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長いオフシーズンが明け、遂に2026年のVALORANT Champions Tourがスタートしました。VCT Pacificの開幕も1月22日(木)に迫っています。
2026年のVCT Pacificは日本のZETA DIVISIONとDFM(DetonatioN FocusMe)をはじめ、韓国、タイ、フィリピン、インドなどから総勢12チームが参戦。世界中で行われているVCTの中でも一際競争力が高く熾烈な地域であるPacificは観るものを魅了する熱いリーグです。
本稿はPacificの開幕に向けて、各チームを総ざらい、筆者が推す注目選手を含めご紹介していきます。開幕に向けて各チームの動向をチェックしましょう!
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
akame
Caedye
Meiy
SSeeS
yatsuka
VCT参戦以来、着実な歩みを続けるDFMは、昨シーズンは悲願の初プレイオフ進出を果たし、エースであるMeiy選手の目覚ましい活躍も相まって、今年は真価が問われる「正念場」のシーズンを迎えます。
オフシーズンには大きな刷新を実施。gyen選手とJinboong選手に代わり、RIDDLE ORDERから日本屈指の若手トッププレイヤーであるyatsuka選手とCaedye選手を獲得。ヘッドコーチにVorzコーチを迎え、コーチングスタッフも大幅に強化されました。なお、VorzコーチとNorthernLightsコーチはNortheption時代から現在まで密接に連絡を取り合ってきた間柄。再びタッグを組むコーチ陣の采配にも注目が集まります。

ZETA DIVISIONアカデミー出身でChallengersを席巻し、リーグへと駆け上がってきたyatsuka選手とCaedye選手。Challengersで猛威を振るった彼らの実力がどこまで通用するのか、そして初のリーグでどれだけ成長できるかが、DFMの成功を左右する鍵となるでしょう。Meiy選手を中心に再構築されたDFMは、圧倒的な火力を誇るメンバー構成となっており、大きな期待が寄せられています。

やはり最も注目すべきはMeiy選手です。世界でも有数の実力を持つと評価され、リーグデビューした2024年から現在まで目覚ましい成長を遂げています。今年23歳を迎え、選手としてのピークも近づくなか、リーダーシップも着実に向上。試合の内外でチームを引っ張る姿に期待が集まります。昨年はVCTでのACS最高記録も更新しており、今年も驚異的なパフォーマンスを見せてくれるはずです。今年こそ、DFMとMeiy選手が大きな結果を残してくれることを願っています。
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
BeYN
free1ng
HYUNMIN
Hermes
MaKo
2025年は2名のルーキーが加入しながらも、Kickoffでアッパーを無敗で駆け上がり優勝、Champions ParisではPacific勢最上位の3位を記録するなど、素晴らしい1年を過ごしたDRX。しかしオフシーズンには、Flashback選手が突然プロシーンからの引退を発表するという波乱がありました。

空いたポジションには、Challengers KoreaのFEARXで活躍したHermes選手が加入しました。Flashback選手はこれまでロスターの入れ替わりが激しい選手でしたが、その穴はやはり大きいものです。
新加入のHermes選手は昨シーズン、ChallengersでStage 1・2を制覇。最後のAscensionこそ逃しましたが、T1アカデミーと互角に渡り合い、リーグを支配する圧倒的なパフォーマンスを見せました。ヨルやネオンを中心としたデュエリストがメインですが、スポットでヴァイスやテホの経験もあり、DRXのスタイルにフィットする可能性が高い選手です。波乱のオフシーズンを経たDRXですが、termiコーチをはじめ優秀なスタッフ陣は変わらず残留。多少の調整期間は必要かもしれませんが、堅実なスタートが期待できます。
最も注目すべきはHYUNMIN選手です。日本時代から期待されていたプレイヤーですが、Pacificデビューとなった昨年は別人のように成長し、Pacific地域の「最も成長した選手」にも選出されました。

