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8月30日(土)にLaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)で開催された「VCT Pacific Stage 2 Finals」ロワーファイナルにて、TALON(TLN)とRex Regum Qeon(RRQ)がグランドファイナル進出を賭け対戦。試合はBO5のフルマップ、オーバータイムまでもつれ込む接戦となりましたが、TLNは惜しくも敗戦。その試合後に行われた合同インタビューの様子をお届けします。
インタビューではRRQ戦の感想や、チームメンバーに対する思い、今シーズンの振り返り、日本の印象などが語られました。
――今日の試合についての感想を教えてください。
Jovi :素晴らしい経験になったと思います。5人中3人がルーキーかつ、限られた時間の中で想像以上の成長を見せてくれました。試合結果は2-3で、あと1マップ取れれば「Champions」というビッグステージに手が届く所まで来てくれました。時間がかかるかもしれませんが、このチームはまだまだ始まったばかりです。これからの成長が楽しみです。
FrosT:Joviコーチと同じ思いです。
――選手全員に質問です。このような大きなステージでBO5を戦った感想を教えてください。
Primmie:超楽しくて、このような大きな舞台でプレイできることは幸せです。「とにかく楽しんだこと」「いい経験をしたこと」以外、今は言葉にできません。
killua:私もとても楽しみました。ですが、自分のベストを尽くすことができず、申し訳なく思っています。
thyy:友達と一緒にプレイできたことは幸せです。もちろんご存知だとは思いますが、私たち(チームメイト)は友達で、このような大きなステージでプレイすることは、とても貴重な経験です。応援してくれたファンの皆さんには、勝つことができず申し訳ない気持ちでいっぱいですが、今後もこの経験を糧に頑張ります。
JitboyS:タイのファンの皆さん、日本のファンのみなさんに感謝したいです。このステージでプレイできてとてもいい1日になりました。勝つことはできませんでしたが、ベストは尽くせたと思います。
Crws:ファンの皆さんに感謝したいです。このステージでプレイする機会を頂けて嬉しいです。ルーキー達にとっても、私にとっても「BO5のオフライン」は初めての経験でした。私がこのメンバーを選んだこともありますが、ルーキー達は私の誇りです。チームメイトのことは友達以上に家族だと思っています。彼らの成長はいい経験ですし、彼らがいなければ、私がこのステージに立つことはなかったでしょう。
――FrosTコーチに質問です。2025年シーズンはこれで終了ですが、チームメンバーにコメントはありますか?
FrosT:Joviコーチとは100T時代からの関係で、まだわだかまりがあるのでここで晴らそうと思います(笑)TLNでも一緒にチームを組み、Pacificについての意見が合うことが嬉しかったです。彼の性格は忍耐力があり、優しいです。プレイヤーに対しても、優しく接してくれてありがとうございます。
また、CrwsとPrimmieをはじめとした“タイ人のみのロスター”を組むにあたって、多くを手伝っていただきました。私は去年から「タイには才能がある」と考えていました。今、チームにいるルーキー達についてはじめは「若いけど大丈夫かな」と思っていたところ、想像以上の活躍を見せてくれました。
特にkilluaについて、Joviコーチの「とってくれなかったら怒る」という必死の説得を受け、当時私はその言葉を信頼するしかありませんでした。今、振り返ってみると彼の言っていたことは正しかったです。
選手たちについて、今シーズンはPrimmieたちのルーキーシーズンではありますが、チームの責任や、周りからのプレッシャーを考えると、その中でも圧倒的なパフォーマンスを見せてくれました。多くの人から期待されている中で、その期待に応えるプレーができており、それはとても凄いことです。他のルーキー達も、とてもいい成績を残し、たくさんのことを成し遂げました。
Joviコーチも話した通り、3人のルーキーがいる中でこの成績は素晴らしいです。hampionsには行けませんでしたが、このチームは他のチームに比べ、スキルもあり、未来は明るいです。
私は今シーズンで契約が満了なので来年、このチームを率いることができるかはわかりませんが、このチームのコーチができてとても誇りに思います。
――本日の試合のマップのBAN&PICKについて質問です。直近、RRQのアセントは1勝3敗と負け越していました。RRQの得意マップであるアイスボックスをBANせず、アセントをBANした理由を教えてください(TLNは直近のほとんどの試合でアセントを一貫してBANしていた)。
FrosT:今年学ぶべきことはたくさんあり、Crwsとは何度も意見が衝突しました。TLNは「ゲームプランをシンプルにすること」「ものごとをわかりやすくすること」「チームメンバーの強みを活かすこと」に重きを置いています。今までは「スキルより頭を使う」ことを意識し、ロスターやエージェント構成を試しましたが、あまりうまくいきませんでした。
今年のロスターは若いながらもスキルに頼ることができる、プレイしながら学べる、若いながらも才能のある選手が集まりました。
とにかく私たちのプランを簡単にするためにアセントをBANすることになりました。確かに、RRQのアセントの勝率は低かったし、自分たちにもアセントにおける作戦はいくつかありました。PRXもアセントを好まないので、アセントがマップのピックプールにあったほうが有利になるかな?とも考えましたが、最終的にアセントをBANするに至りました。
今日の試合ではうまくいきませんでしたが、アイスボックスは自信のあるマップの一つです。「世界で1番のプレイ」を見せる時もあれば、「プレイしたことないのか?」というようなプレイを見せることもあります。今日の試合は展開も遅く、学ぶべきことがたくさんあった試合だと考えています。
しかし、この試合で負けてしまった原因は、アイスボックスの前のカロードで負けてしまったことが原因だと考えています。スリフティでラウンドを取られることも多く、ここでの負けが我々の決定的な敗因でした。
今日の試合の反省点をあげるとしたら「カロードをもっと頑張れば良かった」となります。サンセットはとてもいい試合ができました。アイスボックスは運が悪かったと割り切るしかありません。
――thyy選手とCrws選手に質問です。日本と日本のファンの印象について教えてください。
thyy:日本がとても気に入りました。すごく楽しく「日本にもっと居たい」と思いました。また、こんなにTLNのファンがいるとは思わずとても嬉しかったです。客席を見渡すとチームのロゴを持ったり、自分たちを応援してくれたりする人がたくさんいました。そういう人たちの前でステージに立ち、プレイできたことはとても良い経験になりました。日本のファンの皆さんにはとても感謝しています。
Crws:東京に来たことはありますが、何よりも好きなところはご飯が美味しいところです。前回来た時は、毎日お寿司を食べていたと言っても過言ではないくらい、お寿司を食べまくっていました。今回も来日してすぐの食事はお寿司でした。自分だけではなくボスも日本が大好きです。残念ながらパリには行けませんでしたが、「東京に来て『VALORANT』をプレイできた」という目の前の現実に感謝しています。
惜しくもChampionsへの出場権は逃してしまいましたが、来シーズンへと繋がる経験と学びを得たTALON。2026シーズン、Crws選手とコーチ陣が連れてきたルーキーたちは、台風の目となれるのでしょうか。今後のTALONに注目です。