ZETA Dep「感じたことないくらいのパワーがある」―RBHG予選を前に新生ZETAのパワーと印象、XQQの変化が明かされる【Red Bull Home Groundインタビュー】

「Red Bull Home Ground APAC Qualifier」の開催を前に実施された囲み取材の模様をお届けします。

VALORANT インタビュー・コラム
ZETA Dep「感じたことないくらいのパワーがある」―RBHG予選を前に新生ZETAのパワーと印象、XQQの変化が明かされる【Red Bull Home Groundインタビュー】
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2024年10月19日・20日に両国国技館で行われる「Red Bull Home Ground APAC Qualifier」は、日本のZETA DIVISIONが新たなメンバーを迎え入れて初体制で挑む初の大会となります。

本稿では大会を前に実施された合同インタビューの模様をお届け。新メンバーへの印象やXQQさんがコーチへ復帰した経緯などを伺いました(囲み取材に出席したのはCLZ選手、SugarZ3ro選手、SyouTa選手、Dep選手、Xdll選手、XQQコーチの6名)。


◆Dep「感じたことないくらいのパワーがある」

――新しいメンバーとなり、チームへの印象を教えてください。

SugarZ3ro:メンバーがガラっと変わりました。しっかりとしたIGLがCLZさんになって、チームの全体の動きやマクロとかが良くなり、大会が楽しみです。

CLZ:圧倒的に撃ち合いが強いです。盤面として既に有利になっているシーンがとても多く、これまでのIGLでは有利を作り出すためのコールが必要でしたが、それが必要ないくらいですね。

――どれほど練習できているのでしょうか。また、チームとしてどのようなことに取り組んでいるのでしょうか。

CLZ:ちょうど1ヶ月ほどで、今はチームの基礎、連携部分にフォーカスしています。作戦的なところではあまり準備はできていません。完成度で言ったら10%、20%…は言い過ぎ(少なく見積もりすぎ)かもしれませんが体感としてはそのくらいです。

――最終的にチームをどのような形にしたいと考えていますか?

CLZ:このメンバーであれば日本チームやアジアチームの課題であったフィジカルはクリアしていると思います。マクロ面や戦術面でも圧倒して、どこのチームにも勝ち続けられるチームになりたいですね。

――今、リーダーはどなたなんでしょうか。

Dep:(自分かCLZかの)どっちかですね。写真とかではリーダーのポジションにいることがありますが、ゲーム内ではCLZさんがまとめています。

XQQ:あんまり明確には決めてないですね。全体的にはCLZとDepがうまくまとめてくれている感じです。

――今のチームの強みを教えてください。

Dep:圧倒的に個人の力です。感じたことないくらいパワーを感じますし、『VALORANT』が上手くて強いです。自分が先頭で負けてもなんとかなると思います。スクリムなどで元々強いことは知っていましたが、一緒にプレイするとなおさらその強さを感じます。

――SugarZ3ro選手とSyouTa選手はアストラ使いとして知られています。アストラのスターが5つになりましたが、エージェントピックには期待して良いのでしょうか。

SugarZ3ro:スター4つの時代から使っているチームもあったので、ということは…あるかもしれないですね。

SyouTa:僕は2年ほど前に使っていましたが、さすがに間が空きすぎました。下手くそだとクビにされちゃうので(笑)

――Xdll選手は以前ZETAにスタンドインとして加入していたこともありました。再びZETAに戻ってきていかがですか。

Xdll:当時は試合に出場することができず本当に悔しい気持ちで、いつか見返してやりたいという気持ちだったので本当に嬉しいです。

――Dep選手目線でXdll選手はどのように進化しましたか?

Dep:当時から「こいつヤバいぞ」と思っていました。この2年で基礎が固まって、FPSが上手くなってエイムも安定していると思います。あとはやっぱり、爆発力がありますね。

Xdll:(なぜか消え入りそうな声で)あざす…。

――戦ってみたいチームや選手はいますか?

SyouTa:僕はRRQですね。同じチームで戦っていたJemkinがいるので、同じフィールドで戦ってみたいですね。

◆XQQの「アソシエイトコーチ」とはなにか

――XQQコーチは「アソシエイトコーチ」として復帰されましたが、どんな役割なんでしょうか。

XQQ:ヘッドコーチの下にアソシエイトコーチがいて、アソシエイトコーチの下にアシスタントコーチがいるイメージです。Johntaの仕事をサポートしつつ、2人とも国外のコーチなので、日本にいながらプレイヤーをサポートしています。

基本的な戦術面などはJohntaが担当しています。Carlaoと自分をあわせて、ヨーロッパ、ブラジル、日本などさまざまな地域の戦略などをうまく持ってくる環境を作れていると思います。チームとして始まったばかりなので、これから細かいところは決めていく感じですね。

――どのような経緯でコーチに戻られたのでしょうか。

XQQ:『VALORANT』部門からLazが引退して部門の顔が必要だなという(笑)。競技シーンに戻りたい気持ちはあったので、色々な理由で今戻る気持ちはありませんでしたが、さまざまな説得があって戻ることになりました。あとはLazのかわりですね。僕がまた抜けたらLazが戻ってきます(笑)。

――格闘ゲームなども経験されて、新しく得られたものなどはありましたか?

XQQ:僕自身がコーチングされる経験がなかったので、コーチを受ける側の立場を理解できたと思います。プレイヤーの目線に立ってコーチングできたらいいなと思います。

――選手から見てXQQコーチの変わったところなどありますか。

Dep:ちゃんと気を遣うようになったかな。

XQQ:まるで前は気を遣っていなかったみたいな(笑)

――最後に今大会への意気込みをお願いします。

CLZ:新しいZETAになってから初めての大会なので、応援してくれるファンの期待に応えられるように頑張ります。応援よろしくお願いします。

SugarZ3ro:1ヶ月ほどの練習でみんなの強いところや上手い部分が見えてきました。それをしっかり大会で発揮していきたいと思います。応援よろしくお願いします。

何も思いつかないSyouTa選手

SyouTa:ちょっと待ってくださいね………次で…。

Dep:…次で。

一同:(笑)

Xdll:日本チームはZETAのベスト3を最後に結果を残せていないイメージがあるので、これを機にそれを覆していきたいと思います。応援よろしくお願いします。

Dep:今までは自分のスタッツを気にして大会に挑むこともありました。今年はそんなのどうでも良くて、勝ちたい。とりあえず勝ちたい。そのためにやれることは全部やります。

SyouTa:僕からすると今までとは次元が違う緊張があると思います。でも今のメンバーがとても強いので、彼らの足を引っ張らないように頑張って追いついていきたいと思います。応援よろしくお願いします。

XQQ:自分たちがやるべき『VALORANT』の戦い方や戦略などがまだまだ見えていない部分もあり、今回の大会は僕らの体験版ぐらいの気持ちで見ていただけたらと思います。リーグに初挑戦する3人もいますが、僕がプレッシャーや注目度合いをできるだけやわらげて、安心して活躍できる場所を作るのも僕の仕事だと思うので頑張ります。

《岡野 朔太郎》

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「最高の妥協点で会おう」 岡野 朔太郎

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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