昨年から不利な状況を力でひっくり返す対面の強さと、エイム・エントリーの精度は抜群。不安定なチーム状況の中でも、大きな推進力となることは間違いありません。今年からはよりドライでの勝負やリスクを伴うプレイが増えるため、HYUNMIN選手が試合に与える影響力は非常に楽しみ。2月に20歳を迎える若手でもあるため、今後のさらなる成長にも大きな期待がかかります。
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
JitboyS
killua
Leviathan
Primmie
thyy
FSは、Talon Esportsの諸問題によるフランチャイズ契約解除を受け、参戦スポットを継承してVCT Pacificに参戦します。昨季のTalonロスターがそのまま移籍し、Talonの勢いを引き継いでFULL SENSEのバナーの下、タイ代表として昨年逃したChampions出場を目指して歩み始めました。

ロスターは基本的にそのまま移籍したものの、これまでIGLとしてチームを率いていたCrwsが選手を引退し、即座にヘッドコーチに就任。空いた枠には、以前のFSで活躍していたLeviathan選手が加入するなど、いくつかの変更がありました。過去にはアカデミーからKillua選手とThyy選手を昇格させてフルタイロスターを完成させ、Crwsがコーチ陣と選手の橋渡し役となりチームを牽引。この経験を活かせば、新たなコーチとしてFSのChampionsに導く道筋が見えてくるはずです。
ただし、昨年のStage 2のローワーファイナルでチームが突然崩れる場面もあったように、選手としてチームを引っ張り、手綱を握る存在が必要不可欠です。

注目はthyy選手。昨年のデビューからメキメキと頭角を現してきたデュエリストです。Primmie選手がやはり大きな注目を集めますが、thyy選手も決して目を離せない存在。キャスターの岸大河さんもインタビューで「毎回期待せずにはいられない選手」と評価していました。
thyy選手は若さ溢れるアグレッシブさと精密なエイム・メカニクスを武器に、ハイプレッシャーな状況でもプレイメイクでラウンドに“波”を作れる選手です。新メタでの活躍が非常に楽しみな存在です。
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
Ash
Karon
t3xture
Lakia
ZynX
2025年はMasters Toronto出場、Kickoff 3位、Stage 1を2位で終えるなど、全体的に成功を収めたGen.G。しかしChampions出場を逃すなど、トップ集団の中ではわずかに遅れを取る形となり、チームにとっては少し物足りないシーズンだったと言えるかもしれません。

オフシーズンにはIGLを務めていたMunchkin選手がT1へ移籍し、そのポジションに経験豊富なLakia選手が加入。さらにFoxy9選手がベンチへ回り、DRX アカデミーからZynX選手が加入しました。IGL交代に不安は残りますが、Lakia選手の豊富な経験がチームを安定させています。オフシーズン大会では得意マップのヘイヴンで苦戦が見られたものの、全体的なパフォーマンスは悪くなく、Radiant International Invitationalでは2位と着実な成績を残しています。t3xture選手、Karon選手、Ash選手という火力十分なメンバーが揃い、チームが成熟すればさらなる飛躍が期待できそうです。新たなIGLが率いる新体制のGen.Gに注目です。
また、チーム内のロールも大幅に変更されました。Flexを担当していたMunchkin選手の穴にはZynX選手が入り、ダブルデュエリスト構成ではデュエリストも担います。そのほかLakia選手がイニシエーター、Ash選手がコントローラー、Karon選手がセンチネルを担当し、ロールが一つずつスライドした形に。t3xture選手は引き続きデュエリストを務めます。

