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FL CLZ「シーズンが終わってしまう負けは、チームとしての終わりを意味する。本当に辛い」―AnthemとCLZが語る敗戦直後の心境と辛さ、“2026年のFENNEL”はどんなチームだったのか【VCJ Season Finalsインタビュー】

VCJ 2026 Season Finals準決勝でQTDに0-2で敗れたFENNEL。Anthem選手とCLZ選手が敗戦直後の悔しさと、チームの軸を築きながらも実力を出し切れなかった2026年シーズンを振り返ります。

えとのす棘

えとのす棘

7月25日から26日にかけて「アリーナ立川立飛」で開催されている「VALORANT Challengers Japan 2026 Season Finals」。Day 1となる7月25日の第2試合では準決勝が行われ、FENNEL(FL)とQT DIG∞(QTD)が対戦しました。

第1マップのアセントは、FLが前半を有利に進めたものの、後半はQTDがFLの攻めを封じて逆転勝利。続くヘイヴンでも序盤からQTDが主導権を握り、FLは反撃の兆しを見せながらも一歩及ばず、マップカウント0-2で敗退となりました。

本稿では、惜しくも敗退となったFENNELのAnthem選手とCLZ選手へのインタビューをお送りします。試合直後、気持ちの整理がつかないなかではありましたが、敗戦を受けての率直な心境と、「2026年のFENNEL」がどんなチームだったのかを振り返っていただきました。

流れが掴めなかった…敗退直後の2人の心境

――まずは今の心境を教えてください。

CLZ:負けたばかりで、気持ちの整理がついていないんですけど……ただ、その……普段の練習でできていたことを発揮できた部分もあり、個人技を出し切れなかった部分もありました。内容ではそんなにマズいとは思わなかったんですが、惜しいラウンドが多く、流れが掴めなくて負けてしまったので、悔しいです。

――CLZ選手はFLのドキュメンタリーで後悔しないようにしたいとおっしゃっていたと思いますが、どうでしたか?

CLZ:今日の負け方は、「負けたな」という感じの負け方というか……負けたんですけど、「もっとやれたな」という気持ちはいっぱいあるので、めちゃめちゃ後悔はありますね。もう少し自分が早く温まって、最初からパフォーマンスを出せていたら勝てていたなという部分が多かったので、そこはすごく悔しいです。

――Anthem選手はいかがでしたか?

Anthem:やっぱり負けるというのは辛いですし、自分のパフォーマンスも最後まで上がらなかったです。1v1に勝ちきれなかったり、自分の判断をもっとこうしたら良かったとか思うところはあります。こんなパフォーマンスで負けて悔しく思っている自分に腹が立っていますね。もっとやれたなとは思います。

――お二人は経験豊富で、シーズンの終わりがかかった試合も幾度となく戦ってきました。そこで敗北した際の喪失感や悔しさは、キャリアを積む中で変わっていくものなのでしょうか。

CLZ:大会期間は一瞬でも、練習期間は長く、どのチームでもどのシーズンでも本気で練習します。その練習をしてきた末に負けたら、いつも変わらず「超放心状態」になりますね。シーズンが終わってしまう負けは、本当に次に繋げることもできないですし、チームとしての終わりを意味するので、本当に辛いです。

Anthem:僕も負けた時の気持ちはあまり変わらないです。それでも、そこまでの過程を見たときに、ちゃんと全力をだし切れていたら、少し変わるのかもしれないですね。

久しぶりの日本オフラインは楽しかった

――お二人にとって、今日は久しぶりの日本でのオフラインだったと思いますが、対戦してみてどう感じましたか

CLZ:自分はオフラインをめちゃくちゃ楽しみにしていました。昔は緊張して「オフライン大丈夫かな」と思っていたこともありましたが、今日は会場でめちゃくちゃ楽しかったです。ちょっとパフォーマンスが上がりきらなかったのはひっかかりますけど、やれるだけやったので、楽しかったですね。

