ADCに転向し急遽スタメンのDFM Kakkunへインタビュー!「まだまだ学んでいる段階だが序盤はかなり良くなっている」【LCP Season Kickoff】

DFM Kakkun選手にインタビュー。試合の振り返りや転向したばかりのBOTレーンへの意欲や手応えを聞きました。

League of Legends インタビュー・コラム
ADCに転向し急遽スタメンのDFM Kakkunへインタビュー!「まだまだ学んでいる段階だが序盤はかなり良くなっている」【LCP Season Kickoff】
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2025年2月13日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」のSeason Kickoff Day11が行われ、「DetonatioN FocusMe(DFM)」が、ベトナム地域の「GAM Esports(GAM)」と対戦しました。

試合はJGを中心とする積極的なプレイが持ち味のGAMに対し、DFMも序盤から応戦。Game1、2ともに30分を過ぎても大きなゴールド差が生まれない接戦となりましたが、いずれも試合を決定づける集団戦を制したGAMが勝ち切り、BO3は0-2での敗戦となりました。

今回は試合後のDFM Kakkun選手にインタビュー。転向したばかりのBOTレーンでの取り組みや、レギュラーシーズン最終戦へ向けての意気込みを聞きました。

◆リスクを取って試合を動かしていける選手になりたい

――今日はカイ=サとミスフォーチュンのプレイとなりましたが、振り返っていかがですか。

Kakkun:配信上でのインタビューの繰り返しになりますが、やはり惜しい試合だったので悔しい気持ちが一番ですね。

――Game2はエルダードラゴンも獲得するなどかなりの激戦になり、疲労も溜まる試合だったのではないでしょうか。

Kakkun:今はそこまで疲労を感じてはいないのですが、すごく集中力を使う試合でしたね。

――チームの連携も向上しているように見えますが、現在のDFMはAria選手がメインコーラーを担当しているのでしょうか。

Kakkun:Ariaがメインでやっていますが、HarpやGuwonからも積極的にコールが出ていて、今は「全員で案を出して全員で意思決定していく」ような形になっていますね。

――Kakkun選手もADCとして要求やコールを行うシーンも増えていますか。

Kakkun:そうですね。特に「このままウェーブが来たらタワーダイブされてしまう」というシーンは多くなるので、しっかり声を出して味方を呼ぶようにしています。

――今季は昨年までのMIDからレーン転向を経て、サブ選手としてのDFM加入となりました。しかし初週から実戦デビューとなり、現在はMilan選手の休養にともなってスタメン出場が続いています。デビュー当時の心境はいかがでしたか。

Kakkun:正直、想像よりめちゃめちゃ(出場が)早かったですね。BOTに転向してまだ2か月くらいで、自分では「夏に向けてソロランクも回してどんどん上手くなっていくぞ!」と思っている段階で試合に出ることになったので、最初はすごく緊張しました。

――環境にもレーンにも徐々に慣れてきているというお話もありましたが、BOTレーンの練習で参考にしている選手や目標とする選手はいますか?

Kakkun:特定の目標を作るタイプではないのですが、強いて言えばViper選手(Hanwha Life Esports)や、Ruler選手(Gen.G)ですね。あまりBOTの選手に詳しくなかったのもあり、自分がMIDレーナーだった頃から上手くて有名な選手の動画で勉強しました。

――今季はタリヤのピックもあり「APCピックもできる」という特徴がありますが、ゆっくりファームを集めるタイプから積極的にリスクも取るタイプまでスタイルはさまざまです。ゆくゆくはどんな選手になりたいと考えていますか。

フィアレスドラフトの影響もあり、11ゲーム出場で7体のチャンピオンをプレイ

Kakkun:リスクを取って自分から試合を動かしていけるタイプの選手の方が価値が高いと思っているので、そういう選手になりたいです。

――先週の試合ではケイトリンを使用して対面をキルするシーンもあり、少しずつ通用している手応えも感じているのではないでしょうか。

Kakkun:あの試合は最初こそ良かったんですが、後半でやらかしてしまったので手応えを口にするにはまだまだかなと思います。でも、最近は序盤がかなり良くなって不利を背負うこともなくなってきました。

Day9のMVKE戦では果敢なフラッシュインからコンボを決めてファーストブラッドを獲得したKakkun選手

――以前はレーンが変わったことで役割の違いに適応している段階と言うコメントもありましたが、改めてMIDとBOTの違いをどのように感じていますか。

Kakkun:そうですね……。以前はADCと言えばモンタージュ動画でアフェリオスがペンタキルしているような、柔らかい敵を瞬時に溶かすイメージでした(笑)。ただ、現実的には入ってきた敵を上手くいなして前から倒していく動きが求められるので、そこは少しギャップがありました。

――ゲーム中の自分がどれだけ育っていて影響力があるのか、というのも経験しなければ学べない感覚ではないでしょうか。

Kakkun:何コアから強いのか、というのもまだまだ学んでいる段階です。

――BOTならではと言えば、LCPはどのBOTレーナーもクレンズの反応がものすごく早いですよね。

Kakkun:スキルが当たる前から使おうと決めているんだと思います。クレンズはMIDレーナー時代には持ったことがなかったので、そこは正直、自分はまだ使い方が上手くないと思いますね。「当たってはダメなスキル」と「当たってもクレンズを使えば大丈夫なスキル」の判断も、もっと磨いていかないといけないなと感じます。

――15日のSHG戦がレギュラーシーズン最終戦となります。配信インタビュー上では「Marble選手に負けない」という強気の発言もありましたが、Marble選手もSNS上で「次はViperになる」と発言していました。

Kakkun:さっき名前を挙げた選手の片方を取られてしまったので、では僕はRuler選手になる、ということにしましょうか(笑)。今はプレイの選択肢を広げたいと考えて、食事中などにも動画を見て勉強しています。上手い人はキルラインがすごく高いですが、そのラインを学んで吸収できれば本番で実行できるフィジカルが自分にはあると思っています。

――国際戦のデビューシーズンとなりますが、かなりレベルの高い環境でのプレイになっています。

Kakkun:いきなりめっちゃ強い人たちと戦えているので、楽しいですね。

――対戦していて相手のMIDレーナーのことが気になることはありますか。

Kakkun:いえ、まったくないですね。もうADCのことばかり考えています。

――その練習の成果が次の試合で発揮されることを楽しみにしています。本日はありがとうございました。

Kakkun:ありがとうございました!


「LCP Season Kickoff」は2月16日まで全8チームによるBO3のシングルラウンドロビンで実施され、上位6チームが次のラウンドへと進み、優勝チームは国際大会「First Stand」へと進出します。今回の結果によってDFMは1勝5敗となり、Day11終了時点で8チーム中7位となっています。

DFMの次戦は2月15日(土)19:00開始予定の「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)」戦。勝利したチームがプレーオフへと駒を進める、注目の日本チーム対決となっています。

《ハル飯田》

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ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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