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Riot Gamesは2025年12月2日(火)、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のゲームモード「スイフトプレイ」に関する最新の開発情報を公開しました。新仕様の実装時期については、年明けに追加情報が共有される見込みです。
ゲームデザインディレクターのBryan “Riot Axes” Salvatore氏によると、リリースから約1年が経過したスイフトプレイにおいて、「ペース」「レーン戦」「ジャングル」の3つの柱を軸に、より短時間で濃密な体験ができるよう大規模な調整が行われるとのことです。
これまでのスイフトプレイは、サモナーズリフトよりも平均8分ほど試合時間が短いものの、依然として目指す時間よりは長く、かつ中立オブジェクトが短時間に詰め込まれているため、戦略的な窮屈さが残っていました。そこで「試合時間を確実に短縮する」ため、オブジェクト周りに大きな変更が入ります。
削除されるオブジェクト:ヴォイドグラブ、リフトヘラルド、アタカンおよび「力の偉業」が削除されます。
※アタカンと「力の偉業」は2026年シーズンから通常のサモナーズリフトでも削除されるオブジェクトです
ドラゴン:出現は最大2回まで。両方をキルすることで「ドラゴンソウル」獲得となります。
エルダードラゴン:15:00に出現し、以降6分ごとに出現します。
バロンナッシャー:12:00に出現。バロンバフはデスしても消失しない仕様になります。
サドンデス:25:00に発生(従来より5分前倒し)。
これにより、オブジェクト管理に追われる時間が減り、レーンプッシュやチャンピオン同士の戦闘(ファイト)に集中できる環境が整えられます。
加えて、「序盤のレーンフェーズが長い」「デス後の復帰が遅い」といった問題を解決するため、最初からアクションを起こせる仕様に変更されます。また、新システム「ミニオン・フレンジー」と「クリスタルバースト」が登場。
ランダムミッド(ARAM)と同様に「Lv3 & 1400ゴールド所持」状態で試合が開始され、開始直後から全スキルを使った戦闘が可能に。また、スタートアイテムの「ドラン」シリーズは、より強力な「ガーディアン」アイテム(ホーン、オーブ、ブレード、ハンマー)に置き換わるのも、ARAMに通ずる変更です。

また、第3ウェーブ以降、すべてのウェーブに砲台ミニオンが含まれるようになり、プッシュの価値が向上。そして敵チャンピオンをキルすると、近くのミニオンが強化(移動・攻撃速度UP、対タワーダメージUP)される「ミニオン・フレンジー」の新要素も登場。
「クリスタルバースト」はサモナーズリフトでも導入される新要素で、タワー上で成長していく結晶を攻撃するとタワーに大ダメージを与えられる、ルーンの「打ちこわし」を誰もが使用できるようなシステムに。これによってレーンを制した際のタワー攻略が加速します。
また、デスタイマーの大幅短縮とホームガードの強化により、リコールやデス後の戦線復帰も格段に速くなります。
スイフトプレイで不人気なポジションとされている「ジャングル」についても、ストレスを取り除く調整が行われます。
クリアの簡易化:Lv3スタートに加え、ほとんどの中立モンスターの再出現時間が15秒短縮されます。
進化の緩和:ジャングルペットの進化に必要な「おやつ」の数が、1回目は15個、2回目は25個に減少します。
タスクの削減:グラブやヘラルドが削除されたことで、オブジェクト管理に追われすぎず、ファームやギャンクにリソースを割けるようになります。
短い時間でカジュアルに、それでいてサモナーズリフトと同様にロールに応じたプレイが体験できる「スイフトプレイ」。アップデートによってさらにスピーディーになる試合展開に期待しましょう。