注目はAsh選手です。昨年はイニシエーターを担当し、リーグデビューイヤーながらスキル回しのプレッシャーを受けつつも堅実な撃ち合いで大活躍。今年からはコントローラーへ転向しましたが、撃ち合いの強さは健在です。ロール変更を経てさらに成長した姿を見せてくれるか、大きな期待がかかります。
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
autumn
Kr1stal
PatMen
UdoTan
xavi8k
Deryeon(サブ)
2025年は非常に堅実なロスターで大きな期待を集めていたGlobal Esports(GE)でしたが、チーム初のプレイオフ進出は逃す形に。例年通り、今年もメンバー3人を入れ替える大型再編を実施。コーチングスタッフも刷新され、ヘッドコーチにFrostコーチが加入しました。様々なチームで結果を出してきたFrostコーチは、特にTalonの大躍進の立役者として知られ、新たな指揮官としてチームを率います。

ロスターにはKr1stal選手、UdoTan選手、Deryeon選手の3名が残留。新加入としては、中国「FunPlus Phoenix(FPX)」からautumn選手、今年のAscensionで活躍したxavi8k選手、そしてPRXからPatMen選手を獲得しました。世界大会経験を持つautumn選手やPatMen選手の加入により、これまでにない強力なロスターが完成しています。しかし、最大の変更点はやはりFrostコーチの就任でしょう。チーム再構築のほぼ全てをFrostコーチに一任されており、選手選定から戦略まで成功を見据えた大胆な変革が進んでいます。直近のポッドキャストでFrostコーチ自身が絶対的な自信を示しており、GEの新時代への期待が非常に高まっています。

最も注目すべきはFPXから移籍してきたautumn選手です。国際大会の豊富な経験が買われ、チームのキャプテンを務める模様(IGLはxavi8k選手が担当)。様々な国籍が集まった文字通りのグローバルなロスターを、これまでの経験でどうまとめ上げるかが見どころです。これまでは鋭いエイムと積極的なプレイが特徴でしたが、近年は味方を活かすサポート寄りのスタイルも見せています。中国チーム在籍時は中国語メインのコミュニケーションでプレッシャーもあったとされますが、英語環境のGEに移籍したことで解放されたautumn選手が、どれほどのパフォーマンスを発揮するのか大注目です。
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
Dambi
Francis
Ivy
Rb
Xross
Ascensionで優勝しVCT Pacificに昇格した昨年は、中盤争いを繰り広げたものの、先頭集団にはあと一歩及ばないシーズンとなりました。そのため昇格枠防衛のため再びAscensionに出場。プレイオフではローワーブラケットに落ちましたが、最後の1枠を同じく昇格チームのBOOM Esportsとの一騎打ちで制し、見事VCT Pacificに帰還しました。

ロスター変更はAscension前に起こり、チーム最年長のPersia選手に代わってサブのXross選手がスターティングに定着。Xross選手は2024年からNSに所属し、NSがAscension優勝チームのSPGを買収する前から在籍。昨年の11月にPacific出場条件の18歳を迎え、スターティングロスター入りを果たしました。オフシーズンにはTEN VALORANT Global Invitationalに出場し、Team Heretics、Wolves Esports、DRXに勝利して優勝。実力的に見て、初の国際大会出場の可能性も十分に高まっています。
昨季中盤から加入したRb選手がIGLとしてチームを牽引。デュエリストのDambi選手やフレックスのFrancis選手が積極的に道を切り開くプレイを連発し、ダブルデュエリスト構成との相性も抜群です。独自のメタ解釈から、今季はどのようなアプローチを取るのかにも注目が集まります。

新たにスターティングに定着したXross選手です。2024年のChallengers Koreaから注目を集め、韓国国内では隠れた逸材、次世代のトップ有望株と評されるプレイヤー。落ち着いたプレイや勝負所での貢献度が特に高いのが特徴的です。TENでは圧倒的なスタッツを残しており、大きな期待がかかります。NSが手放さなかった秘蔵っ子がPacificの舞台でどのような活躍を見せるか、非常に楽しみです。
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
d4v41
f0sakeN
Invy
Jinggg
something
昨年はKickoffから大苦戦を強いられ、Stage 1もグループステージ敗退の危機に追い込まれましたが、そこからルーキーのPatMen選手を採用してチームを立て直し、Masters Toronto出場を果たすと、勢いそのまま大会優勝。悲願の世界一を達成しました。

