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「ZETAは天才しかいないチーム」「TFTは勉強するゲーム」mori・summertimerが語るZETAというチームとセット18やランクへの向き合い方【インタビュー】

ZETA DIVISIONより、mori選手・summertimer選手へのインタビューをお届けします。

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「ZETA DIVISION(ZETA)」が主催する『チームファイト タクティクス(TFT)』のオフラインイベント「ZETA FIGHT ARENA Set 18 Supported by Riot Games」が8月30日(日)にRed Bull Gaming Sphere Tokyoで開催されました。

ZETAメンバーと戦える参加型のコミュニティ大会

「ZETA DIVISION」公式Flickrより

本イベントは、一般の参加者とZETA「TFT」部門のメンバー4名の、計32名が競う大会です。トーナメントが始まる前にはトークショーも行われ、ZETAメンバーがセット18の構成やオーグメントについて紹介しました。

「ZETA DIVISION」公式Flickrより

トーナメントには高ランク帯のプレイヤーも多く参加し、非常にハイレベルな戦いとなったものの、決勝にはZETAからtitle選手、yatsuhashi選手、summertimer選手が残りプロの実力を見せます。

迎えた決勝戦では一般参加者が完成させたアッシュ☆3が、思わぬ展開によりまさかの敗北。通常なら勝利が確定する5コスト☆3の敗北に会場が騒めくなか、連勝進行から「金のタマゴ」開封にも成功したyatsuhashi選手が優勝を決めました。

FISTBUMPは、本イベントにてZETAのメンバーへのインタビューを実施。本稿では、mori選手・summertimer選手へのインタビューをお届けします。

「天才しかいないチーム」新加入・moriから見たZETA

――本日は、オフラインでファンの方々と交流できるイベントでした。まずは本日の感想をお聞かせください。

mori:初対面ですけど、知ってる人は何人もいたので、そういう人と話せたのが嬉しかったですね。

summertimer:去年、オフラインイベントでお会いした方ともお話しできて、懐かしいなと思いながら喋ってました。

――先日のEsports World Cup(EWC)も、お疲れ様でした。大会に向けてチームで長時間練習されたとのことですが、メンバー同士の関係性の変化はありましたか。

mori:自分は新加入だったのですが、一緒に練習してパリにも行き、仲良くなれたと思います。

summertimer:自分はtitleとyatsuhashiとは以前から話していて仲が良かったのですが、moriさんとはそこまで面識なくて、たまに一緒に遊ぶくらいの感じでした。ただ、EWCを通して、moriさんの人柄とか色々知れたんで、仲良くなれたと思います。

――そんなEWCを経て、改めて他のメンバーの印象はいかがですか?

mori:天才しかいないチームでしたね、やっぱり。仲間がすごすぎて(笑)

――mori選手はセット17からの加入となりましたが、ZETAメンバーとは以前から交流はありましたか?

mori:ほとんどなかったですね。みんな有名だったんで、一方的には知ってたんですけど...。

“GOAT” titleの存在感「titleはTFTに対して一番ストイックで真摯に向き合っている」

――title選手は二度の世界王者であり“GOAT”(歴代最高)とも呼ばれる選手ですが、実際title選手とチームメイトになって、どう感じていますか?

mori:やっぱりとにかくストイックですね。今まで裏を見ることがなかったので、どれぐらい練習してるのかわからなかったんですけど、ずっとTFTしててすごいなと思いました。

――summertimer選手はいかがでしょうか?

summertimer:titleは、以前から『TFT』に対して一番ストイックで真摯に向き合っているプレイヤーだと思ってますね。yatsuhashiはチーム戦の立ち回りとか、IGLとかしてくれたり色々考えてくれていて、ありがたい存在でした。

moriさんはまだ日は浅いですが、プレイスタイルや自分の考えを大事にし、思ったことを貫き通すプレイヤーだと思います。その姿勢が、EWCのチーム戦でもいい結果に結びついたのかなと。

――yatsuhashi選手が、IGLというお話がありましたが、チーム内で役割分担はあったのでしょうか。

summertimer:基本的にtitleとyatsuhashiが声出しをして「ここがこうだよ」ということをメインにコールします。あとは自分だったり、moriが気づいたことがあったら言って、チーム内で話し合うという形でした。

――今後、個人戦がメインとなると、チームとしてどういった取り組みをされているのでしょうか?

