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Riot Gamesは2025年12月2日(火)、『リーグ・オブ・レジェンド』の開発ブログ「Dev Update」を公開。2026年シーズン1の詳細を発表しました。
WASDでの操作が12月3日より一部モードで解禁となるほか、来シーズンのテーマとなる「デマーシア」に合わせたマップの刷新に加え、各ロール(役割)ごとの専用クエストの実装、さらにはWASD操作の導入など、ゲームプレイの根本に関わる大規模な変更が予定されています。
2026年シーズン1の舞台は「デマーシア」となり、団結、希望、正義をテーマに幕を開けます 。これに伴い、サモナーズリフトのアートワークが刷新。デマーシアを象徴するペトリサイトやゴールド、ブルーの装飾があしらわれ、荘厳な雰囲気に包まれます。

また、1月に公開予定の年次シネマティックムービーでもデマーシアのチャンピオンたちが主役を務めるほか 、Act 1のバトルパスでは他地域のチャンピオンもデマーシア風の衣装を身にまとい、モルガナのプレステージスキンも登場する予定です 。

サモナーズリフトのゲームプレイにも多くの調整が入ります。試合開始までの時間が現在よりも35秒短縮され、よりスピーディーに戦闘へ移行できるようになります。
また、新たなメカニック「クリスタルバースト」が導入されます。これは全チャンピオンが使用可能な「打ちこわし」のような効果で、タワーに対して3回攻撃することで発動する自動効果となります。また、タワープレートが内側タワー(2ndタワー)およびインヒビタータワー(3rdタワー)にも追加される変更も行われます(ただしマップ全体で獲得できるゴールド総量は増加しません)。
さらに、一時的な視界を提供する新アイテム「フェイライト」が登場する一方で、「アタカン」「ブラッドローズ」「力の偉業」といった要素は廃止されます。
今回のアップデートの目玉の一つが、トップ、ミッド、ADCに追加される「ロールクエスト」です。これまでサポートやジャングルにあったクエスト形式が全レーナーに拡大され、CS獲得やタワー破壊などの貢献によってクエストが進行します。
各ロールには以下の強力なボーナスが付与されます。
トップレーナー:レベル上限の解放、あらゆるソースからの経験値獲得量増加、「テレポート」の獲得(サモスペで選択済みの場合は強化)。
ミッドレーナー:ティア3ブーツの無償獲得、リコール速度の短縮。
ボットレーナー(ADC): 一括ボーナスゴールドの獲得、試合終了まで続くゴールド獲得量増加、7つ目のアイテムスロットの解放。
ジャングラー:スマイトのダメージ増加、キャンプからのゴールド・経験値増加、ジャングル内での移動速度アップ。
サポート:コントロールワードの割引、時間経過によるゴールド獲得量増加、専用のコントロールワードスロットの追加。
これに合わせ、新アイテムの追加や過去の人気アイテムの復活、さらにはクリティカルダメージが200%に戻る調整なども行われます 。
ランク戦システムにもメスが入ります。実力(MMR)が見た目のランクより高い場合、ロード画面にインジケーターが表示されるようになります。また、フレックスランクにおけるマッチメイキングの公平性を高めるため、ソロ/デュオとのMMR差が縮小されます。

プレイヤーの悩み種である「どこでもオプション(Autofill)」については、以下の改善が行われます。
対面の公平性: どこでもオプションのプレイヤー同士が対面に来るよう優先され、不可能な場合は両チームのオプション人数を均等化します。
救済措置「武勇のイージス」: どこでもオプションでプレイし、マスタリースコアC以上を獲得すると、勝利時のLP獲得量が2倍になり、敗北時のLP減少が軽減されます。これは不人気ロールをメインにするプレイヤーにも適用されます。
ドッジの厳罰化: どこでもオプション時のドッジ(対戦回避)ができなくなり、マスター帯以上ではドッジが敗北扱いとなります。
さらに、マスター以上でのデュオプレイがついに復活します。
短時間モード「スイフトプレイ」にもサモナーズリフト同様の変更が適用されますが、ロールクエストは除外されます 。試合開始レベルが3になり、初期ゴールドが増加するなど、ランダムミッドに近い形式でより手軽に遊べるよう調整されます。
そして、新たな操作機能として「WASDキーによる移動操作」が明日12月3日から実装されることが発表されました 。