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彗星のようにプロシーンに現れ、長期にわたってLJLの最前線で活躍したEntyさん(@enty925)。歴代でも日本人最強SUPとの呼び声も高く、「Sengoku Gaming」ではLJLで活躍した元プロプレイヤーです。
引退後はストリーマーとなり、ハイレベルなソロランクや解説動画の投稿、ストリーマー大会「League The k4sen(LTK)」への出場、そして時に発動するダンスなど、ゲーム内外で多彩さを発揮し、2026年5月には「DetonatioN FocusMe」ストリーマー部門に加入を果たしています。
今回はそんな、Enty(えんてぃ)さんにインタビュー。全力で駆け抜けたプロキャリアの振り返りや、ストリーマーとしての展望など、さまざまなお話を聞きました。

――Entyさんと言えば「『LoL』を始めてから半年でチャレンジャーになった」エピソードでも知られているプレイヤーです。チャレンジャー到達まで、どのような経緯があったのでしょうか。
Enty:元々は『Left 4 Dead 2』でチームを組んでプレイしていて、そこでチームメイトに「『LoL』やってみない?」と誘われて遊んだのが最初でした。ただ、その時は難しくて全然楽しめなくて、2か月くらい放置していたと思います。
――初心者が最初につまずく「難しくてよく分からない」経験は、Entyさんにもあったんですね。
Enty:そうでしたね。ただ、また暇になったタイミングで遊んでみたら何故か面白くて、そこからハマったんですよ。高校2年生の頃で、シーズン4でした。
――そこがEntyさんの本格的な『LoL』のスタートですね。
Enty:僕はとにかく負けず嫌いで、ゲームのランクシステムで上位に駆け上がっていくのが好きなんですよ。当時は別のオンラインゲームでランキング1位になっていたんですが、そのランキングには後に『LoL』のプロになるEvi(@ebihuryahurya)やRainbrain(@fujimako1231)もいたんですよね。

彼らが先に『LoL』でランクをあげていたので、俺も「こっちでも追いつきたい。追い越したい」と思って、とにかく上手くなろうと頑張っていました。もう学校『LoL』学校『LoL』って感じの生活でしたね。
――当時から勝利と上達への情熱が強いプレイヤーだったことが伺えます。最初からSUPプレイヤーでしたか?
Enty:いえ、最初はADCとMIDもやっていて、ADCだとルシアン、MIDではゼラスを使っていた記憶があります。元からSUPタイプの人間というわけではなくて、他のゲームではキャリー系やダメージを出す役割が好きで、よくプレイしていました。
ただ、とにかく「勝ちたい」が優先で、そこまでロールにこだわってはいなかったですね。SUPでダイヤモンドを達成していたフレンドと一緒に教えてもらいながらプレイするようになり、その人がADC、僕がSUPで上手く勝てていたので、そのままSUPになった。という流れです。
――最も勝つために適していたロールがSUPだったんですね。
Enty:そうです。その教えてくれたフレンドも含めて、他のゲームでは僕の方が上手かったので「追い抜けるはず」のマインドでプレイしましたし、実際2~3ヶ月くらいで並んで、追い越せましたね。そこからさらにランクを上げて、半年でチャレンジャーに到達できました。
――いくら教えてもらっていたとは言え、とんでもない成長速度ですね。当時から複数のオンラインゲームでランキング上位にいたというのは、相当なゲーマーだったのではないでしょうか。
Enty:子供の頃から趣味はとにかくゲームでしたね。お父さんがPCでオンラインゲームをプレイしていたのを見て自分もやりたくなって、小学校3年生から遊んでいました。
――それはかなり早いですね!
Enty:最初は親のPCを借りて遊んでいたんですけれど、その頃からPvP要素のあるオンラインゲームが好きで好きで、最終的に自分のノートパソコンを買ってもらったことがすごく思い出に残っています。
――小学生の時点でプロゲーマーEntyさんの原点があったのですね。それにしても、本当に「PvPゲームのエリート」と言える経歴です。
Enty:僕は対人戦で勝つのがすごい好きなんですよね。性格が悪いと思われるかもしれないんですけれど、やっぱり「相手が嫌なことをする」のがそういうゲームでは強いですし、すごく好きなんです(笑)。
――まさに『LoL』は「相手が嫌なことをするゲーム」とも言われますから、そういった観点ではSUPが向いていたと言えるかも知れません。他レーンへの興味は無かったのでしょうか。
Enty:無かったですね。特にプロになってからは勝たないといけなかったので、全くそういうことは考えず、「SUPでどうやって勝つか」「どうすれば上手くなるのか」をずっと考えていました。
もちろん『LoL』ではキャリーレーンがペンタキルを出したりすごくダメージを出したりと目立ちやすいと思うんですけれど、SUPでもゲームを動かせるし目立てるロールだと思ってプレイしていました。

