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2026年9月5日~9月6日。東京「新宿LUMINE 0」にて『リーグ・オブ・レジェンド』の日本国内公式大会「LJL(League of Legends Japan League)」の年間王者を決める戦い「LJL 2026 Summer Championship Finals」が開催されました。
FISTBUMPは、9月5日に開催されたDay1のSEMI FINALSにて惜しくも敗退してしまった「L Guide Gaming(LGG)」へ、試合後にインタビューを敢行。本稿ではその様子をお届けします。

──本日はお疲れ様でした。今年1年を振り返って、成長した部分やまだ課題に感じている点などはありますか?
SnowRabbit:いろいろなマッチアップやチームゲームとしての動きを覚えられたのは、成長できた点だと思います。ただ、まだチャンピオンプールが狭い点や、倒されてはいけないところで倒されてしまうこともあったので、そこは課題だと思っています。
Imagine:不利なときにもうちょっと余裕を持ってプレイできるようになりたいです。まだまだ課題はたくさん残っていますが、今年はチームのおかげでたくさん成長できたと思います。

rre:春に一度adcになって、夏ではまたmidに戻ったこともあって……キャラプールをまた覚えなおさないといけないのには苦労しました。個人的に一番上手くできたと思うのは、自分からゲームを作ろうとする動きですね。コールとか、ゲームメイク力。今日は負けてしまいましたが、レギュラーシーズン中にロックをプレイした試合でしっかりとキャリーできたので印象深いです。
課題としてはメンタルですね。Imagineは負けているときの話でしたが、僕の場合は自分が勝っているときに「何かしないといけない」と焦ってしまうんです。結果的にひとりで突出して倒されちゃうことがあるので、そこはまだまだ改善していかないといけないなと思いました。
wanan:キャリー力があまり無かったなと思います。とくにフィジカルの面で大きな課題を感じていて、自分が有利なときでもリードしきることができなかったですね。「自分から動かしてやろう」という決断力が足りませんでした。
敵から見たときに「この人を育てたらヤバい」と思われるような、そんな選手になりたいです。

JustFocus:今年を思い返したときに、やはり印象深いのはレルのプレイですね。フラッシュして、Wして、Rで集めて、Qで敵をスタンさせて……あれは本当に、自分でもよくやったな~って思います(笑)。
最近の試合ではImagineに負担をかけることも多かったので、「どうすればもっと負担を軽くできるのか」ということを勉強しています。ひとつの項目だけじゃなく、すべてにおいて完璧になれるようなsupになりたいです。
僕のアマチュア、プロ、すべて合わせてこの「LJL 2026 Summer」がいちばん大事なシーズンだと思っていて、これで終わってしまうのが本当に残念です。Vicalコーチの元で学べたことがたくさんあって……。
だから本当に、その……Vicalさん、ありがとうございました。

──ありがとうございます。Vicalコーチとしては、今期のチームをどうお考えでしょうか。
Vical:そうですね……おい、ちょっと(笑)

JustFocus:大丈夫、大丈夫です。
Vical:私もこのチームでできたSummerシーズンがいちばんうれしかった。みんな本当に一生懸命で、熱量があって、「頑張ってやりましょう!」という雰囲気がありました。私もみんなに感謝しています。とても大事な時間でした。
結果的には負けてしまいましたが、これで“終わり”じゃないんです。それはもちろんesportsだけじゃなくて。人生は長いですから、この経験を大事にして、自分たちが来年また前へと進むための成長なんです。
そんな成長の手助けができたから、私としては満足な気持ちがあります。
──コーチでありつつ、保護者のような目線でも見守ってらっしゃるんですね。
Vical:結局、勝つときもあれば負けるときもありますからね。大事なことは、シーズンが終わったあとにもちゃんとお互いが頑張ったことを認めあって「ありがとう」という話をすること。それも、勝利と同じぐらい大事だから。
もちろんいまは悔しい悲しいで、時間は必要だと思いますが……悔しいのはもちろんだけど、自分のよかったこともちゃんと受け止めて、この1年を終えてほしいですね。

