6月7日から22日にかけて開催中の『VALORANT』国際大会「Masters Toronto」にて、Team Liquidのkamo選手がPaper Rex(PRX)相手に“ヨルのデコイフェイク”を繰り出しラウンドを獲得。キャスター陣の咄嗟のギャグも放たれています。
◆PRXを欺いた「歩くデコイ」、土壇場の一手が流れを変える
プレイオフ進出をかけたこの試合、コトが起きたのは1stマップ:スプリットの12-8で“PRXがマッチポイントを握っている状況”でした。PRX側が展開するヴァイパーズピットにkamo選手がデコイ(フェイクアウト)の振りをして一直線に歩きます。待ち構えるd4v41選手も一瞬クロスヘアを反応させるも、デコイと判断して見送りました。

しかし実際には本物だったkamo選手がヴァイパーズピットにカムバック。d4v41選手を倒し、それに釣られたf0rsakeN選手をカバーのpaTiTek選手が倒しTeam Liquidがラウンドを獲得しました。
マッチポイントを取られた状況での魂のこもったプレイに日本放送の岸大河さんとyueさんも「これは本物kamo」「ただ…うつらなかったkamo」とギャグアビリティーが放たれています。
このラウンドによりPRXはマネーブレイク。流れをものにしたTeam Liquidがシーソーゲームに持ち込みオーバータイムの末にマップを獲得。しかしPRXが続くサンセット、ロータスを取得し、敗北となりました。
なお、ロータスでは11-1とTeam Liquidが追い詰められるもその後、オーバータイムに持ち込み、大逆転一歩手前まで食らいつく姿をみせました。最後まで諦めない心が重要であることを教えてくれます。

プレイオフは6月14日(土)午前1時から開幕。ドローショーの結果、対戦表は以下の通りとなりました。