――では、そんなプロへの歩みも振り返っていただきたいと思います。シーズン4で『LoL』をスタートしてチャレンジャーに到達したEntyさんですが、記録を見てみると同シーズンの終わり頃には既に「7th heaven」に所属しての競技シーン出場経験がありますね。
Enty:競技シーンに出るようになったきっかけは、Yoshiakiさん(@YSDS3141)というJGの方に声をかけていただいたからでしたね。「若くてすごいスピードでランクを上げている人がいる」と聞きつけたらしく、僕にゲーム内で「一緒にチームをやってみないか」とメッセージで誘ってもらって、そこで結成されたのが「7th heaven」でした。
当時のメンバーはTOPがイレリア使いのyunnさんで、JGがYoshiakiさん。MIDは今も結構仲が良いClockdayで、ADCがMuekiさんでした。当時ではめちゃくちゃ有名なプレイヤーが揃っていたらしいんですが、僕は配信など全く見ていなかったので、教えてもらうまで知りませんでした(笑)。

――それが競技シーンへの第一歩になったんですね。
Enty:その頃はまだプロでもなく給料もなかったんですけれど、大会に出るのは純粋に楽しかったです。ただ、結局は色々あって「7th heaven」を抜けることになり、工業高校3年生のタイミングだったので就職活動に一旦は専念するようになりました。
就職活動は上手く行ったんですが、落ち着いてまた少し暇になると大会への意欲が出てきて、自分からメンバーを集めることにしました。それで最初に声をかけたのがアパさん(apaMENさん @apamelol)で、JGにisurugiさん、MIDはClockdayで、ADCにハレっち(@harehare215)が入って「Unsold Stuff Gaming(USG)」が生まれました。「売れ残り」って意味でつけた名前なんですが、皆本当に強かったですね。
――かなり長く続くチームになりましたね。
Enty:そうなんです。それでも最初は「内定をもらって就職活動が一区切りついたし、卒業までの半年間で色々と大会に出たいな」くらいの感覚でしたね。
ただ、僕らはLJLに出るための大会に出場して優勝したので、翌年からLJLに参加できることになったんですよ。それでも最初は変わらず「僕は辞めます」とは言っていたんですけれど、メンバーと話し合ううちに「やっぱりEntyが必要だから続けてくれないか」と。
――それは嬉しいですね。
Enty:しかも、ちょうどLJLのシステムが変わるタイミングで、お給料もある程度もらえる見通しになったんです。それなら就職するよりも良い条件になるし、自分もゲームが好きだしと気持ちが変わっていきました。親に相談しても「やりたいことをやりなよ」と言ってもらえて、上京してプロになる決断をしました。
――聞いていると、周囲の環境もタイミングもすごく良かった印象です。
Enty:本当に運が良かったですね。LJLが公式大会化するのが1年遅かったら、きっとそのまま就職していたと思うので、人生のターニングポイントでした。
だって内定を貰っているのに辞退するってやばいじゃないですか(笑)。なので先生にも結構怒られたんですけれど、最終的に「やりたいならやってこい」と送り出していただけました。

――2016年からプロキャリアがスタートしましたが、まだプロゲーマーという言葉も浸透していない時代でした。
Enty:例えば整体に行った時に「お仕事は何されてるんですか」と聞かれて、「ゲームしてます」と答えてはいたんですけれど、あんまりピンときてなさそうだったのを覚えています(笑)。その3年後くらいから「eスポーツ」という単語が一気に流行りだして、ようやく認知され始めた印象ですね。
――まさに日本のeスポーツ黎明期と言える時代で大変さもあったはずですが、プロ生活の思い出はいかがですか。
Enty:めちゃくちゃ楽しかったですね。好きなゲームをしながらお給料がもらえるのがすごく嬉しくて、チームのメンバーも良かったので、楽しく過ごしていました。勝ちたい気持ちもあって毎日必死にプレイしていて、もう夢中でした。
――キャリアが進むにつれLJL全体で韓国人選手が増え始め、BOTレーンも数多くの名選手が登場し始めました。
Enty:当時は「自分が1番うまい」と思ってプレイしていたので、SUPで上手い人が現れても「そこに勝てば良いや」というマインドでしたね。ただ、次第にSUPとJGに強い韓国人を揃えるのがトレンドになってきて、やっぱり対面してみるとレーン戦からめっちゃ上手いなと思わされました。
知識の差も感じましたし、どこか「うわ、これは勝てないかも」と思う部分もありつつ、それでも彼らに勝つことに挑戦したい気持ちもありました。
――やはりそれだけインパクトがあったのですね。個人の感覚とチーム全体での戦い方もまた異なります。
Enty:そうですね。それまで日本人プレイヤー相手には全員勝てていた感覚もあって自信もついていましたし、もちろん勝ちに行ってはいました。ただ、ある程度「BOTは耐えていれば」という方針もあって、なかなか勝ちきるのは難しかったです。
――それでも長らく「日本でSUPが1番上手いのはEnty」との呼び声も高く、実力は間違いなく証明されていました。そしてEnty選手も韓国人ADCとコンビを組むようにもなっていきます。
Enty:一番最初に組んだのはGangoでしたね。ドレイヴン使いのアグレッシブな選手で、知識もミクロもめちゃくちゃ凄くて「こんなに上手いんだ」ってびっくりしたのを覚えています。
もちろんそれまで組んでいたハレっちもすごく上手かったんですが、ゆっくりファームしていく安定型で、集団戦のパフォーマンスで輝くタイプだったんですよ。Gangoはレーンからどんどんスノーボールしていくタイプだったので、割とアグレッシブな僕と相性がかなり良かったですね。「もう誰にも負けないな」って思いながら組んでいました。

