筆者がLCK取材で韓国に行った期間、韓国では大きなトピックがありました。それは5月7日にFakerが29歳の誕生日を迎えたことです。運良く、Faker選手の誕生日を記念してバースデーイベントが開催されるという情報を手に入れたので、実際に足を運んできました!

◆そもそも誕生日カフェって何?
韓国では、『LoL』のプロ選手たちの誕生日が近づくと、ファンが有志で「センイルカフェ(생일 카페)」を企画します。センイルとは、韓国語で誕生日を意味します。この「センイルカフェ」は、もともとK-POPなどのファン文化から派生したもので、アイドルや有名人の誕生日に、ファンが期間限定で開くカフェです。センイルカフェでは、店内にグッズやイラストが飾られるなど、カフェ全体がその選手一色に染まります。
「状況によっては、選手が実際に自身のセンイルカフェを訪れることもあり、ファンと選手が直接交流できる場となる場合もあります。
◆Faker一色で染まる店内
今回、Faker選手のセンイルカフェは、ソウル・江南区にあるT1オフィスの裏手にあるT1カフェにて、5月5日から7日までの3日間、中国のファンによって行われました。入場料はなく、店内を見学するだけであれば、誰でも自由に入ることができました。

店内は、パネルやグッズをはじめとした装飾で彩られ、Faker選手一色に染まっていました。そんな中、多くのファンがFaker選手の誕生日を祝いながら楽しんでいました。





◆地下鉄の駅には誕生日を祝う広告も!
韓国で選手を祝うイベントは、カフェだけではありません。日本でも近年当たり前となってきましたが、韓国では「センイル広告」や「応援広告」と呼ばれるものが多く存在します。これは、地下鉄駅やバス停にある広告パネルに、ファンが選手の広告を掲示するというものです。
センイルカフェとは異なり、誕生日以外にも、選手が大記録を打ち立てた際や、デビュー周年などの記念に掲出されることも多くあります。これもセンイルカフェと同様にK-POPなどのファン文化から派生したもので、今では様々な場所で見ることができます。



カフェや広告の開催日程や場所などは主催する各ファンがXなどのSNSで事前に告知している場合が多いです。みなさんも是非、韓国に訪れた際はセンイルカフェやセンイル広告などを探してみてはいかがでしょうか。