Anthem:自分も楽しみにしていました。Pacificのオフラインとは違った緊張感があるだろうなと思っていたんですが、今日は緊張からくるミスはそんなになかったです。単純に実力が足りなかった部分や、コールの量やマップを見る回数、集中力などが、オフラインに関係なく少なくなってしまっていました。でも、オフライン自体は楽しかったです。

――QTD戦を振り返って、上手くいったところ、いかなかったところを教えてください。

Anthem:防衛は、自分たちのスクリム通りの動きができていた部分もありました。少人数戦もアセントでは勝ち切ることができ、いいスタートが切れたとは思います。攻めに関しては、自分たちのリズムで攻めることができず、相手の構成に対応し切れなかったり、1人で倒されてしまったり、トレードミスがあったり、あとは単純に全体的な判断が少し甘かったですね。

ヘイヴンは立ち上がりが悪く、セカンドラウンドを落として、QTDに流れを掴まれオペレーターを出されたりと、苦しい状況ではあったんですが、何とか4ラウンド取れました。後半から流れを変えきることができれば良かったんですけど、力が及ばなかったですね。

CLZとAnthemが語る2026年のFENNELとは

――2026年シーズンがこれで終了となりましたが、振り返ってどんなシーズンでしたか。

Anthem:個人的には、シーズン序盤、中盤まで足踏みしてしまったと思っています。Eulerコーチとは頻繁にすり合わせを行えてはいたのですが、それを他の選手に伝えきる能力やアプローチの仕方がちょっと間違っていて、チームの基盤を作るのにも時間がかかってしまいました。それでも終盤に何とか立て直したんですけど、序盤からしっかりやっていたチームには完成度では劣ってしまいました。そこが後悔というか、良くなかったなと思います。

CLZ:本当の序盤はすごく良かったんですけど、中盤で自分たちの考え方がまとまらない時期がありました。それで時間を浪費してしまったのが、シーズンを通して痛かったかなと思います。今回、このプレイオフまでにチームとしての軸ができて、どのマップでも最低限の準備はできている状態にはなっていました。良い状態には持って行けたと思うんですけど、今日のような負け方をしてしまって、準備に対する悔しさではなくて、土壇場で実力を発揮できなかったのが心残りになりました。

――ここまでやってきたチームに対しては、どのような思いがありますか。

CLZ:FENNELに3年ぶりに戻ってきて、スタッフの方やマネージャーの方が、ずっと親のように見てくれているチームだったので、やっていて気持ちの良いチームでした。

チームメイトに関しても、日本でも本当に強いAaceさんとHalsさんと、経験豊富なAnthemさん、いろんな選択肢があった中でFENNELに来てくれたGangPinと一緒にやれて、みんな強いし、プライベートでも仲良くしてくれて、本当にいいチームメイトに恵まれた1年だったなと思います。

Anthem:『VALORANT』の考え方などの面で、チーム作りが難しかったです。チームメイトはみんな、決めたことはちゃんとやるし、練習も真面目にするし、前向きでリスペクトし合える人で、とても助かったと思っています。

――最後に、ファンの方々へメッセージをお願いします。

Anthem:ここまで応援してくださったファンの皆様には、悲しいというか悔しい結果になってしまって申し訳ないです。応援があったおかげでここまで来られたと思うし、FENNELの一員として1位を獲る姿を見せたかったのですが、叶えることができず本当に申し訳なかったと思います。メンバーは分かりませんが、これからもFENNELは続いていくと思うので、来年以降も応援してくれたら嬉しいです。

CLZ:日本でちゃんと1位になって、圧倒的に強いチームになって世界に行きたかったんですが、期待を裏切る形になってしまい本当に申し訳ないです。応援があったからこそ、ここまでみんな頑張れたと思うし、もう応援がないとやってられないので、本当にありがとうございました。

――お気持ちの整理もつかないなか、インタビューに応じていただき、ありがとうございました。

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