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2026年2月5日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」の2026年シーズンSplit1のWeek4Day1の対戦が行われ、「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)」が、VCS地域の「GAM Esports(GAM)」と対戦しました。
Game1では中盤までイーブンで進む展開となり、SHGはバロンの獲得で優位に立つもすぐさまGAMも集団戦で盛り返すなど両チーム互角の戦いを繰り広げるロングゲームに。ヘクステックソウルを得たGAMがジリジリとSHGを追い詰めると、最後はエルダードラゴン獲得と共に押し切り、45分に及ぶロングゲームを制します。
続くGame2は序盤のソロキルを足掛かりにGAMがサイドレーンでの優位を生かす展開に。鋭い仕掛けでSHGもキルを返しますが、乱戦になるとバックラインに届くGAMの構成の強みが発揮される形となり、スノーボールに成功。そのままゲームを畳みかけ、2-0でGAMの勝利となりました。
試合後、SHGのTOPを務めるEvi選手にインタビュー。試合の振り返りやレギュラーシーズンも佳境を迎えているSplit1の印象を聞きました。
――インタビューよろしくお願いします。まずは今日のご自身のパフォーマンスを振り返っていただけますか。
Evi:(GAMのTOPの)Kiaya選手はかなり上手いプレイヤーなので大丈夫かなという不安もちょっとあったんですが、大きな問題はなくTOPレーンは過ごせていて悪くなかったなと。ただ、もうちょっとできたこともあったなとも思いますね。
――1ゲームずつ振り返りますと、まずGame1は試合そのものが接戦のまま長時間進行するロングゲームで、ヒリヒリする展開でした。今思い出せる範囲で、勝負を分けたポイントがどこだったと考えていますか?
Evi:そうですね……お互いに痛み分けで終わるファイトが多かったんですけれど、そこで勝ちきれなかったのが痛かったかなっていうのは思いますね。その集団戦の結果が少し変わっていたら、試合の結果も変わっていたと思います。

――続いてGame2はサイオンでアンベッサとの対面になりましたが、アンベッサは先日の「MVK Esports(MVK)」戦でEvi選手が使用しての活躍もあり、強いピックという印象です(ゲーム前時点で5勝7敗)。Evi選手目線ではどのような評価ですか?
Evi:僕はかなり強いチャンプだと思っていますし、Game2ではBANしたい思いもあったんですけど、他レーンとの兼ね合いなどもあってオープンになりましたね。ただ、もちろんタンクに比べると明らかにフロント性能は無いですし、序盤の弱さもあるので「完全無欠のチャンプ」という程ではないですよね。
――実際にサイオンで序盤のトレードを上手くこなしているシーンも配信に映っていました。このGame2は途中からMIDとマッチアップを入れ替えて対応したこともあって直接対面するシーンは少なかったのですが、今シーズンのTOPはロールクエストの影響もあってか「決着がつく」展開が多いように思います。
Evi:本当にその通りですね。先にタワープレートを食べた方がクエストを完了して、クエストの効果によって大きくスノーボールするので、一時的に「11レベル vs 9レベル」みたいな状況になることもありますよね。
――そういう面で見てもレーニングの重要性は高いシーズンと言えますが、今シーズンはソロキルするシーンも目立ちますし、安定感も見られます。自己評価はどうですか。
Evi:そんなに大きなミスはレーン戦でしてないとは自分でも思います。ザーヘンの試合だけミスってしまったんですけど、それ以外は平均点以上ぐらいは取れているんじゃないかなと。
僕らのチームはMIDとBOTも十分強いので、下側でゲームを作る分には僕もそこまでリスクをとってソロキルを狙わなくて良いと思いますし、マッチアップ通りに戦えれば良いかなという感じで戦うことも多いですね。
――今シーズンと言いますと、サイド決めの2v2も中々難しい要素で、今日はGAMもパイク&リサンドラという面白いCCチェイン構成でした。SHGは出場選手をどのように決めているのか聞いても良いですか?

Evi:誰が出るかは前日に“グッチョッパー”で決めています(笑)。本当にサイドが大事なマッチアップになったら勝率が高い組み合わせを考えて出ると思いますけど、今の『LoL』だと特にピック順はどちらにも強みがあるので、明確にどちらかが良いとは言えないんですよね。
――なるほど。ちなみに今日対戦したGAMはたまにサイドを選べる際に「レッドサイド」を選択するという珍しいケースも何度かあるんですが、やっぱりドラゴンへのアクセスを重視しているのでしょうか。
Evi:え、そうなんですね。それは……やっぱりドラゴンを重視してるからですかね。実際にGAMはドラゴンを取ることが多いチームですね。
――先週のMVK戦の勝利に続いて今日はGAMとの対戦でベトナム勢との連戦でしたが、本日も内容的には決して負けていませんでした。昨年はかなり苦しい展開を強いられることも多かったベトナム勢との対戦ですが、苦手意識のようなものもなくなってきているのではないでしょうか。
Evi:そうですね。結果が結果なのでこれを言っても負け惜しみにしかならないですけど、正直に言って今日も僕らが2-0で勝っていてもおかしくなかったなと思いますし、本当に差はないと感じます。去年やそれ以前の「ベトナム勢きついな」というようなイメージは、僕は全然感じてないですね。

――頼もしい言葉をありがとうございます。ちなみに先週の勝利ですが、2023年以前はそもそも対戦数が少ないこともあり、恐らく2017年の「Rift Rivals」以来の“対ベトナム勢”相手の勝利だったようです。
Evi:やば、そんなに前ですか?僕が出てた試合ですよね。
――はい。当時Rampage所属のEviさんが「GIGABYTE Marines」(当時)に勝利しています。ただ、次の勝利は決してそう遠くなることはないのかなとも。
Evi:そうですね。僕らもあと1歩(の完成度)なので、本当にそこを詰めたいと思います。
――次のDFM戦がレギュラーシーズン最終戦で、他のチームの試合結果待ちにもなるのですが、プレイオフに向けては勝利が必要な重要な試合となることは間違いありません。最後に意気込みをお願いします。
Evi:見ている皆さんにも伝わっていると思いますが、僕らの調子はどんどん上がっています。できる限りのことをマジで頑張りますので、ぜひ皆さん応援してもらえると嬉しいです!
台北のLCP Arenaで開催されている「LCP 2026 Split1」は、全8チームによるBo3対戦のシングルラウンドロビンでレギュラーシーズンを実施。上位6チームがBo5形式のプレイオフへと進出し、優勝チームはブラジル・サンパウロで開催される国際大会「First Stand」への出場権を手にします。
この結果で2勝4敗となったSHGの次戦は中1日で2月7日(土)、DFMとの日本チーム対決が予定されています。