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2026年7月25日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」Split3の開幕戦が行われ、スイスステージのRound1では「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)」が、強豪チーム「Team Secret Whales(TSW)」と対戦しました。
MSIではLPLの「Top Esports」を相手にBo5で勝利を収めるなど、今シーズンのLCPを牽引する存在と言えるTSW。この日もその強さは健在で、Game1では序盤からSUPのBie選手のロームアクションが決まるなど各レーンでキルを先行。そのままSHGに反撃の糸口を掴ませないスノーボールで1勝を手にします。
続くGame2は1レベルからSUPのローム合戦となりましたが、SHGがTOPとJGのキルを獲得して有利を築きます。しかしここからTSWの素早いローテーションに対応を迫られる展開となり、徐々にペースを明け渡すと、高いクオリティの集団戦を前に奮戦するも押し切られゲームエンドに。Bo3は0-2で敗戦となりました。
試合後、SHGのBOTを務めるMarble選手にオンラインインタビューで試合の感想を聞きました。
――まずは試合を終えての感想をお願いします。
Marble:ほとんど望んだ形でのファイトができなかったことをはじめ、うまくいかない部分がすごく多い試合になりました。特にチームファイトの部分が良くなかったと感じているので、みんなと一緒にフィードバックで修正しなければいけない部分かなと思っています。
――この対戦カードはSplit2の最後に抽選が行われたので、かなり長い準備期間がありましたが、特別な「TSW対策」を講じるよりも、現在のメタに合わせた練習が中心になったのでしょうか。
Marble:そうですね。やっぱり今は“非ADCメタ”なので、僕は特にそこの練習が中心でした。
――“非ADCメタ”は、イコールで“ロームSUPメタ”とも言えると思います。実際に今日のGame2は1レベルからお互いのSUPが上側のJGでぶつかるという展開になりました。やはりこうした試合がまだ多くなりそうですか。
Marble:今日もピックされたようにカミールやシェンみたいな、結構むちゃくちゃ(なアクションが)できるSUPがメタになってきて、それに連れて1対1が強いAPチャンピオンが軸になるメタなので、まだそういったピックは増えていくのかなと思いますね。

――APC(メイジBOT)も多くなっていますが、とはいえこのメタがシーズン最後まで続くかと言えば疑問ですし、今でも当然マークスマンが選択されるケースも少なくありません。普段よりも意識しなければならないチャンピオンが多く、BOTレーナーには難しいメタですね。
Marble:おっしゃる通りで、特に今のAPCで軸となっているカシオペアとシンドラが調整やBANなどで消えた時にはマークスマン勝負になる可能性も高いので、その練習もしないといけなくて……普段の練習にプラスしてAPチャンピオンを練習しなければいけない難しさを抱えたまま戦っている感じですね。
――Split2の最後のインタビューでは「オブジェクトファイトなど、集団戦が課題」との言葉もありました。今日はGame2にVan選手が大きく裏を取って挟むシーンなど、チーム全体での狙いが感じられるアクションも見られましたが、そこは改善された点と見て良いでしょうか。
Marble:ですね。スクリム段階では結構良くなってきているんですが、今は集団戦1回の勝ち負けがすごく結果に大きく影響するメタなので、そこは常に全員が意識を持って取り組まないといけない部分だと思います。スクリムと本番ではまた違いますから、そういう点も含めてうまくフィードバックして修正していきたいです。

――大会形式についても聞かせてください。今Splitはスイスドロー形式で、これまでの総当たりと比べて試合数は短く、対戦相手も直後には決まっていません。その点についての意識はありますか?
Marble:スイスドローだからという意識はなくて、試合は普段通りやっていけば大丈夫だと思います。ただ、Bo5をレギュラーシーズン中から戦うことになるので、そこはうまく対策しないとですね。
※突破チーム、あるいは敗退チームを決める試合はすべてBo5で行われる
――ありがとうございます。これは余談ですが、前Split後にサッカーのワールドカップが開催されていたので、よくサッカー日本代表のユニフォームを着ているMarble選手は楽しまれていたのか、気になっていました。
Marble:ちょっと試合の時間が時間(※)だったんで、リアルタイムでは見れず、ハイライトで結果を追うくらいでした。その時期は練習もすごくハードに取り組んでいる時期だったのもあって、自分に余裕もなかったですね。
※今回のサッカーW杯は時差の関係で、台湾時間でも深夜から早朝にかけての時間帯の試合が多かった
――MSIとも重なっていましたが、やはりそこで佳境と言いますか、「APCも練習して使えるようになっていかないと」という判断になってきたのですね。
Marble:そうですね。MSIでのT1の試合あたりから急に増えてきて……本当に大変でした。
――Split2も終盤で少しずつメルBOTでレーンをいなしつつパイクにロームさせるドラフトが出ていましたが、やはりMSIのメタを見ても本格的に練習すべきだと。
Marble:ですね。まずメルが出てきて、そのカウンターでヴェル=コズ、シンドラ、カシオペアまでBOTにいるみたいな状況になって、最終的にアニビア、ラックス、ゼラスあたりまでなんでも出てきている状態だったので「流石にやらないといけないでしょ」って感じでした。
――その練習の成果が試合で見られることも楽しみですし、やはりマークスマンで活躍するシーンも楽しみです。まだ対戦相手は決まっていませんが、次に向けて意気込みを聞かせてください。
Marble:今日は何もできずに負けてしまった感じで、すごく悔しい気持ちがあります。ただ、もう来週にはまた次の試合が控えているので、そこに向けてしっかりみんなで修正していければなと思います。
0勝2敗になるとそこから突破までBo5を3連戦する大変なスケジュールが確定するので、それは本当に避けたいです。来週、まじで死ぬ気で勝ちにいきます。

――ありがとうございます。とんでもなく暑いので、体に気を付けて頑張ってください。
Marble:ありがとうございます!
「LCP2026 Split3」は、勝敗数が同じチーム同士で対戦が進み、3勝でプレイオフ進出、そして3敗で敗退となるスイスドロー形式を採用。プレイオフ上位2チーム、そして試合結果や順位に応じて加算される「チャンピオンシップポイント」上位チームが国際大会「Worlds」への出場権を手にします。
SHGの次戦は来週7月30日と31日に行われる「Round2」にて、0勝1敗のチーム同士での対戦が予定されています。対戦相手はDay2の試合が終了次第、抽選にて決定します。