DRXは“アグレッシブ”になった…ZETA最年少・Yuran選手に訊くイニシエーターとしての役割と、宿敵・DRXの変化【インタビュー】

DRX戦を終えたZETA DIVISIONよりYuran選手に試合の感想やチーム内でのロールについて伺いました。

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DRXは“アグレッシブ”になった…ZETA最年少・Yuran選手に訊くイニシエーターとしての役割と、宿敵・DRXの変化【インタビュー】
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去年11月に、Red Bull Home Ground 2023に合わせてZETA DIVISION Academyより昇格したYuran選手。その加入以来、イニシエーターやヴァイパーで活躍を見せてきました。

VCT Pacific Stage 2初戦のDRX戦では、白星とはいかなかったものの1マップを返す健闘を見せました。今回はそんなYuran選手にチームのイニシエーターとしての役割についてや、ロスター変更後のDRXがどう変化したのか伺いました。

――大変お疲れ様でした。まずは試合の感想を教えてください。

Yuran:Stage 2が始まって自分たちの完成度が分かっていなかったので、それを知れてよかったなと思っています。

――DRXのアイスボックスは情報が全くないこともあり対策が困難だったかと思います。逆にDRX側から何か「ここを対策されていたな」などは感じましたか?

Yuran:アイスボックスに関しては、スクリムでの対戦相手と戦い方が違ったので、全然対応できなくてそのまま流れで持ってかれちゃった感じですね。

――アイスボックスでチームとして特に上手く運ばなかったことなどあれば教えてください。

Yuran:事前に練習していた形が上手くいかなくて、ちゃんとDRXみたいな戦い方をしてくるチームの形も練習したいなと思いました。

◆staxの脱退でDRXはどう変わったのか

――DRXみたいな戦い方……というのは、現DRXも去年までの彼ららしいスタイルが見られるということでしょうか?

Yuran:そうですね、ただstaxが抜けてからだいぶ変わったなというイメージもあります。

――「変わった」ということですが、今のDRXはどんなチームだと思いますか?

Yuran:以前と比べてかなりアグレッシブになったのかなと。みんなエイムも強いので、困った時の打開策は個人の力をだいぶ使ってきているなという印象を受けましたね。

――サンセットは、お互いに直近とは構成を変えての試合となりましたね。

Yuran:サンセットについては相手の構成が変わっているなかで、自分たちの思い通りの動きができ、相手のしてくることも大体は分かっていました。チームの強みを押し付けられてよかったなと思います。

◆hiroronnとの”ロール問題”

――今日の試合ではフラッシュ持ちイニシエーターのみを使用されていましたが、今までのソーヴァ・ゲッコー・ヴァイパーと比べて、プレイのしやすさは感じますか?

Yuran:KAY/Oとかブリーチは味方をサポートしやすいエージェントなので、若干ソーヴァとかヴァイパーとは性質が違うんですけど、自分にとっては結構やりやすいキャラなのかなと思っています。

――アカデミー時代はソーヴァやヴァイパーを多用されていたと思います。それでも今はフラッシュ持ちイニシエーターの方がやりやすいという印象ですか?

Yuran:個人としてのやりやすさもありますし、hiroronn選手とのロール問題なども色々あったので、今は丸く収まっているという感じです。

――hiroronn選手とのロール問題の解決やフラッシュ持ちイニシエーターを多用する方針を決める上で、チーム内でどんな話し合いをされましたか?

Yuran:今はヴァイパーが弱体化してしまい、どうしても2イニシエーターが強い環境なので「僕からやってみてもいい」という提案をしました。ソーヴァに対するブリーチのような、フラッシュを持っているエージェントと持ってないエージェントでは求められる動きが全然違うので、「どちらかにしよう」という話し合いをしていました。

――ありがとうございます。話は変わりますが、数日前に新マップのアビスでhirorornn選手を配信をされていたのをお見かけしたのですが、改めて競技の面で新マップの感想を教えてください。

Yuran:アビスはまだ全然触ってないんですけど、マップが広いのでブリーズみたいな感じで戦われるんじゃないかなと思っています。

――ありがとうございました。最後に次戦DFM戦への意気込みとファンへのメッセージをお願いします。

Yuran:いつも応援ありがとうございます、来週はDFM戦があるんですけど、ちゃんとDRX戦で得た経験を糧にして、次は上手く綺麗に勝てるように頑張ります!

《Wolfram》

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Wolfram

First Strike Japanで『VALORANT』の競技シーンにハマる。Masters Tokyo以来通訳としての活動を始め、気がついたら記事執筆も。最近の趣味はPacific、EMEA、Americasリーグの連続リアタイ。

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