そんなPRXは、復調の立役者となったPatMen選手に代わり、TSのスタープレイヤーだったInvy選手を獲得。コーチングスタッフも強化され、中国JDGでアナリストを務めたWendlerコーチとパフォーマンスコーチのPandaコーチが加入しました。今シーズンも開幕から無双状態が続きそうです。
新メタへの対応もオフシーズン大会で絶好調。PatMen選手からInvy選手への移行もスムーズに進んでおり、コーチングスタッフの強化により、試合の構造をしっかり組み立てつつ即興性を重視したPRXらしい強みがさらに磨かれると期待されます。優勝候補筆頭としてKickoffに臨むPRXから目が離せません。
やはり新加入のInvy選手です。多くの関係者が獲得を明確なアップグレードと評価しており、本人も加入後に「今年は国際大会3連覇を目指したい」と自信を覗かせています。
オフシーズン大会では加入直後という短い準備期間ながら高いパフォーマンスを発揮。ロールはTS時代と変わらずイニシエーターを担当しますが、PRXではサイトに入る頃にはチームメイトがすでに敵を倒し終えている場面が多く、TS時代のようなキャリー型ではなく、よりコールや判断を重視したプレイにシフトしていると語っています。好調な一方で、チームのムードメーカーだったPatMen選手との交代による影響も懸念材料。波が来たときにどう対応するかが未知数ですが、それでもInvy選手のポテンシャルは非常に楽しみな存在です。

2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
crazyguy
Jemkin
Kushy
monyet
xffero
さすがにPacificの強豪としてのポジションを確立したRRQ。Pacific Stage 1で優勝を果たすなど地域内では確かな成功を収めていますが、国際大会では依然として苦戦が続いています。今年はロスター変更なくKickoffに挑む一方、コーチ陣ではEwokコーチが退任し、Talonでアシスタントコーチを務めていたJoviコーチがヘッドコーチに就任しました。

オフシーズンには3つの大会に出場したRRQですが、いずれも苦戦を強いられ下位に沈んでいます。唯一のTier 1チームとして参戦したPredator Leagueではグループステージでタイブレークの末に敗退。開幕が近い中、戦術を隠している側面もあるでしょうが、少し不安の残る結果となりました。
ロスター変更を行っていないというアドバンテージを何とか生かしたいRRQ。新ヘッドコーチのJoviコーチはTalon時代に培った経験を活かし、チームに新たな戦術的深みを加えていると報じられています。長年築いてきたケミストリーと安定感が発揮されれば、Kickoffから勢いに乗り、国際舞台でのブレークスルーも十分に期待できます。

注目はJemkin選手です。日本コミュニティでは「魔王」と呼ばれる圧倒的なフィジカルを軸に、相手を薙ぎ倒すプレイが魅力。
ファーストキル獲得率や平均ダメージを見ても規格外の数字を叩き出し、ハイリスクな撃ち合いをものにしてチームに有利を作り出します。Pacificでは圧倒的なパフォーマンスを見せている一方、チーム同様に国際大会では波が出やすい傾向があります。今年は国際舞台で安定した活躍を見せられるかが大きなポイントです。
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
BuZz
iZu
Meteor
Munchkin
stax
carpe(サブ)

昨年はMasters Bangkokで優勝し、悲願の世界一を達成したT1。しかしStage 1が始まると実力を出せない低調な期間が続き、Championsポイントで何とかChampions Paris出場を果たしたものの、グループステージ敗退に終わりました。
オフシーズンには、確かな実力を発揮していたDH選手に代わってGen.Gとの契約を終えたMunchkin選手を獲得。Gen.Gに世界一をもたらした最高の頭脳を引き入れ、明確なアップグレードとなりました。再びPacificの頂点、そして世界の頂を目指します。コーチングスタッフも一新され、ヘッドコーチにKDGコーチが就任。オフシーズンのSOOP VALORANT Leagueでは見事優勝を飾り、FNATICやSLT(現VARREL)を撃破して好調ぶりをアピールしました。
Munchkin選手がIGLを担い、Meteor選手、Buzz選手、iZu選手というPacific屈指の火力を誇るメンバー、そしてIGLから解放されたstax選手が加わる布陣は、Kickoffの優勝候補筆頭と言えるでしょう。

