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6月21日のプレイオフをもって終結した『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のストリーマーリーグ「LTK(League The k4sen) シーズン: パンデモニウム」。グランドファイナルでは、「🟠Dahlia Diadem」が「🔴Camellia Crown」を破り、シーズン3の王者となりました。
本稿では、「🔵Iris Tiara」のYuhiさん、apaMENさん、ThintoNさんへのインタビューをお届け。元LJLプレイヤー、そして現役コーチの3名に、「LTK」を戦い抜いた感想や個性溢れるチームメンバーの思い出について伺いました。

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――まずは、MASTERSの新設と出場が決まったときの心境をお聞かせください。
Yuhi:まさか自分に声をかけてもらえるとは思わなかったので、驚きましたね(笑)。
元々プロとして活動していて、チームゲームをプレイすること自体がすごく好きだったので、プロを引退した後もこうして大会に出場する機会をいただけて嬉しかったです。
CerosさんやEntyさん、さらにその前の世代であるRainbrainさんなど、今ではもう戦う機会がないと思っていた選手たちや、同じチームのapaMENさん、ThintoNさんたちと、再び『LoL』をチームゲームで戦えるということがめちゃくちゃ楽しみでした。

apaMEN:僕は「LTK」自体が去年からすごい盛り上がっていたので、出場できることは光栄だなと思いました。
一方で、不安もありました。ここ3年ほどはコーチとしての活動がメインで、『LoL』のプレイ自体をほとんどしていなかったので、「うまくプレイできるかな?」と。しかも、レーンの対面となるWashidaiさんやぽんさん(Yutaponさん)はもちろん、らいじんさんも普通に上手いので、しっかりと自分でも練習しないといけないなという不安が大きかったですね。
――楽しみよりも、不安の方が勝っていたという感じですか?
apaMEN:いえ、どちらもありましたね。ソロランクよりも競技的なチームゲームの方が好きなので、そういった競技シーンをもう一度プレイできるという楽しみもたくさんありました。

――ThintoNさんはいかがでしょうか?
ThintoN:僕も以前から「LTK」を見ていて、出場している人に個人的なコーチングなどもしていたので、今回自分が選手として出場することになって驚きました。僕もまさか自分が選ばれるとは思ってなかったですね。
ただ、Yuhiさんとは逆に、僕はかなり昔にプロをやっていた側なので、最近プロを引退したばかりの新しい世代のプレイヤーたちと一緒にプレイできることが楽しみでした。

――Yuhiさんから再び戦える楽しみがあるとのお話もありましたが、MASTERSは「LJL同窓会」のようなイメージもあると思います。何か「懐かしさ」を感じる瞬間はありましたか?
Yuhi:それこそEntyさんとはプロ時代にBOTで対面することが多かったので、彼の動きをよく見ていました。戦っている中で「LJLでプレイしていたときはこんなふうに試合を動かす選手だったな」と思い出すことがありましたね。
それぞれ得意なプレイスタイルや癖、よく狙ってくるプレイなどの特徴は、LJLで対戦していた頃と変わらず残っていたので、「そういえばこの人はこういうプレイをする人だったな」と感じて懐かしかったですね。
apaMEN:僕は懐かしさよりも新鮮でしたね(笑)。Entyとはプロ時代にずっと味方だったので、今回敵として戦って狙い撃ちされたときに「こいつはなんでこんなにTOPに来るんだ」と思いながら、対面する側の新鮮さを感じました(笑)。
あとは、僕がプロをやっていた当時、EugeoやWashidaiはまだルーキーだったのでそこまで脅威じゃなかったんですけど、今回はめっちゃ脅威で「すげぇ上手くなってる」と実感しました。Yuhiにもそう感じたんですけど。
――ThintoNさんも戦える楽しみがあるとのことでしたが、何か「懐かしさ」はありましたか?
ThintoN:Entyとは現役時代からずっとBOTで対面していたんですが、当時以上に実力差が広がっている気がしました。
他のチームのADCを見ると「Haretti」「Zerost」「Day1」は全員元チームメイトで、一緒にBOTレーンを組んだことがあって、本当に「同窓会」みたいな感じでしたね(笑)。
――当時からEntyさんとは実力差を感じていたんですね。
ThintoN:そうですね...。いやでも!試合で勝つこともありましたし、互角にやり合えていました!

