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2026年2月14日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」Split1のKnockout Stage Day3の対戦が行われ、レギュラーシーズン6位の「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)」が、同1位の「Team Secret Whales(TSW)」と対戦しました。
Round1で「GAM Esports(GAM)」を3-0で破った勢いそのままにGame1ではSHGが先行。遭遇戦の勝利から丁寧に試合を進めるとTSWの反撃を封殺し、鮮やかな試合運びで1ゲームを先取します。
続くGame2も光る個人技で互角以上の戦いを見せますが、バロン前の攻防でTSWがバックTPを決め4キルとバロンを獲得して一気に押し切り1-1のタイスコアに。Game3では最序盤のファイトで得た2キルを足掛かりにTSWが一気にスノーボールを成功させる盤石の試合運びで1-2と逆転します。
迎えたGame4ではSHGがノクターン&タリヤの機動力を生かしたピックで何度もアクションを成功させますが、TSWもひたすらゴールドを集めたBOTのEddieを完璧に守り切って集団戦を制し、ゲームエンドへ。BO5は1-3でTSWの勝利となりました。
試合後、SHGのBOTを務めるMarble選手にオンラインインタビューで試合の感想を聞きました。
――試合を終えて、率直な感想から教えていただけますか。
Marble:個人的な感想としては、BO5での対戦経験不足を感じましたね。LCPに来てからは(2日前の)GAM戦が初のBO5で、今日が2回目でしたけど、ゲームが進むごとに対応力やチャンピオンプールの狭さが出ちゃったかなという印象です。
――シリーズを振り返ると、Game1ではSHGが非常にスムーズな展開で勝利しましたが、Game2の中盤以降からTSWが上手く巻き返してそのまま勝ち切っていく流れになりました。
Marble:ゲームごとにピックできるチャンピオンも減っていく中で、Game2は勝てる試合だっただけに、それを落としてしまったのが痛かったですね。
Game3の僕たちは「ただファームだけしてゆっくりゲームを進めて、最後に集団戦を見る」ような構成だったんですけど、最初のスカトルファイトで負けてしまってからズルズル行ってしまって。(Game2から続く)良くない流れだったので、そこの切り替えがうまくできなかったのかなと思います。

――フィアレスドラフトでのBO5は試合ごとにガラリと構成が変わるので、プレーを変えることも必要になってきますね。
Marble:そうですね。
――結果は残念でしたが、Game1は綺麗な勝利でしたし、Game2とGame4もペースを握っている時間帯は多く、地力を感じました。前回のインタビュー時に「1つ勝てれば流れに乗って勝っていけると思う」というコメントもありましたが、その通りチームの勢いがあると感じます。やはり自信を持ってプレイが出来ている手応えはありますか。
Marble:そうですね。今日はGame1の戦い方が自分たちが用意してきたものだったのですごく自信を持ってやることができました。ただ、BO5は本当に”流れのゲーム”だと思っているので、Game2を取れなかったことが流れの面でも良くなくて、そこからうまく対応できなかったですね。

――シーズン序盤は苦戦がありましたが、今日の内容も含めてチームの完成度は高まっている印象です。Marble選手の目線でチームの良くなったと思うポイントがあれば教えてください。
Marble:中盤以降の運営もそうですし、集団戦も徐々に良くなってきてはいると思います。僕たちが「コーチがやろうとしている『LoL』」に合わせてプレイできるようになったかなと感じていて、すごく積極的にターンを回して、相手に隙を与えずに仕掛けていく"すばやい『LoL』”ができるようになっているのかなと。
――冒頭でもピックプールのお話がありましたが、現状ADCはピックされるチャンピオンの選択肢が少ないロールだと思います。BO5での戦いを見据えて普段の練習からトップティアではないチャンピオンの練習も取り入れているのでしょうか。
Marble:レギュラーシーズン中のスクリムではやっぱりBO3までしか想定しないんですが、最近はBO5を想定した練習もしています。それでも僕たち自身BO5の経験が少ないこともあってまだ時間が足りない感じはあるので、もう少し時間をかけて自信持ってピックできるチャンピオンを増やしていきたいですね。
――ドラフトや戦術面に限らず最大5試合戦うとなると集中力や体力的にもかなりハードルが高いと思われますが、Marble選手のLJLやPCSプレイオフでの戦いを見ていた頃はむしろ長期戦は得意な方かなというイメージです。
Marble:そうですね。僕は普段から結構ハードにできるタイプの人間なので、そこはあまり気にせずできるかなと思います。

――今日はチームとして課題も残る内容ではあったとのことですが、まだローワーブラケットでの対戦が残っています。このプレイオフを勝ち抜くことはもちろん、今年の大きな目標である「Worlds出場」を見据えるにあたっても、Worlds出場3枠のLCPにおいて勝って3位以上を確定させることの価値は大きいと思います。次戦に向けての意気込みをお願いできますか。
Marble:今残っているチームでは個人的にはTSWが一番強いとは思っていますが、他も遜色ない実力がありますし、4チーム拮抗してる状態なので十分1位も狙えるポジションだと感じています。
次までは少し期間が空くので、しっかりこの練習期間を使ってチームとしての団結力や個人の実力を伸ばして、BO5に臨める姿勢を作っていきたいです。
―― ここで練習期間を取ってまた試合が出来るという点でも、一昨日GAMに勝てたことがめちゃくちゃ大きいですね。
Marble:そうですね。個人的に3-0っていう結果はあんまり予想はしてなかったので、すごく大きい勝利だと思います。

――ありがとうございます。ちなみに台湾での生活も2年目に入って、慣れや攻略は進んでいますか?
Marble:そうですね……やっぱり日々練習練習で外に出る機会がないので、正直台湾にいるっていう実感もあんまないくらいで、言えることは無いかもです(笑)。
――日本と変わらない生活が出来ているということですね(笑)。次の試合も応援しています。
Marble:ありがとうございます。
台北のLCP Arenaで開催されている「LCP 2026 Split1」は、全8チームによるBo3対戦のシングルラウンドロビンでレギュラーシーズンが行われ、上位6チームによるKnockout Stageが進行中。優勝チームはブラジル・サンパウロで開催される国際大会「First Stand」への出場権を手にします。
本日の結果でローワーブラケットへと回ったSHGは、15日に行われる「Relove Deep Cross Gaming(DCG)」と「Ground Zero Gaming(GZ)」との試合の敗者との対戦へ。春節による1週間の休みを挟み、2月27日(金)に次回の対戦が予定されています。