mori:よく一緒にプレイして、意見を出し合ったりはしてますね。

summertimer:そうですね。気づいたとこだったら喋ったりとか。あとは大会前に環境について話し合う場を、改めて設けたいと思います。

セット18は「柔軟にプレイするのは難しいですけど、実力も出やすいセット」

※情報は、インタビュー時点(8月30日)のものです。

――セット18について、改めて本セットの特徴やプレイする際のポイントを教えてください。

mori:やっぱりこのセットはすごいシナジーが豊富というか、たくさんシナジーを持ってるキャラが多くて、いろんな組み合わせができますね。柔軟にプレイするのは難しいですけど、実力も出やすいセットなのかなと。

summertimer:自分は他のセットよりはレベリングということにあまり意識を置いてません。駒の重なりだったりアイテム以外で盤面を強化する「ウィスプ」っていう要素が増えたので「ウィスプを買わず、敵の盤面の数を削れないまま痛い打点を受けてしまう」みたいなことをなるべく防いでいきたいと思います。

――レベルを上げるためにお金を節約するのか、今の戦闘に勝つために「ウィスプ」を買うのか、という判断は皆さん悩んでいる部分だと思うんですが、判断のポイントはありますか?

mori:セットに慣れてきたら、自分のボードと人のボードを比べた時に、ウィスプが必要なのかどうかが判断できるようになってくると思いますね。

summertimer:自分はとりあえず買うかどうか迷ったら買った方がいいと思います。

――ちなみにレベリング構成の時にはウィスプは厳選していきますか?それとも来たウィスプで取れるなら取る、という感じですか?

summertimer:その場合は、ウィスプの内容で判断します。あと駒の重なりが悪かった場合は、欲しくないウィスプならもう一度回すという感じです。

レベリングがどれだけ遅くなってもいいので、基本的にウィスプを買っていきます。HPさえ残せれば、後から5ステや6ステの後半でレベル9に到達することはできると思います。今セットは、とりあえず「今の盤面を強化すること」が大事だと思います。

――先ほど、おすすめ構成をいくつか紹介されていましたが、あまり注目されていない構成などで密かに強いと思っている構成などはありますか?

mori:ケイトリンリロールはあんまりやる人が多くないですが、4位にはかなり入りやすいと思ってます。

summertimer:トリスリロールですね。フェイ紋章がなくてもレベル9にさえ到達できてしまえば強いボードが作れます。早めにトリスだけ重なる状況とかで、「英雄のラッキーバッグ」とかで無理やり重ねてレベリングしちゃうとか。

あと、銀オーグメントの「集中砲火」。秒数が経っていくとADが増えていくオーグメントなんですけど、そういった相性の良いものとかもあり、トリスリロールが強いと思ってます。

――ありがとうございます。ちなみにお二人はセット18で好きなユニットはありますか?

mori:ケネンですね。もう全てが優秀だなって。ショップに並んでくれただけで嬉しいキャラですね(笑)。

summertimer:僕はPBEの最初の方からモルガナが好きですね。

mori:結構やってたよね。

summertimer:モルガナしかやってないんで(笑)。やっぱりモレロノミコンなどの、弱体系のアイテムを持たせても強いですし、火力積んでキャリー型にしてもダメージ出るので、自分の状況によって使い方を変えられるキャラだと思います。

ランクを回すプレイヤーへのアドバイス「やっぱりTFTは勉強するゲーム」

――セット18で本格的にランクを回していきたいプレイヤーも多いと思います。特にマスター帯からグランドマスター・チャレンジャーにかけては、多くの人が壁を感じるポイントだと思いますが、何かアドバイスはありますか?

mori:自分の場合は、自分よりランクの高いプレイヤーの配信を見て勉強しました。なぜ勝てないのかという理由がわからない状態でいくら回しても、結果は出ないと思います。やっぱり、TFTは勉強するゲームですね。

――やはり試合の数よりも座学ですか?

mori:そうですね。

summertimer:自分も配信を見て真似をするっていうのが大事だと思っています。真似をした上で何が良くなかったか、何が良かったか、というフィードバックを試合ごとにやっていくのが大事ですね。

――お二人は参考にしているプレイヤーはいますか?

mori:昔からsetsuko(AMER地域Team Vitality所属の選手)が一番好きですね。

summertimer:自分はあまり特定の個人を参考にするということはないですね。

――summertimer選手は基本的に自分のリプレイを見るとおっしゃっていましたよね。

summertimer:自分のリプレイだったり、チーム内で出てきた情報とかで自分で試してみて、という感じですね。基本的には自分で分析して、本当に勝てないというのが続いたら、「勝ってる人の配信を見に行く」ぐらいの感覚でやっています。

