『リーグ・オブ・レジェンド』の世界大会「Worlds 2024」。2024年10月3日からスタートしたスイスステージも、徐々にベスト8の顔ぶれが出そろってきました。
日本時間10月11日には、LCKのT1がLECのG2 Esports(以下、G2)と対戦。1戦目はT1が終始圧倒的な強さで勝利しましたが、続く2戦目はG2が底力を発揮。T1のインヒビターをすべて破壊する猛攻を見せます。ところが終盤、T1が驚異的な粘りを見せて集団戦に勝ち続け、ネクサスまで破壊。最終的に2-0でT1の勝利となりました。
これによりT1はGen.G、Hanwha Life Esports(以下、HLE)に続き、LCKで3チーム目となるベスト8へ進出。同時に、Faker選手は「Worlds 100勝目」という大記録を達成しました。
本稿では、試合終了後に韓国語放送で行なわれたT1・Faker選手のインタビュー翻訳をお届けします。
◆パリで一番楽しみなことは「ベスト8との試合」
――2-0での勝利となりましたが、今日の試合はいかがでしたか。
Faker:今日の試合は面白かったと思います。やっぱり火力の高い構成だったので、楽しく試合することができました。
――今日の試合はおっしゃるとおり火力の高い構成が両チームで出ていました。G2はいつもB/Pでひねってくるチームであるだけに準備も色々と必要だったと思います。レッドサイドでどんな点に最も注目して準備しましたか。
Faker:G2はチーム的に新しい構成に何度もトライしているので僕らはその点を念頭に置いていました。ただ、今日は予想通りのB/Pになったのでいつも通りにプレイして上手くやれたと思います。
――今日はもうひとつお祝いしなければならないことがあります。Faker選手が今日の2-0の勝利とともに「Worlds 100勝」を達成しました。本当にとんでもない大記録ですが、ご自身にとってどんな意味がありますか。
Faker:実を言うと、100勝という記録自体にはそれほど大きな意味をおいてはいないです。重要なのは今回の「Worlds」で良い成績を出すことだと思っています。
――それではベスト8の意気込みも気になっていますので、ファンの皆さんに向けてひとことお願いします。
Faker:「Worlds」を準備するにあたって予想していたパフォーマンスが少しずつ出せているので、ベスト8ではもう少し実力をアップさせて良い試合をお見せしたいです。
――ベスト8が行なわれるパリは、以前にも良い思い出があると思いますが、パリで一番楽しみにしていることや、思い出に残っていることはありますか。
Faker:僕らはどこへ行っても練習室でひたすら練習しているだけなので、どこか見て回る時間があるのか気になるところではあります。なので、一番楽しみにしているのはパリで行なわれるベスト8の試合ですね。
――では、最後にファンの皆さんに向けてひとことメッセージをいただいてから、インタビューを締めたいと思います。
Faker:これからも一生懸命頑張ります。ありがとうございました。
――インタビューも本当にありがとうございました。100勝も改めておめでとうございます。