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SHG Van「不利な状況からでも勝てるジャングラーになりたい」―SHGがDFMを相手に2-0で勝利し、プレイオフ進出への望みをつなげる【LCP 2026 Split 1】

2月7日に行なわれたSHG vs DFMの試合終了後、SHGのVan選手にオンラインでインタビューした内容をお伝えします。

スイニャン

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『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」。Split1のレギュラーシーズンが最終週を迎え、2026年2月7日にはFukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)とDetonatioN FocusMe(DFM)の日本チーム対決が繰り広げられました。

Game 1は序盤から積極的にファイトを仕掛けていったSHGがキルを獲得し、ゴールド面で大きくリードを掴みます。その有利を土台にオブジェクトを次々と狙っていき、最終的に見事なスノーボールでSHGが試合を制しました。続くGame 2も序盤はSHGが有利な展開となったものの、今度はDFMが中盤のヘラルドファイトで勝利し逆転します。しかしその後の集団戦で勝って再び有利を取り戻したSHGが、すべてのレーンを押し切ってDFM本陣へと乗り込みネクサスを破壊。これにより2-0でSHGの勝利となりました。

試合終了後、SHG Van選手にオンラインでインタビューさせていただきました。この日の試合内容はもちろん、チームに合流してからのことも色々とお伺いしたので早速ご覧ください。

「Game 2では僕が完全に動揺してしまったと思う」

――Van選手、勝利おめでとうございます!

Van:ありがとうございます。

――まずは今日の試合を振り返っての感想から聞かせてください。

Van:勝てて嬉しいには嬉しいんですけどまだ試合会場でちょっと緊張してしまうっていうのがあって、スクリムや練習室ではできている自分の本当の実力やプレイをまだ見せられていないと思うので、悔しい気持ちがすごく残っていますね。

――そうなんですね。ですが今日のGame 1では、素晴らしいプレイを見せてくれました。序盤から相手ジャングルに積極的に入っていき、グロンプを獲ったあとそのままミッド側でファイトになったときに2キルを獲れたのが大きかったと思います。あのプレイは作戦として狙っていたのでしょうか。

Van:自分たちが有利な状況でカウンタージャングルに入れれば、相手としてはファイトが難しくなるのでほかの場所でファイトを起こすか、またはすべてのリソースをそこに出しきるかしかなくなってしまいます。今回はちょうどそういった状況になったので狙ってプレイしたところ、めちゃくちゃ上手くいきましたね。

――本当に素晴らしかったです。ところがGame 2は、Game 1とはまったく違うゲーム状況になりました。ヘラルドファイトで負けてゴールド逆転、さらにドラゴンスティールまでされてVan選手としても大変な試合だったかと思います。最終的にはチームが一丸となって勝利をもぎ取りましたが、不利な状況からどのようにゲームを進めていこうとしていましたか。

Van:Game 2では試合中、僕が完全に動揺してしまったと思います。だからドラゴンスティールも許してしまったし、良くない判断をしてヘラルドもそうですしほかの面でもミスが出てしまいました。そんななかでほかの選手たちが口々に「大丈夫だよ」「ゆっくりプレイしていいよ」と声をかけてくれて、どうすればゲームに勝てるかについて教えてくれたんです。そのおかげで無事に勝つことができました。

――そうだったんですね。開幕戦で現地取材をした際に、SHGのほかの選手たちから「Van選手とは面識がなかったけど徐々に仲良くなっていった」と伺っていたのですが、いまのお話からすると本当にすごく仲良くなれたんだろうなと感じました。Van選手から見て、ほかのSHGメンバーはいかがですか。

Van:僕はチームみんなの仲が良いことも、チームを構成するにあたってとても重要なことだと考えています。そして実は僕がチーム内で一番年下なんですよ。だから僕が先輩たちとわちゃわちゃしたりコーチ陣の前でふざけたりしているうちに、みんなが仲良くなれたと感じています。

――可愛い弟分みたいなポジションなんですね。ちなみに誰と一番仲がいいですか。

Van:一番よく話すのはMarble選手ですね。Marble選手といると面白くて、顔を合わせただけでお互いに笑っちゃうような感じになります(笑)。

2v2をやると緊張もほぐれるし面白いとも感じている

――ここまででSHGの仲の良さがすごく伝わってくるインタビューになっているのですが、インゲームにおいてはジャングラー目線でどんなチームだと感じているかお伺いしたいです。

Van:SHGに入ってから、僕はCorgiヘッドコーチとMaruコーチに色々なことを教わっています。序盤に相手ジャングラーに勝つ方法だったり味方のレーナー達を楽にさせる方法だったり、とにかくLoLについてめちゃくちゃ教わっているんです。そのおかげで序盤は僕がメンバーたちを引き連れてゲームするようにしていて、その後はミッドやトップやサポートとコミュニケーションを密にとりながらゲームしていくっていうスタイルになりました。

――Van選手がSHGに加入して以降、今回がFISTBUMPでの初めてのインタビューとなりました。去年QT DIG∞がLJLで優勝したときの合同インタビューが最後にお話を伺ったタイミングだったと思うのですが、今年からLCPで戦ってみていかがですか。とくに、LJLとの差はどんな点にあると感じていますか。

Van:去年の僕といまの僕は全然違うと思っています。LJLにいたときは、自分がやりたいプレイをしてもチームとして上手くいかないことが結構ありました。ですが自分がミスをしてしまったとしても、対戦相手もそれを上手くキャッチできなくて助かることもかなりあったんです。ところがLCPに来てからは全然違っていて、選手たち全員のレベルが本当に高いなと感じました。思いもよらないところで厳しい戦いを強いられる状況も多々ありましたし、逆に自分がやりたいプレイをメンバーたちが上手く支えてくれたことも何度もあったんです。そういうところで、確実にレベル差を感じましたね。

――LCPならではと言えばゲームのサイド選択権を2v2で決めていますが、このルールについてVan選手はどう感じていますか。また、今日はVan選手がVsta選手と出場しましたが、相手もジャングル・サポートだったのはひょっとして事前にDFMと相談していたんでしょうか。

Van:DFMもジャングルサポートだったのは偶然でした(笑)。実は2v2って、みんな恥ずかしがってあんまりやりたがらないんですよね。だけど僕はむしろ2v2をやると緊張もほぐれるし面白いとも感じているので、今日はVstaさんと一緒に出ることにしました。

――なるほど。では、個人的に心がけていることや、目指しているプレイスタイルなどがあれば聞かせてください。

Van:LoLというゲームは、自分が勝っているときは勝ちやすいゲームだと思うんですよ。大きなミスさえしなければ、勢いに乗ってそのまま勝つことができるので。だからこそ、負けているときにひっくり返せるジャングラーが本物の強い選手だと思うんです。自分もそういった不利な状況からでも勝てるジャングラーになりたいです。そして今日のマルファイトみたいに、重要なスキルを温存せずに使っちゃうようなプレイは今後しないように心がけたいですね(苦笑)。

――プレイオフ進出は明日のGround Zero Gaming 対 MVK Esportsの結果次第となりましたが、最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

Van:僕らがプレイオフに進出できるかどうかは自分たちの手にかかっているわけではない状況なので明日祈るしかないんですけど、次のシーズン以降はこんなことがないように自力でプレイオフにも進出して、もっと強くなって世界大会にも出られるように頑張ります!


台北で開催されている「LCP 2026 Split1」は全8チームによるBo3対戦のシングルラウンドロビンでレギュラーシーズンが行われ、上位6チームがBo5形式のプレイオフへと進出。プレイオフで優勝したチームはブラジルで開催される「First Stand」への出場権を手にします。

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