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4月5日に行われたVCT Pacific 2026 Stage 1 DAY 3にて、ZETA DIVISION(ZETA)とRex Regum Qeon(RRQ)が対戦しました。お互いがピックマップを取得し、最終マップまでもつれ込む接戦の結果は、マップカウント1-2の僅差でZETAが敗れる形となりました。
Kickoffでは思うようなプレイが出来なかったZETAでしたが、Pacific優勝経験もあるRRQに対して終盤まで優勢な試合運びを見せました。メタも変わる中、コーチ体制も変わり、チーム内の方針も変わる中でZETAはどのように成長して来たのでしょうか。
本稿では試合後に行われたSyouTa選手への独占インタビューの模様をお届けします。惜敗となったRRQ戦の悔しさから、コーチ体制を含むチームとSyouTa選手自身の変化、最近のチームの様子から、古巣MURASH GAMINGへの思いまで伺いました。

――RRQ戦の感想をお願いします。
SyouTa:マジで悔しいです。特に3マップ目のヘイブンでは、自分たちが普段練習していることなどは出せるところは出せていました。ただ、やはり相手がすごい経験を積んでいて、試合中のカウンターや対策を感じました。その「対策への対策」を考えるのが、すこし遅くなってしまって勝ちきれなかったと思っています。
みんなで話しましたが、やはりRRQとの初戦は勝てていたら本当に大きかったですね。勝ちたかったです。
――スプリットの防衛では、ZETA側からアプローチしていってファイトをするというところが非常に上手くいっていたように見えました。こうしたミクロのディテールは、日々の練習から意識しているのでしょうか?
SyouTa:そうですね。自分たちの構成は2ダイブが多いので、どうしても守りきれない部分があります。だからこそ、逆に自分達から行けるファイトは先にやろう、という感じで練習してきました。
――ヨルが主体のメタから変わって、今ではネオン・ウェイレイといった2ダイブが主流になっています。センチネルを使っているSyouta選手としては、どのような変化を感じていますか?
SyouTa:メタが2ダイブになってから、センチネルが刺さらないわけではないですが、サイト中での耐えやワイヤーを使ってのキル、あとはハイラインを詰めるといった動きが、どうしてもやりにくくなっています。普段だったらサイトでずっと耐えられる分、2ダイブなどのキャラが多いとどうしてもエリアを潰されてしまって、サイト耐えができないですね。
――THE XQQ AND CROW SHOWでも防衛の形が上手くいっているという話がありました。RRQ戦ではその力を発揮できましたか?
SyouTa:普段のうまくいっているときを10としたら、RRQ戦は6か7ぐらいはできていたと思います。ただ、接戦だった分、色々と細かい部分が抜けてしまったり、ケアしきれなかったりしたという部分で、残りの3ができなかったと感じています。
――惜しくも敗戦となりましたが、試合後のチームの雰囲気はどうでしたか?
SyouTa:最後負けてしまって、やはりみんな悔しい気持ちでした。「絶対勝てた」というような雰囲気です。
――普段の雰囲気はどんな感じですか?
SyouTa:勝ったときも負けたときも「もっとこうできたらいいよね」というミスを先に話します。あとはそんなに変わらないというか、勝ったときはもちろん笑顔も増えますが、チームの雰囲気的にはずっといつも通りですね。勝っても負けてもみんなフィードバックすることはして、そんなに「うわ、マジか」と落ち込んでいる人はいないと思っています。

――コーチ体制の変更がありましたが、チーム内で具体的な変化はありますか?
SyouTa:変わった部分といえば、今まではプロトコルなどをちゃんと決めて、みんなでそれにフォーカスする方式でした。現在もプロトコルは一応ありますが、「どう進むか、どう試合を動かすか」を選手全員で決めることになったので、そこは結構変わりましたね。みんなめちゃくちゃ喋るようになっています。
――それは試合中の話ですか?
SyouTa:試合中もそうですし、普段の練習中も「こういう部分をもっと良くできるんじゃないかな」といったアイデアを、みんながどんどん発言するようになっています。
――THE XQQ AND CROW SHOWでも「スクリムが上手くいっている」とのことでしたが、今も順調ですか?
SyouTa:そうですね、変わらないです。

――RRQ戦では「強いSyouta選手が戻ってきた」という印象を受けました。個人的な感触はどうでしたか?
SyouTa:自分は今までの練習通りでした。「やば、今日超強いわ」みたいな感触はありませんでした。今まで通りに考えて動いて、キルを狙うような動きもそこまでしていないです。
ただ、変わったことが1つあるとしたら、キックオフや昨シーズンは考えることが多くて集中できず、撃ち合いで負けてしまったりしていました。現在はみんなが集中するときはちゃんと集中して、やることが鮮明に決まっています。それでやっと、自分のパフォーマンスが出せるようになったと思います。
――「舐められている」というお話や、チャレンジャー精神という話もありました。それについてはどういったマインドなんですか?
SyouTa:キックオフから、やはりZETAは「舐められているチーム」と思っています。逆に僕らはそのおかげでストレスを感じていないというか、「みんな俺たちのこと舐めてるから、逆に相手が緊張するだろうな」と考えています。「ZETAに負けたらやばい」と相手が思っているから、こっちはリラックスして、ミスがないように大会に挑もうというマインドです。

――Absol選手が朝6時にシャワーを浴びているという話もありましたが、共同生活での面白いエピソードはありますか?
SyouTa:ありますね、やっぱりAbsol君が。今回も深夜3時か4時くらいにリビングからドライヤーの音が聞こえてきて、一度目が覚めるんですよ。「またAbsol君だなあ」って思ってます。彼は変わらないですね。
――他にも面白かったことはありますか?
SyouTa:SugarZ3roが、練習の合間の昼ご飯のときに、BGMを弾いてくれるというか。ご飯を食べている時間だけ、ピアニストになってますね。
――みんなが食べている横で、弾いているんですか?
SyouTa:そうです。ちょっとしたストレス発散みたいなものなのかもしれないですね。少し弾いて、ご飯を食べて、練習に戻るという感じです。
――X(Twitter)のアイコンをMURASH GAMING時代のままにされていますが、MURASH GAMINGオーナーの加藤純一さんの熱いウォッチパーティはどう感じていますか?
SyouTa:本当に感謝しています。加藤さんはどん底に落ちたときの自分を食い止めて支えてくれました。僕にとって加藤さんは恩人ですね。アイコンに関しては、何も言われなければ、ずっと使っていこうかなと思っています。
――明日(4月6日)には、Challengers JapanでFENNEL対MURASH GAMINGの試合があります。どちらも古巣ということで難しいかもしれませんが、どちらを応援しますか?
SyouTa:断然MURASH GAMINGを応援します。僕たちが本当に惜しくもRRQに勝ちきれなかったので、明日は仇を取るわけではないですが、勝ってほしいです。勝って一緒に喜びたいです。
――最後にFULL SENSE戦への意気込みをお願いします
SyouTa:キックオフのFULL SENSE戦は自分たちのミスが多すぎて勝利を落としてしまいました。最近は練習から自信満々でプレイできているので、来週のFULL SENSE戦、全力で挑んでリベンジします。
――ありがとうございました!
RRQに惜しくも敗北したZETA DIVISIONは次戦、4月12日(日)にFULL SENSEと対戦します。