──rre選手は今年チームリーダーも務められていましたよね。重圧なんかはなかったでしょうか。
rre:そう感じることもありましたね、でも、だからこそ、「俺がチームを勝たせるんだ!」という気持ちになれて、より成長できたんじゃないかと思います。負けたら俺のせい、勝ったら俺のおかげ、みたいな(笑)。
Vical:rreはチームリーダーとして本当にすごいと思うし、感謝する場面も多かったです。
春は選手たちがみんな「LGG」から離れてしまって、チームを続けるのが難しくなって、解散まで視野に入れていました。でもrreが「俺のロールが変わってもいいから、選手を探してチームを続けましょう」と言ってくれて。
それを聞いたとき、「リーダーシップのある選手だな」と思いました。チームのために自分を切り捨てるような決断もできる、すばらしい選手です。
──SnowRabbit選手は、今年が初の「LJL」参戦でした。改めてプロという土俵に立ってみて、どうでしたか?
SnowRabbit:一番は、プロとしてお金をもらうありがたみとかを良く知れたと思います。今日もステージに立って、一個のプレイとか操作で歓声が起きて、その感覚が本当に「いままで練習してきた価値があったな」と思えました。

──歓声が起きるのは有観客でのオフライン大会ならではですよね。チームリーダーであるrre選手としては、こういった舞台での試合はどう感じられましたか?
rre:応援してくれる人とか、目の前に自分たちを応援してくれる人がいることを改めて実感しました。SNSとかでも応援をしていただいているんですが、オフラインだと目の間にいるので、「めっちゃいい経験したな」と思いましたね。
だからこそ、勝利を届けられなかったのが悔しいです。つぎまたこういうチャンスが来たときには、絶対に勝てるように、今日の経験も糧にして頑張りたいです。

──ありがとうございます。長年「LJL」に携わっているVicalコーチにお聞きしたいのですが、これからの「LJL」に求めることはあるでしょうか。
Vical:「LJL」で活躍している日本人選手たちにお伝えしたいのですが、もっと、もっと頑張ってほしいです。“頑張る”の基準はそれぞれにとって違うとは思いますが、それでもまだまだ低いところにその基準があると思っています。
ほかの地域に比べて、日本人選手に才能が無いわけではないんです。ただ本当に、頑張りが足りていない。
──練習量が足りていないと。
Vical:そうですね。「LJLはどうすればもっと良くなるのか」という話はたくさん出ていますが、基本的には選手自身の技量が上がらない限りはダメだと思いますよ。
「LJL」自体の人気を上げるために、一番大事なのは何よりも競技力。スポンサーとか会社とか、そんなことよりももっと優先的に取り組むべきなのは練習なんです。日本で、「LJL」で、活動してプロ選手になりたい人、いま活動している人は「まったく練習量が足りていない」ということを本当に強く伝えたいです。
──長年日本の競技シーンを見てこられたからこそのお言葉だと思います。ありがとうございます。では最後に、rre選手からファンの方々にメッセージをお願いいたします。
rre:ファンの方々が応援してくれたからこそ、ここまで来られたのだと思います。来年チームとしてはどういう形になるかわかりませんが、僕たちメンバーそれぞれのことをこれからも応援していただけたならとてもうれしいです。改めまして、「LGG」を応援していただきありがとうございました!
どの選手からも、まだ悔しさが見えてくるようなインタビューになりました。ただ、この「LGG」は若手中心。今年素晴らしい活躍を見せたSnowRabbit選手もまだ17歳と、まだまだこれからの成長を期待できる選手ばかりです。Vicalコーチの発言通り、この経験を経てどういった選手に成っていくのか、今後とも注目していきたいですね。
「LJL」の次なる戦いは、「FENNEL」による「LCP昇格戦」へ。試合は11月10日~13日に行われる予定です。
<取材、執筆:オクドス熊田/編集、撮影:松田和真>