T1のエース、Meteor選手です。『VALORANT』シーンを代表する“勝ち方を知っている”選手で、日本時代から圧倒的なフィジカルで観客を魅了してきました。
2024年にはGen.Gの一員としてPacific初の国際大会優勝(Masters Shanghai)を達成。2025年にT1に移籍後、Masters Bangkokでチームを優勝に導きMVPを獲得し、Pacific初の国際大会2冠選手となりました。最大の武器は神レベルのクラッチ力と、劣勢を一気にひっくり返す個の力。アグレッシブでありながら精密にコントロールされたエイムで、まさに“隕石”のような存在感を見せます。
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
BerserX
JessieVash
KellyS
Sylvan
TenTen
2024年から苦戦が続いているTSは、ロスターを大幅に変更し、再構築した新たな体制で名門復活を目指します。2025年シーズン後半からフルフィリピンロスターから多国籍へシフトしたTSは、今年韓国・インドネシア・フィリピン出身の選手でロスターを構築しました。
新加入としてはZETA DIVISIONで活躍したTenTen選手、T1でMasters優勝経験を持つSylvan選手、そしてPacific降格となったBOOM EsportsからBerserX選手を獲得。さらに残る1枠にはレジェンドJessieVash選手が引退を撤回し、衝撃の現役復帰。チーム再建のために戻ってきました。
競争の激しいPacificで勝ち上がるには、チームの成長速度が鍵となります。東南アジア出身に加え韓国人選手も加わった中で、カルチャー構築と成長の仕組みをしっかり作らなければなりません。経験やノウハウが不足しがちな状況ですが、新ヘッドコーチのRbtxコーチとベテランJessieVash選手が手綱を握り、チームをまとめ上げる役割が期待されます。簡単ではない挑戦を選んだTSですが、成功するかは不透明な部分も多いものの、ポテンシャルは十分に秘めています。

やはりJessieVash選手です。NAVIのANGE1選手がコーチ転向したことでVCT最年長選手となった彼は、昨年の引退前まで年齢を感じさせないプレイを見せ、長年の経験からくる読みやテクニックでチームの危機を何度も救ってきました。今年の活躍も大いに期待されます。
プレイ面だけでなく、リーダーシップでも重要な役割を担うことも期待されます。大幅再編と新たな多国籍体制の中で、JessieVash選手のキャリアから得た経験と洞察はチーム成長に大きな影響を与えるはずです。「年齢はただの数字」でありながら「年齢ならでは」の深みを活かせるJessieVashは、新生TSの浮上を支える大きな柱となるでしょう。
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
C1ndeR
Klaus
oonzmlp
XuNa
zexy
Ascensionを無敗で勝ち上がり、見事VCT Pacific昇格を決めた勢いのあるチームです。Ascension優勝後、VCT参戦にあたり前身のSLTロスターがそのままVARRELに移籍して参戦します。

前身のSLTは昨年のChallengers Korea序盤では目立つ強さを見せていませんでしたが、Ascensionが近づく終盤に向けて急成長。圧倒的な勢いのまま勝ち進み、優勝を果たしました。若手主体のチームだけに、秘めたポテンシャルも非常に大きいと言えます。ロスターは最年長のC1nder選手と、若手のKlaus選手、XuNa選手、zexy選手、oonzmlp選手で構成。アグレッシブながら統率の取れた動きが武器で、若さ溢れるスキルから生まれるスーパープレイやクラッチでラウンドを取る場面も多く、魅力に溢れています。
VARRELはこの流れを維持できるかが鍵となります。つまずいても立ち止まらず、自分たちのスタイルを信じて加速させられるか——それがPacificでの成功を左右するでしょう。

