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2026年5月24日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」Split2のプレイオフ(Knockout Stage)が開催され、レギュラーシーズン4位の「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)」が、同5位の「Relove Deep Cross Gaming(DCG)」と対戦しました。
Bo5で行われたこの試合。Game1では序盤戦から鮮やかなタワーダイブを成功させるなどSHGが優位を築いていきますが、集団戦で巻き返したDCGが逆転し先勝。Game2も勢いそのままにアクションを立て続けに成功させ各レーンでリードを作る理想的な展開で勝利し、一気に王手をかけます。
後がないSHGはGame3でトランドルJGを採用すると、MID・BOTでガンクを決めるなど有利な試合運びへと持ち込みますが、DCGも逆サイドアクションを何度も決めて対抗。互角の展開から最後はチーム全体で上手く連動したDCGがネクサス破壊までつなげ、シリーズは0-3のストレートでDCGの勝利となりました。
試合後、SHGのBOTを務めるMarble選手にインタビュー。試合やSplit2全体の振り返りについて聞きました。
――対戦お疲れ様でした。残念な結果となりましたが、現在の率直な感想から教えてください。
Marble:スクリムでもちょっと上手くいっていなかった部分が本番でも出てしまいました。オブジェクトファイトが重要なシリーズで一度も上手く戦えなかったことが心残りですし、悔しいですね。
――対戦相手のDCGはシーズン順位こそ下でしたが、Split1のプレイオフで敗れた相手でした。対戦に向けてチームや個人で意識していた部分はありましたか?
Marble:DCGは(JGの)Pop9選手がイレギュラーなガンクルートを好む傾向があるプレイヤーで、1キャンプだけ食べてBOTレーンに走ってきたり、何十秒も隠れてまでガンクを狙ってくることも考えられるので、そこはチームで声をかけあってケアするようにしていました。

――Game1とGame3では序盤にリードを奪うものの、そこから逆転を許してしまう展開となりました。公式配信のインタビューでも触れられていましたが、チーム全体として特に課題が残ったのはどのフェーズでしょうか。
Marble:やっぱりオブジェクトファイトですね。有利なポジションを取れていたり、ゴールド的に有利で相手よりも強かったりという状況のはずなのに、ポジションを奪われてバラバラになって、ファイトに負けてしまいました。スクリムでも修正できていなかったので、そこが出てしまいました。
――シーズン途中から特に調子を落としてしまう結果になりましたが、これは自分たちの足並みが揃わないことによる影響が大きかったのか、相手チームによる“SHG対策”が進んだのか、どちらだったのでしょうか。
Marble:その両方あると思っています。僕たちも1回負けてしまってから上手くメンタルを立て直せなかった部分もありますし、チャンピオンプールも上手く広げられなかったので、対策されて苦しくなる結果にも繋がりました。

――チームとしてはSUPのVsta選手がかなり幅広いピックにチャレンジしていましたが、BOTレーンは使用されるチャンピオンがそもそも限定的で、かつ主導権が大事な中でプールを広げていくのはかなり難しいことだとは思いますが。
Marble:そうですね。今のLCPだとMVKのHarky選手はメイジがすごく上手なので、彼くらい扱えると幅も出てきますし、今日はFeng選手が使っていたゼリも今は悪くない(評価の)チャンピオンなので、もっと高いレベルで使いこなせるようになれたらとは思います。
――Marble選手個人にフォーカスすると、以前から「安定性だけでなくリスクを取るプレイもできるように」とお話されていましたが、Split2を通して自身のパフォーマンスについてはどう感じていますか。
Marble:Split1から考え方を変えたといいますか、メンタルがすごく大事だと思って精神的な面でも変化を加えたので、前のシーズンからは向上したのかなと感じています。
――これでSplit2は敗退となりましたが、次はWorlds出場権を争うSplit3が待ち受けています。そこへ向けて、どういったことをチームで実現していく必要があると思いますか。
Marble:レーンや中盤のマクロは問題ないと思うので、オブジェクトファイトで自分の役割を再確認して相手のミスを鋭く突けるチームにならないとWorldsには行けないと思いますし、仮に行けたとしても勝てるチームになれないと思うので、みんなで上手く修正出来たらなと思います。

――今日は0-3という結果でしたが、先日まで行われていたEsports World Cup(EWC)予選でもリーグ首位のTSWを相手に1-2と惜しい試合も繰り広げていました。チームとしてポテンシャルがあることは間違いなく示せていると感じます。
Marble:そうですね。リーグも勝ち越しで、台湾勢にもベトナム勢にもしっかり勝利を挙げられていますので、僕たちが戦えるチームであるという手ごたえはあるので、Split3でも怖気づくことなく戦っていきたいです。
――スクリムでも課題が残っていたということで、どうしてもチームとしても重たい雰囲気はありましたか?
Marble:Split1の頃は僕が落ち込むというか、ちょっと「どうしよう……」となってしまうこともあったんですが、今季は雰囲気が落ち込むこともなく、雰囲気良くやれてはいたと思います。
――それを聞いて少し安心しました。しばらく休んでまた夏の戦いが始まります。台湾の夏の過ごし方や楽しみは見つかっていますか?
Marble:本当に外に出ないので……(苦笑)。季節関係なくコンビニや外食での“食”が楽しみですかね。
――ありがとうございます。最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
Marble:良い所まで勝ち進みたかったんですが、残念ながらプレイオフ初戦敗退となってしまって、内容も良くなかったので、みんなで修正していくしかないと思っています。Split3も引き続き、応援よろしくお願いします。

4月4日に開幕した「LCP 2026 Split2」は、全8チームによるBo3のシングルラウンドロビンでレギュラーシーズンを実施。上位6チームがBo5形式のプレイオフへと進出しており、プレイオフ優勝チーム、そして試合結果や順位に応じて加算される「チャンピオンシップポイント」最上位チームが国際大会「MSI」への出場権を手にします。
本日の結果によりSHGは敗退となりましたが、6月7日のグランドファイナルにてLCP Split2のチャンピオンが決まります。