7月上旬からサウジアラビアで開催中の「Esports World Cup 2024」。League of Legends部門は現地時間の7月6日にセミファイナルが行なわれました。
この日の1マッチ目となった北米のTeam Liquid(以下、TL)と韓国のT1との対戦では、2-1でT1が勝利。この後のファイナルでは、もうひとつの2マッチ目のセミファイナルで勝利したTop Esportsと戦うことになります。本稿では、試合終了直後に行なわれたT1 Zeus選手のインタビュー翻訳を再びお届けします。
◆「自分たちの対処が不十分だったと思う」
――Zeus選手、勝利おめでとうございます。今の心境を聞かせていただけますか。
Zeus:とても難しいゲームでしたが、チームメイトたちと共に非常に上手く克服できたと思います。まだ少し戸惑っている感じなんですけど、生き残れたことに感謝しています。
――かなり大変な試合で、正直こんなに難しい試合になるとは思ってもいなかったと思います。実際にどのように予想していましたか。
Zeus:TLが戦略をきっちり用意してきていたと思います。1戦目も3戦目もレーンスワップをしてきて、1戦目はBotですごく不利になってしまい、3戦目はTopでとても不利になってしまったので、ある意味ずっと序盤がつらいゲームだった気がします。それでも3戦目でチームメイトたち皆が上手くやってくれたので、しっかり乗り越えられたと思います。
――TLのレーンスワップ戦略に対してカウンターを準備していたと思いますが、いざ戦ってみてどう感じましたか。また、どのように対処しましたか。
Zeus:当然レーンスワップを準備してくるだろうということは予想していました。実はレーンスワップ自体、どちらが一方が対処を間違えるとものすごく不利な状況になってしまう可能性があります。とりあえずもう一度試合を見直さなければならないとは思うものの、自分たちの対処が不十分だったんじゃないかなと考えています。
――ファイナルでG2 Esports(以下、G2)またはTop Esports(以下、TES)と対戦することになりますが、どちらと対戦したいですか。
Zeus:大会やスクリムをやったときにG2も非常に強いチームだと感じましたし、TESも大会で良いパフォーマンスを見せていたので、どちらが勝ち上がってきても難しい相手になるだろうと予想しています。それでも今日のように最後まであきらめずにトライし続けていけば良いチャンスがあるだろうから、頑張らなければと思っています。