝ち上がってくると思っています。

僕はいませんでしたが、VALORANT Champions 2021の APAC LCQではNORTHEPTIONがFULL SENSEにあと一歩届かなかった試合がありました。あの対戦カードをもう一度実現させて、今度は僕たちがリベンジを果たします

――では最後に、一人の『VALORANT』競技者として、今後の目標について教えてください。

thiefy:日本人でも世界で活躍できるところをしっかり見せたいです。世界大会で優勝することよりも、世界で活躍できるような選手になるというのが目標です。


「FENNEL」を倒したいという想いや、Ascensionまでを見据えた口ぶりはまるでBoostio選手(100 Thieves)のよう。とにかく熱い想いを持ったプレイヤーであることが伝わってきます。

VALORANT Challengers 2024 Split 2 Main Stageは5月20日(月)より開幕。新たにTempura選手とHaReeee選手を迎えたNORTHEPTIONの初戦は、5月20日(月)第三試合、ムラッシュゲーミングとの対戦です。Ascensionへの第一歩をどのように踏みしめるのか、期待が高まります。


《岡野 朔太郎》

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「最高の妥協点で会おう」 岡野 朔太郎

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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