Caedyeの夢は「Championsで勝つこと」…RIDDLEが手に入れたチームの頭脳「JoxJo」の影響とSplit 1からのパワーアップを訊く【インタビュー】

RIDDLE・Caedye選手へSplit 1を経験して得た強さや、JoxJo選手がもたらしたチームへの影響、『VALORANT』プレイヤーとしての夢などを伺いました。

VALORANT インタビュー・コラム
Caedyeの夢は「Championsで勝つこと」…RIDDLEが手に入れたチームの頭脳「JoxJo」の影響とSplit 1からのパワーアップを訊く【インタビュー】
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人気ストリーマー、ボドカさんが代表を務めるプロゲーミングチーム「RIDDLE(RIDDLE ORDER)」のVALORANT部門が設立されたのは2023年12月。元ZETA DIVISIONのVALORANT ACADEMY部門に所属していたyatsuka選手、Caedye選手、Aace選手、Vorzコーチに加え、元DetonatioN FocusMe(DFM)のSeoldam選手と、力強い期待の若手が集まったフレッシュなチームです。

しかし、最初の舞台として挑んだ「VALORANT Challengers Japan 2024 Split 1」では、惜しくもOpen Qualifierで敗退。ムラッシュゲーミングに破れ、Main Stageに進出することは叶いませんでした。

そんなRIDDLEは、Split 2を前にJoxJo選手の加入を発表。これまでNORTHEPTIONやFENNEL、DetonatioN FocusMeなど数々のチームで戦ったベテランを迎えると、Advance Stageを快勝し、念願のMain Stageへの進出を決めました。

本稿では、RIDDLE・Caedye選手へのインタビューの模様をお届けします。Split 1を経験して得た強さや、JoxJo選手がもたらしたチームへの影響、『VALORANT』プレイヤーとしての夢などを伺いました。

◆“個人技”から“チーム連携”へ、Split 2へ向けたRIDDLEの進化

――改めてSplit 1はMain Stageに進出できず悔しい結果となりました。どのような思いで他のチームの試合などを見ていましたか?

Caedye:後悔はありませんでした。Split 1の敗北によって、僕たちの悪かった部分を見つけ出し、それを修正する練習に繋げることができたんです。そういう意味で、逆に得たものが多かったですね。僕は元々大会を見るよりも自分でゲームをする方が好きなので、Main Stageはあまり見ていませんでした。

――そしてMain Stageにようやく進出できた今のお気持ちを教えてください。

Caedye:チームメンバー的にも、自分のパフォーマンス的にも「これくらい行けるのは妥当かな」と思っています。

――Split 1で見つかった課題とはどんなものだったのでしょうか。

Caedye:一番大きいものでは、試合中に良くないラウンドの落とし方をして、雰囲気が落ちてしまい、そのままダラダラと続いてしまっていたことです。大会ならではの問題ですね。

――それをどのように修正していったんですか?

Caedye:Split 1では若い選手がほとんどだったこともありました。Split 2では大会経験を積んでいるJoxJoが入ったことで、いろんなことを教えてもらいました。今はもう完全に大会ならではの問題はなくなっています。

――では、Split 2へ向けてどのような練習を重ねていきますか?

Caedye:“チームとしての動き”を重点的に練習していますね。ランクマッチのように一人で全員倒すというマインドではなく、“味方のために”というチームとしての考え方を学んでいます。Split 1では個人技がメインになっていましたが、今ではチームとして試合に臨む姿勢を作ることができていると思います。

――Split 2でライバル視しているチームなどはありますか?

Caedye:REJECTですね。若い選手が多いこともあり、個々人の撃ち合いの強さや撃ち合い方など、僕らと共通点が多いからです。

◆JoxJoがもたらしたチームの良い雰囲気

――JoxJo選手の加入で最も大きくチームが変わった部分はなんでしょう。

Caedye:全体的に明るくなりました。雰囲気が良くなったのが一番大きいですね。前は「ドンマイドンマイntnt」って感じだったのが「大丈夫、絶対勝てるよ」というような励ましの言葉が増えました。

その結果、JoxJoだけじゃなく他の選手も積極的に励ますようになっていきました。なので、ゲーム外でも雰囲気が良いですね。

――そのような雰囲気作りは意識して行っていたんですか?

Caedye:どちらかといえば自然と良くなっていきましたね。

――JoxJo選手のIGLは国内でも評価が高いプレイヤーです。実際にチームメンバーとして戦っているなかで、どのように感じますか?

Caedye:敵の3手先まで読んでいるので本当にすごいですよ。加えて、メンバー全員が『VALORANT』への理解度が高いので、JoxJoが3手先まで読んで共有してくれたことに共感して、意思統一が取れています。JoxJoが何を考えているのかをしっかりチームで共有して貰うことで、試合に対する考え方など、僕らの成長に繋がっています。

――JoxJo選手はチームのまとめ役になっているわけですね。

Caedye:大きな柱になってくれています。言語の壁もありません。

◆夢は「Championsで勝つこと」

――Advance StageではUpper Bracketからの勝ち上がりとなりましたが、手応えはいかがでしたか?

Caedye:自分たちがやりたいことを大体はできたと思います。VARREL戦では僕の調子が上がりきらず、いつもと違う動きをしてしまったところもありましたが、それまでの試合は順調で、思い通りの試合運びができましたね。

――Advance Stageを通じて感じたRIDDLEの強みを教えてください。

Caedye:みんな真面目にモチベーション高く練習していることもあって、シンプルに個人技のレベルが高く、敵の隙を見逃さないプレイができるところです。そのほかには、先述の通り「チームとしての動き」をしっかり考えることで、例えば試合で「敵がここにいるから、僕らはこうアクションすると良いよね」という提案が生まれるようになりました。

――若いメンバーを中心に構成されていることも特徴的ですが、“若さ故の良いところ”はありますか?

Caedye:撃ち合いの強さはちゃんと発揮できています。yatsuka、Aace、俺などがキツい場面を切り開いていくシーンも多いですね。

――yatsukaさんのクラッチは熱かったですね。

Caedye:yatsukaのガーディアンはヤバいです。

――ところで、配信を見ているとCaedye選手の部屋の照明が赤色になってたりしましたね。気分によって色を使い分けるなどしているのでしょうか?

Caedye:部屋の照明は16色あって僕が使うのは赤と紫です(笑)。赤だと画面に集中できるんですよ。本配信のインタビューで赤くなってたのはふざけていただけですね(笑)

――チームのオーナーであるボドカさんとは試合の前後になにかお話ししましたか?

Caedye:試合の後に「ナイスよくやった!」とメッセージを貰いました。

――では最後に、Split 2への意気込みと、今後の目標を教えてください。

Caedye:強いチームが集まっているティア1でプレイするために、まずはAscensionまでは絶対に勝ち進みたいと思っています。Split 1ではFENNELが優勝していましたが、僕たちがMain StageにいるSplit 2では、僕たちが日本一になります。僕の夢は「Championsで勝つこと」なので、そのために繋げていきたいです。

フレッシュでキレキレのエイムを持つ若手メンバーが経験豊富な頭脳を得てパワーアップしたRIDDLE。Advance Stageは危なげなく勝ち上がりましたが、目指す優勝までにはSplit 1を経た強豪たちが待ち構えています。

《岡野 朔太郎》

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「最高の妥協点で会おう」 岡野 朔太郎

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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