【LoL Esport】2025シーズンの概要が発表!MSIは全試合Bo5、Worldsでは準決勝までの1週間が撤廃…「Worlds 2027」韓国など翌年以降の開催地も明らかに

日本からSHGおよびDFMが参加するLCPは1月17日より開幕です。

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【LoL Esport】2025シーズンの概要が発表!MSIは全試合Bo5、Worldsでは準決勝までの1週間が撤廃…「Worlds 2027」韓国など翌年以降の開催地も明らかに
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ライアットゲームズは、LoL Esportsにおける2025シーズンの開幕を前に、新導入の「フィアレス ドラフト」の詳細や、国際大会など2025年の概要を公開。また、2026年以降の国際大会開催地域が明らかになりました。

なお、日本からSHGおよびDFMが参加するLCPは1月17日より開幕です。


◆「フィアレス ドラフト」採用のスプリット1

今シーズン最大級の変更点のひとつが、スプリット1における「フィアレス ドラフト」の採用です。このフォーマットでは「BO形式のマッチで一度ピックされたチャンピオンはその後のゲームでピックできなくなる」ため、各チームがチャンピオンプールの限界を押し拡げていくことになります。

たとえばゲーム1でカ・サンテとレネクトンがそれぞれピックされた場合、ゲーム2以降ではこの2体は再使用できなくなり、チームの創造性と順応力が試されていきます。フィアレス ドラフトは全地域のスプリット1および新設される世界大会にも採用されるため、メタに大きな影響を与えることになるでしょう。

◆First Standトーナメント

First Standトーナメントは3月10~16日にかけて韓国・ソウルのLoL Parkで開催され、各地域のスプリット1優勝チームがしのぎを削ります。目指したのは「LoL Esportsシーズン序盤の趨勢を決める戦い」。フィアレス ドラフトを採用したほか、優勝の意義も大きく設定。優勝チームの所属地域はMSI 2025で追加シード権を獲得し、ブラケットステージからの参加となります。

First Standは2ステージ構成で、最初にBO3の1回総当たり戦を戦う「BO3ラウンドロビンステージ」が行われ、その後は上位4チームがBO5でシングルエリミネーションブラケットを戦う「BO5ノックアウトステージ」へ移行します。このトーナメント形式では全チームでラウンドロビンを戦うため、組み合わせ抽選が不要で、大会構造がより効率的でシンプルになります。

■ラウンドロビンステージ

ラウンドロビンステージでは競技の公平性・包括性を確保するため、各チームがBO3の総当たり戦を戦います。各マッチにおけるゲーム1のサイド選択権は事前にランダム抽選され、全チームが総当たり戦のうち2回を自チーム有利、2回を相手チーム有利で戦います。このステージ終了時に5位だったチームが敗退となり、トップ4チームがノックアウトステージに進出します。

■ノックアウトステージ

ラウンドロビンステージの上位4チームはここからシングルエリミネーション形式のBO5ブラケットを戦います。対戦カードはラウンドロビンステージの結果に基づいて決定され、1位と4位、2位と3位のチームがそれぞれ対戦します。このブラケットを最後まで勝ち抜いたチームがFirst Stand王者となります。

◆フィアレス ドラフトとは

フィアレス ドラフトでは、一度ピックされたチャンピオンはそのシリーズで「いずれのチームも」再ピックできなくなります。このピック制限は「フィアレス バン」と呼ばれ、追加バン枠のように機能します。バン/ピックフェーズでのバン(「標準バン」)は、すべてのゲームでこれまで同様に10体のままです。

具体的な数字と共に見てみましょう:

●ゲーム1:10バン(すべて標準バン)
●ゲーム2:20バン合計(10標準バン + 10フィアレス バン)
●ゲーム3:30バン合計(10標準バン + 20フィアレス バン)
●ゲーム4:40バン合計(10標準バン + 30フィアレス バン)
●ゲーム5:50バン合計(10標準バン + 40フィアレス バン)

チームの順応力が試され続けるこの新フォーマットでは、ゲームごとに変化していく新鮮な戦略/チャンピオンピックが期待できるでしょう。

フィアレス ドラフトとFirst Standトーナメントの詳細な情報については解説動画で取り上げているので、そちらも併せてご覧ください。

◆MSI 2025

続いてはFirst Standの後に控えるMSIとWorldsについて新情報をお届けしていきます。まずMSI 2025はカナダ・バンクーバーで、6月27日~7月12日にかけて開催されます。LoL Esportsのイベントがカナダで開催されるのは実に2017年以来のこと。熱量の高さで知られるバンクーバーの観衆が大会を大いに盛り上げてくれるでしょう。

MSIには5地域からそれぞれ代表2チームが出場し、MSI王者の栄誉を目指します。また、成績上位2地域に与えられるWorlds追加出場枠の行方にも要注目です。なお本年はMSIのフォーマットに若干の調整を加えています。詳細はまた開催が近づいてからお知らせしますが、ひとまずひとつだけ新情報を…。今年のMSIは大会開幕から最後まで全試合がBO5で実施されます!

◆Worlds 2025

今年のWorldsは中国を代表する複数の都市で開催されます。プレイイン/スイスステージは北京、準々決勝/準決勝は上海、運命のグランドファイナルは成都を予定しています。各会場に関する詳細は後日発表を予定していますが、まず本年からは「準々決勝と準決勝をはさむ1週間」が無くなります。例年この期間は「Worldsの興奮が冷めがち」というフィードバックが数多く寄せられていたため、今回こうして大会の流れを断ち切らないスケジュールに変更できたことを嬉しく思います。

Worldsの出場枠内訳は各地域3チーム、MSI 2025成績2位地域1チーム、MSI 2025優勝地域1チームの合計17チームです。Worldsフォーマットのより詳細な情報については、今年どこかのタイミングで発表します。

◆Drops 2025

2025年のLoL EsportsでもDropsは健在で、レギュラーシーズンと主要大会(First Stand、MSI、Worlds)で発生します。Dropsは基本的にマッチ中の任意のタイミングでランダム発生しますが、中には確定条件もあります。たとえばティア1リーグまたは大会におけるペンタキルとバロンスティールの発生時には必ずDropsが発生します。

また「Esports 2025 カプセル」も一年を通じて提供されます。競技シーン最高峰の熱戦を記念するLoLチャンピオンたち(やポロたち)の限定エモート/アイコンをお楽しみに。Dropsは、お使いのRiot IDで lolesports.com にログインした状態でのみ獲得できます。

◆2026年以降のLoL Esports

2026~2027年については、各世界大会の開催地域が確定しました。まず2026年のFirst Standは、世界屈指の熱狂的Esportsファンを擁するブラジルで開催されます。続くMSI 2026は韓国、そしてWorldsは再びの北アメリカ開催となります。そして2027年はFirst Standが東南アジア、MSIがヨーロッパ、Worldsが韓国で開催され、各地域で胸踊る熱戦が展開されます。



競技をさらに盛り上げる野心的ロードマップと革新的フォーマットが登場するLoL Esports。今年も盛り上がっていきましょう!

《岡野 朔太郎》

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岡野 朔太郎

「最高の妥協点で会おう」 岡野 朔太郎

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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