【単独インタビュー】DFM Jinboong「コールやコミュニケーションが敗因」―GE戦後にチームの課題を振り返る【VCT Pacific 2025 Stage1】

2025年3月22日に開幕した「VCT Pacific 2025 Stage1」。2-0でGEがまずは初戦を制し、DFMは黒星スタートとなりました。現地取材でDFMのJinboong選手に直接お話を聞くことができたので早速その内容をお伝えします。

VALORANT インタビュー・コラム
【単独インタビュー】DFM Jinboong「コールやコミュニケーションが敗因」―GE戦後にチームの課題を振り返る【VCT Pacific 2025 Stage1】
【単独インタビュー】DFM Jinboong「コールやコミュニケーションが敗因」―GE戦後にチームの課題を振り返る【VCT Pacific 2025 Stage1】
  • 【単独インタビュー】DFM Jinboong「コールやコミュニケーションが敗因」―GE戦後にチームの課題を振り返る【VCT Pacific 2025 Stage1】
  • 【単独インタビュー】DFM Jinboong「コールやコミュニケーションが敗因」―GE戦後にチームの課題を振り返る【VCT Pacific 2025 Stage1】
  • 【単独インタビュー】DFM Jinboong「コールやコミュニケーションが敗因」―GE戦後にチームの課題を振り返る【VCT Pacific 2025 Stage1】
  • 【単独インタビュー】DFM Jinboong「コールやコミュニケーションが敗因」―GE戦後にチームの課題を振り返る【VCT Pacific 2025 Stage1】
  • 【単独インタビュー】DFM Jinboong「コールやコミュニケーションが敗因」―GE戦後にチームの課題を振り返る【VCT Pacific 2025 Stage1】

2025年3月22日に開幕した「VCT Pacific 2025 Stage1」。開幕戦でいきなりの登場となった日本のDetonatioN FocusMe(DFM)の対戦相手は、Global Esports(GE)でした。

1マップ目のロータスは、最序盤こそDFMがリードしたものの、9-3での折り返しとなる厳しい展開に。その後もブリーチを中心としてアビリティを駆使したプレイを見せたGEが13-7で勝利します。続く2マップ目はパール。ここでもGEがリードを続けますが、マッチポイントになってからDFMが粘りを見せます。あと1ラウンドでOTというところまで追い詰めましたが、惜しくも13-11でGEが勝利。これにより2-0でGEがまずは初戦を制し、DFMは黒星スタートとなりました。

筆者は韓国で現地取材を行なっており、DFMのJinboong選手に直接お話を聞くことができたので、早速そのときの様子をお伝えします。

◆普段からの課題は“基本に忠実なゲームをすること”

――Jinboong選手、お久しぶりです。前回のKickoff終了から今回のStage1までのシーズンオフの間、どのように過ごしていましたか。VLOGで拝見する限り、楽しく過ごしていたのかなと思うのですが。

Jinboong:Stage1が始まる2~3週間前ぐらいまでは余裕を持って練習していたんですけど、大会2週間前ぐらいからはかなり厳しい練習を重ねてきました。もちろんVLOGも楽しく撮影しましたよ(笑)。

――厳しい練習を重ねたとのことですが、どのような点を重点的に練習してきましたか。

Jinboong:以前は個人技中心にゲームをしていたので、もう少し基本に忠実にプレイする方向性で練習を行なっていたと思います。

――戦略的な部分の準備はどのような形で進めましたか?

Jinboong:メタが変わって戦略も変わるだろうと考えて、新しいメタについていこうと頑張っていましたね。

――なるほど。では、今日の試合についてお伺いします。チームは残念ながら敗北となりましたが、Jinboong選手個人のパフォーマンスは悪くなかったと思います。改めて今日の試合、振り返ってみていかがですか。

Jinboong:個人的なパフォーマンスは、正直に言うと良かったと思います。だけどゲーム自体が僕が何とかできるような流れにあまりならなくて、それがちょっと残念です。あとはチーム的なコールも、もう少し僕がやれば良かったかなと思いました。そんなことを思うぐらい相手の思い通りにばかりゲームが進んでしまった感じがするので、自分のパフォーマンスは良くても気分的にはあまり良くないですね。

――チームとして現在の課題はどんな点だと思いますか。

Jinboong:普段からの課題はやっぱり基本に忠実なゲームすることなんですよね。今日は普段の練習通りにできなかったので悔しかったです。今日はコミュニケーションが円滑にできなくて、それが敗因だと思います。全体のコールはArt選手がやってくれていますが、少人数戦になったときのコールやコミュニケーションがうまくいきませんでした。

◆ヴァイスは個人的に“OP(オーバーパワー)”

――GEと対戦してみての感想はいかがでしたか。昨シーズンは2-0で勝っていましたが、どんな点が前回と違っていたんでしょうか。

Jinboong:前回は細かい点など色々な面で焦りなどが感じられたんですけど、今回はしっかりとしたチームカラーのあるマクロを展開してきた感じで、前回よりもはるかに相手しづらかったです。

――今日は2マップともヴァイスを使っていましたが、Jinboong選手のヴァイスの評価を聞かせてください。

Jinboong:OPです(笑)。キルジョイやサイファーに比べて基本的な能力が良すぎて、ゲームするのが楽ですね。ヴァイスを使うとゲームが簡単になります。だけどヴァイスは面白くないから好きではないんですよね(苦笑)。

――そうなんですね。では、面白いのは?

Jinboong:キルジョイやサイファーのほうがずっと面白いです。でも勝てたほうが楽しいので、スクリムではヴァイスをよく使っています。

――さて、次はDRX戦です。Kickoffの優勝チームでもある韓国の強豪チームとの対戦となりますが、意気込みを聞かせてください。

Jinboong:もちろんDRXは強い相手ですけど、僕らのチームがきちんとやれば負ける気はしないので、必ず勝ちたいと思います!

――期待しています!では最後に、現地やパブリックビューイング、配信で応援してくれたすべてのファンに向けてメッセージをお願いします。

Jinboong:まずは会場に来てくださった皆さん、韓国まで来て応援してくださって本当にありがとうございます。パブリックビューイングの皆さんも、集まって応援してくださってありがとうございます。僕らを応援してくださっているすべてのファンの皆さんに、本当にありがとうとしか言えないです。まだシーズン始まったばかりなので、これからさらに良いところをお見せしたいと思います。


DFMの次回の対戦となるDRX戦は、3月30日の20時(1戦目終了後)に予定されています。

《スイニャン》

FISTBUMPのメールマガジンでは、FISTBUMPに掲載されるニュースの中から、厳選した記事をお届けします!ライアットの注目ニュースを見逃さないようにしましょう!

関連タグ

スイニャン

スイニャン

韓国在住時にeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warのプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後、2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を開始。2017年からはLeague of Legendsの国内プロリーグ「LJL」の公式日韓通訳に抜擢され、現在も複数タイトルで韓国人選手の通訳・翻訳活動を行なっている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

特集