apaMEN、Yuhi:(笑)
ThintoN:ただ、現役時代もEntyはめっちゃ上手くて、個人的には日本人SUPの中で一番上手いなって思っていました。久しぶりにこうしてチームゲームで対戦してみると、「こいつ…めっちゃ強いな…」って感じて。Yuhiさんとかにも指摘されたんですけど、当時以上に差を感じましたね。
だけど現役時代は僕の方が強かったです!
――ThintoNさんの方が実力は上だったんですね。
ThintoN:あ、嘘です。すみません。一応、やり合えてはいました(笑)。
――今回、「IT MASTERS」は、苦戦した場面も多かったと思います。どのような要因があったのでしょうか?
Yuhi:「プレイオフ」のDAY1でやっと気づいたのですが、最も問題だったのは、自分たちの「勝ちパターン」を最後まで見つけられなかったことですね。これはバンピックやゲーム内の動きの面でも同様で...。
大会直前のスクリムは結構うまくいっていたんですよ。最初は、TOPにストロングサイドを置いて、BOTはどっちでも対応できる、という「TOPを強くする構成」を練習していました。でも途中からその練習をしなくなって、自分たちの勝ち方がわからなくなってしまったんだと思います。
終盤にそのことに気づいたものの、そのときには練度を高める時間がなくて、本番のバンピックの問題も重なり、うまく機能しなかったですね。このことに序盤に気づいて、1ヶ月半しっかりと練習できていたら、このような結果にはならなかったと思います。
apaMEN:(Yuhiさんと)まったく同じ意見ですね。僕はナーやヨリックを使って1人でサイドレーンを押し込むプレイが得意なんですよ。でも、今回はBOT(Yuhi・ThintoN)がめっちゃ強かったので、サイオンとかやってみたんですけど、慣れていなかったからあまり上手くできなかったですね。
そうなることもわかってはいたんですけど、正直僕はストリーマーじゃないから目立ちたいという気持ちもなかったんで、できればYuhiとかが目立った方が良いかなって(笑)。
Yuhi:そんなこと気にしてたの!?(笑)
apaMEN:そう...。あまり強く言わなかったんですけど、結果このようになってやっぱ言っとくべきだったかなって、ちょっと思いました。

――ThintoNさんは、いかがでしょうか?
ThintoN:誰が悪いという話ではないですが、超大前提の話をすると、そもそもチームのバランスの問題はあったと思います。もし当時のLJLシーンを見ていた人に「どのチームが一番弱いか」というアンケートを取ったら、たぶんうちらのチームが選ばれていたと思うんですよ。
それくらい戦力に差があったので、しょうがない結果だなと思います。僕もSUPギャップがありましたし...。
ただ、スクリム自体は案外勝っていて、勝率40~50%くらいで戦えていたんですけど、本番が弱いやつが何人かいたり…。僕が一番弱いんですけどね…。
apaMEN:何人かいたんだ(笑)。
ThintoN:あとこれも大前提なんですけどバンピックが終わっている試合がいくつかあって…(笑)。インゲームがどうのこうのとかいうよりは、プレイオフ初日なんかも「これいけんのかな?」と思ってたら放送事故レベルでボコられてしまって、悔しいというよりかは気まずいという気持ちになりましたね。
二人はインゲームの話をメインにされていたと思うんですけど、僕はインゲーム以外の問題もあったと思います。
Yuhi:俺たちバンピック、下手だったんだな…(笑)。

