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シニアeスポーツ選手は「反射」より「戦略」で勝つ—「マタギスナイパーズ」参加の研究にて【VALORANT】

シニアeスポーツチーム「MATAGI SNIPERS」と大学研究チームが共同研究を実施。シニア選手は反射速度ではなく高次の認知処理や戦略で競技力を維持していることが脳波測定などで判明しました。

FISTBUMP編集部

FISTBUMP編集部

秋田県発のシニアeスポーツチーム「MATAGI SNIPERS(マタギスナイパーズ)」が、高知工科大学のジョン・インヒョク助教や東京大学などが連携する共同研究プロジェクトに参加しました。この研究成果は、2026年8月22日に東京大学で開催された学術イベントで発表されています。

高齢アスリートの脳活動と競技力を科学的に解明

これまで未解明だった高齢アスリートの脳活動を探るため、選手5名を対象に脳波計とアイトラッカーを使用し、「VALORANT」プレイ中の大脳皮質活動や視線の動き、各種認知課題を細かく計測しました。

大学生プレイヤーとの比較分析から、シニア選手特有の強みも明らかになっています。画面の刺激に対する初期の視覚反応は若年層に比べて穏やかである一方、実際のゲーム内では高い競技力(KDAスコア)をしっかりと発揮していました。この結果から、直感的な反射神経だけに頼らず、より高度な認知処理や判断力、戦略を駆使して強さを維持している可能性が示されています。

今後はプロジェクトの第2段階として、脳波や視線の動きをリアルタイムでフィードバックするトレーニングシステムを導入し、反応時間の短縮や競技力向上の可能性を検証する予定です。年齢に応じた科学的トレーニングの開発が進むことで、シニア層の競技寿命延長や、「シルバーeスポーツ」を通じた健康・医療分野への貢献が期待されています。

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