主にソーヴァやフェイドなどのイニシエーターを操りながら、イニシエーターとは思えない高い火力を発揮するXuNa選手。アビリティを巧みに使い、劣勢をひっくり返すクラッチプレイも多く、インパクトを生み出せる存在です。18歳とは思えない落ち着きと爆発力のバランス、精密なエイムを武器に、ポテンシャルは抜群。Pacificの舞台でどんなプレイが飛び出すか、非常に楽しみな選手です。
2026年Kickoff ロスター(太字は新加入)
Absol
eKo
SugarZ3ro
SyouTa
Xdll
2024年から不調が続くZETA DIVISION。2025年はStage 1・2の両方でプレイオフを逃すなど、苦戦が続きました。昨年はFENNELから3人を獲得したものの、ヘッドコーチ交代やDep選手の体調不良など不運も重なり、思うようにいかない期間が長引きました。

今年はMURASH GAMINGからAbsol選手とSyouTa選手、NOEZ FOXXで活躍したデュエリストeKo選手が加入。ロスター構築に時間がかかったり、突如のメンバー変更があったりと不安要素は残ります。下馬評は決して高くありませんが、それ以上にポテンシャルは大きい。新加入Absol選手のさらなる成長、コーチアドバイザーとしてminiの加入、そしてヘッドコーチのXQQコーチとSugarZ3ro選手を中心に土台から再構築。過去の経験を活かしたチーム作りが進んでいます。
勝ち進む鍵は、ベテランのSugarZ3ro選手やeKo選手の安定したパフォーマンスと、昨年十分に発揮できなかったSyouTa選手の爆発力です。さらにXdll選手とAbsol選手の若手コンビが成長を続けられるかも重要。miniコーチ加入でパワーアップしたコーチングスタッフが、チームを前進させるかが大きな見どころです。
Kickoff以降になりますが、miniコーチの加入によりチームのメタ理解や戦略がどう変化するかも楽しみなポイントです。
MURASH GAMINGで一歩ずつ成長を続けてきたAbsol選手がついにPacificの舞台へ挑戦します。立ちはだかる壁は高いですが、これまで何度も壁にぶつかりながら乗り越えてきました。
MURASH時代は調子の波もありましたが、ヨル、ネオン、ジェット、レイズとデュエリストを器用にこなす日本シーンでも稀有な存在。ドライな判断での勝負やキルへの鋭い嗅覚を持ち、エースやクラッチプレーで大舞台を切り抜ける強さがあります。miniコーチも注目選手として何度も挙げており、Pacificの舞台でメガな活躍を見せてほしいです。
VCT Pacific Kickoffは1月22日からスタート。初めて導入されるトリプルエリミネーション、スカーミッシュを用いたBAN・PICKシステム、そしてかつてないほどの変化を遂げた新パッチと初めての興奮が目白押しです。
そして、Kickoffの上位3チームはMasters Santiagoに進出。昨年はKickoffを2位で突破したT1がMasters Bangkokを優勝し、復活したPRXがMasters Torontoを制覇しました。今年はPacific勢初のChampions優勝が大いに期待されるほど競争が激化するPacific。日本代表のZETA DIVISIONとDFMの挑戦が始まり、すべての試合が目を離せないものとなっています。
是非、配信から。そして、余裕がある方は韓国・現地に赴いて観戦をおすすめします!
日本代表のZETA DIVISIONは22日の第二試合(19:00スタート予定)よりTalonのスポットを継承したFULL SENSEと。DetonatioN FocusMeは23日の第二試合(19:00スタート予定)より、Gen.G Esportsと対戦します。また熱いシーズンが始まります。
