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2025年10月1日、アジア太平洋地域の『LoL』公式リーグ「LCP」の2026年シーズンの出場権を争う「LCP Promotion Series」が開幕しました。Day1からは「FFA Round」として、LCPに所属する各地域の下位リーグを勝ち上がってきたチームによるトーナメントを実施。日本の「LJL」からは先日のFinalsを勝ち上がった「QT DIG∞(QTD)」が出場し、台湾のPCS地域王者である「Deep Cross Gaming(DCG)」と対戦しました。
FFA RoundではLJL、PCS、OPQ(オセアニア)の各地域代表と、その他の地域の代表戦を勝ち抜いた「ワイルドカード」枠の4チームが激突。QTDは初戦でPCS代表で、昨年までの国際プレイオフでも好成績を残してきた強豪チームであるDCGとの対戦になりました。
Game1ではYuhi選手の得意ピックであるカイ=サを選択し、集団戦に強い構成で勝負。Yuhi選手のクアドラキルなどもあり中盤で一時はリードを握りましたが、DCGも要所でキャッチアクションから有利を握るマクロで対抗し、最後はドラゴンソウルを巡る駆け引きから勝ち切り先勝します。
続くGame2ではQTDがBOTにスモルダーを選択してレイトゲームを睨んだ構成を取りますが、DCGが1レベルでのアクションを成功させて一気にテンポを獲得。QTDも試合時間を伸ばすため果敢にアクションを続けますが、DCGがその狙いを阻んだことでゴールド差は徐々に拡大。反撃の隙を与えないゲーム運びで勝利した2-0とします。
後がないGame3。QTDはWashidai選手がタワーダイブを回避して1vs1で有利を取るなど個人技で見せ場を作ったものの、ポーク構成の裏をかくようにDCGのJG・665選手のナフィーリが躍動。マップ全体を掌握するDCGに対して反撃の糸口を最後まで掴ませてもらえず、このBo5は0-3でQTDの敗北となりました。
Match2では、OPQを勝ち上がった「Saving OCE(SVO)」と、ワイルドカード枠のフィリピンチーム「Inferno Esports(IE)」が激突。Game1ではSVOのTOP・Doraemon選手がアンベッサで軽快なプレイを披露するなど盤石の試合運びで勝利しますが、打って変わってGame2ではIEが集団戦でBOTのAusterity選手を中心に見事なパフォーマンスを見せ、1-1のタイに持ち込みます。
Game3ではIEがTOPにフィオラを起用すると、スプリットプッシュでBOTのインヒビターを破壊。一時は自陣ネクサス前まで攻め込まれるも、TPを使った反転で一気にゲームエンドに持ち込み、王手をかけます。
迎えたGame4、追い詰められたSVOはTOPにカミール、MIDにケイトリンを配する強気なドラフトで勝負に出ますが、序盤の2キルを機にIEがスノーボールを開始。アタカンファイトでSVOも逆転の足掛かりを掴んだかに思われましたが、最後はキャリーラインを抑え込むことに成功したIEが勝利。ワイルドカード枠のIEが3-1でSVOに勝利しました。
この結果を受け、明日10月2日に行われる対戦カードはDCGvsIEに。勝者は10月3日にLCPゲストチーム内で最も順位の低かった「Chiefs Esports Club」と対戦し、勝利チームは2026年のLCP出場権を獲得します。
また、10月4日にはLCP内で最多の出場枠を持つベトナム地域限定の入れ替え戦として「MGN Vikings Esports」が「Saigon Dino」と対戦し、こちらも勝者が来季の出場権を獲得。いずれの対戦もBo5で実施されます。