――大会期間中には「たぬき忍者改造計画」もありました。
Yuhi:正直、たぬき忍者さんには申し訳ないことをしたなと思っています。俺も実力的にどうにかできたら、あそこまで追い詰めることはなかったんじゃないかと。あれほど酷なことを言うことにはならなかったと思うんです(笑)。たぬき忍者さんだけの問題ではなく、自分の実力や余裕が足りなかった部分もありますね。
――Yuhiさんは、「IT CORE」のメインコーチも務めていましたが、コーチングを行う上で意識したことはありますか?
Yuhi:僕がプロとして活動していた頃は、チームメンバーと話すよりもコーチとよく話すタイプでした。そのときにコーチが選手に教えるときの説明の仕方や話し方などコーチングの技術を直接体験した経験があったので、今回のコーチングでは当時のプロコーチのやり方を真似しながら、自分が持っている知識をできるだけわかりやすく噛み砕いて教えることを意識しました。
――apaMENさんは白熊つららさんなどTOPのコーチングをされていましたが、意識したポイントなどありますか?
apaMEN:ん~~~普段通りだったと思います(笑)。距離感があると教えづらいんですけど、白熊つららさんはめっちゃフレンドリーに接してくれたのでとてもやりやすかったですね。
――ThintoNさんはコーチングするときに意識したことはありますか?
ThintoN:リオン様(鷹宮リオンさん)は、別のイベントなどで1年以上前から教えていたりしたので、今回のコーチングもやりやすかったです。
たかやスペシャルさんに関しては、ゲーム内を見ても上手すぎてあまり言うことがありませんでした。レギュラーステージが進むにつれて僕が1勝5敗、たかやさんが5勝1敗になり、コーチ面して何か言うのもアレだったので、あまり触れなかったです(笑)。

――今回の大会を通じて、一番思い出に残っているエピソードがあれば教えてください。
Yuhi:印象的なエピソードは2つあります。1つ目は、僕の部屋が信じられないくらい汚いのに、同じチームの白熊つららさんの部屋の方が汚かったことです。
――ど、どのくらいお部屋は汚いんですか?
僕の部屋は自分のYouTubeチャンネルに動画を載せているのですが、空のペットボトルや缶が机の上にも床にもギッシリあるし、食べ物のごみもあってヤバいんですよ。なので、今のLTKに出場している人のなかで僕の部屋が一番汚いだろうなって思ってたら、同じチームの白熊つららさんが「それ以上に汚いよ」と言ってたことに衝撃を受けましたね。実際に見てはないんですけど、俺より汚いやついるんだと思って。やっぱり下には下がいるんですね(笑)。
――なるほど...。もう1つのエピソードはなんでしょう?
Yuhi:2つ目は、単純に思い出なんですが、僕がコーチを務めたIT COREは、多分全チームのなかで一番仲が良いチームなんですよ。少し前に6人で食事に行ったんですが、そこからさらに仲が深まって、もとから何でも言い合えていたけど、もっと深い友達になりましたね。LTKが終わってもこのままずっと友達でいるだろうなと思います。
――ThintoNさん、印象に残っているエピソードはありますか?
ThintoN:Masters Cup DAY2で1勝してポイント獲得できたのが嬉しくて、『LoL』のゲーム内プロフィール欄に、「ポイントゲッター」って書いたんですよ。そしたら、たかやさんに「ポイントゲッターって何?」って言われて(笑)。(1勝しかしていないので)そりゃそうなんですけど...。
それで、DAY3でまた僕らが2敗したら、「二度とポイントゲッターを名乗らないでください」って怒られたんです。それで気付いたら、たかやさんのプロフィールが「ポイントゲッター」になっていて、俺も何か変えなきゃと思って「元ポイントゲッター」に変えました。それが個人的には印象に残ってます(笑)。
あと、結果的にレギュラーステージを総合4位で終えちゃったんですけど、僕が「COREがもうちょっと頑張って6-0だったらな~」って冗談を言っていたら、誰かがそれをたかやさんにチクったらしくて。それがちょっと気まずかったな、というのもありますね(笑)。

――apaMENさんは何かエピソードはありますか?
apaMEN:いや、これ以上に面白いエピソードは僕の中にはないですね(笑)。

――(笑)。お時間になりましたので、これでインタビューを終えたいと思います。ありがとうございました!

<取材・執筆:まっつぁん/撮影・編集:松田和真>