――リプレイを見るときに意識して見ているポイントはありますか?

summertimer:敵のボードと自分のボードを見比べたときに、自分の方が強いのに負けてしまう瞬間というのがあると思います。そういった場面で、配置だったり、今セットのウィスプであったりというところを、しっかり反省するといいと思います。

mori:配信を見て学ぶ時は、自分だったらこうするなってのを思いながら見ています。配信者の方が、自分の考えと違う選択をした時や、自分の思ってたものと違うアイテムをつけたりしたら、「なんでだろう?」と統計を調べて、その理由を考えたりはします。

大会前は「神社に行ってお参りをする」二人の練習ルーティーン

――競技に向けて、お二人は普段どのような練習をしていますか?

mori:もともと試合数は多くない方なので、試合時間は少なくて、勉強してる時間のほうが多いですね。試合との割合でいうと半々くらい。一日に最低でも10時間は必ずやってると思います。

summertimer:自分もあまり数は回さず、自分のプレイの良かった点、悪かった点の反省会を大事にしてますね。あとは、配信をちょっとした情報として得るぐらいの感覚で見ます。プレイする時間のほうが少なく、3:7とか4:6くらいですね。

他のプレイヤーはどうかわかんないんですけど、自分は「TFTを今やったら勝てるという感覚」がある時に試合を回すことが多いです。

――その「勝てる感覚」っていうのは、具体的にどういったものなんでしょう?

summertimer:自分でも言語化できてないんですけど、たぶん自分の思考が回ってるタイミングだなって思います。

プレイしている最中に、どうしてもボーッとしてしまう時ってあるじゃないですか。そういう時にやるよりは、TFTのことを考えてて、色々思考が回ってる時にプレイする方がやっぱり勝てると思ってます。

――お聞きしてるとゾーンに近い印象を受けますね。お二人はランクを回すときのルーティンはありますか?

mori:1回上位に入るまでやめないタイプですね。本当に大事なランク、ラダー争いとかしてたらやめますけど...。本気で練習してる時は、1回上位取るまでやる気がします。

summertimer:自分もただLPを上げたい目的だったら、2連敗でやめます。でも、勝つまで回した方が得られる知識や、どういうとこがダメだったのかというのが後からわかってくるので、一旦回しきって、本当にやばいなって思ったらやめるようにしてます。

――ちなみにいつもどのくらい睡眠時間を取っていますか?

mori:基本6時間以上は寝てますね。

summertimer:自分も6、7時間くらいですね。でも今は新セットをプレイしたいんで、あまり睡眠取れてなくて5時間とか4時間以下とかになっちゃってます。

――やはりTFTにおいて睡眠は重要ですか?

mori:重要だと思います。重要だと思うんですけど…。

summertimer:今は回したい時期だよね。

mori:回したい時期ですね(笑)。

――逆に睡眠のほか、TFT以外でやった方がいいことってありますか?

mori:これはもう大会前のお参りですね。明らかに違います(笑)。すごく近いところですけど、神社へ行ってお参りするだけで勝てる気がします。

summertimer:俺はもう普段しないことをしないようにしてます。普段通りで。

――食事とかはどうですか?がっつり食べるタイプだったりとか、空腹でプレイする方もいらっしゃいます。

mori:食べないですね。

summertimer:自分も数を回してる時は、食べないです。

――大会前も同じですか?

mori:大会前とかも食べないですね。

summertimer:自分は少なめで軽く食べます。

世界大会へ「絶対また行きたいっていう」「もう一度優勝を狙いたい」

――セット18の競技シーンに向けて、意気込みや今後の目標を教えてください。

mori:TPCに残り続けて、世界大会に出るっていう、あの経験をまたしたいですね。もちろん優勝のチャンスが来たら、優勝したいです。

――セット16では世界大会に出場し、初出場ながら4位を経験されました。あの大会を経て世界大会への気持ちは変わりましたか?

mori:やっぱり現地に行っていろんな選手と会うっていう経験を含めて、絶対また行きたいという気持ちは強いですね。

――summertimer選手はいかがでしょうか?

summertimer:自分は長期的に見て、もう一度世界大会優勝を狙っていきたいと思います。

――ありがとうございました!

<執筆:tetu/編集:松田和真>

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