――かなりの手応えがあったと。
Enty:ありました。当時はGangoとDUOランクを回していたんですが、チャレンジャーランクでも勝率が80%くらいあって、2人で日本サーバーの1位と2位になりましたからね。本当に敵がいない感覚でしたね。
――そんなGango選手を含め数多くのプレイヤーとチームメイトになりましたが、Entyさんは韓国語でのコミュニケーションが取れるそうですね。
Enty:そうですね。USG時代に韓国人選手が入ってきてから「韓国語でコミュニケーションが取れた方が強くなれるんじゃないか」と思って、オーナーさんに頼んでオフシーズンに3ヶ月ほど韓国に語学留学に行かせていただいて、そこで覚えました。
――留学であっても3ヶ月での習得は早いですね。
Enty:韓国語と日本語は似ている部分が多いとよく言われますし、覚えるだけならかなり簡単なんですよ。留学前にハングルだけ覚えて「意味は分からないけれど読めて書ける」くらいの状態で韓国に行きました。
向こうでは「語学堂」という学校に通って勉強しつつ、空いている日はPCバンで『LoL』をする生活を3ヶ月続けました。高いレベルのサーバーで実力も磨きながら勉強できて、ちゃんとコミュニケーションできるようになりました。
――『LoL』のために韓国語を習得するのも情熱の高さが伺えますし、その後のキャリアにも大きく生かされたのではないかと思われます。たくさんのコーチからの指導も受けました。
Enty:最初の「7th heaven」もUSGもコーチ不在で選手のみでフィードバックしていたんですけれど、別にそんなにマイナスとは思っていなかったんです。ただ、2018年にEUから来たPascalさんというコーチに初めてついてもらって「コーチってすごいんだな」と感じましたね。
やっぱりゲーム後のフィードバックも客観的に見れていて自分たちが見えていたものと全然違いますし、上達にめちゃくちゃ繋がるんだなと。
――それまで選手たちの話し合いでフィードバックしていたのも驚きですが、やはりコーチの影響は大きいんですね。
Enty:メンタル的なコーチングをしてくれたのも大きいですね。中々選手同士でお互いにメンタルケアするのは難しいんですよ。
――印象に残っている指導内容はありますか?
Enty:すべてのコーチに感謝していますけれど、やっぱりReaperedさんが印象に残っています。世界大会にも出ているすごい実績のコーチが来てくれるだけでもビックリしたんですけれど、最初に「俺がお前たちをこう変えていく」と、コーチング方針をパワーポイントで選手たちにプレゼンしてくれたんですよ。
「自分はこういう人間で、チームをこんな組織にしていく」と説明があって、それまでと全然違ったタイプのコーチですごかったです。

――チームビルディングに対するアプローチの仕方がすごいですね。
Enty:そうなんですよ。しかもReaperedさんは日本に来て2か月くらいで日本語がかなり喋れるようになって、聞き取りもほぼ出来ていました。僕も韓国語ができるのもあって、コミュニケーションもスムーズでした。
――「Sengoku Gaming(SG)」時代は韓国語でのコミュニケーションも盛んだったと聞いたことがあります。
Enty:韓国人選手3名体制だったんですが、3人とも日本語が結構上手くて、TOPのPaz(@Pazloll)も独学で韓国語を覚えていたので、お互いに母国語を喋ればコミュニケーションできていました。韓国人選手が韓国語を喋っても僕とPazは聞き取れて、それに日本語で返事をしても彼らもちゃんと理解できるんですよ。
――それはかなり驚きで、しかもちょっと面白い光景ですね(笑)。PazさんとEntyさんの組み合わせでなければ成立しない手段ですが。
Enty:ですね(笑)。SGの最後の方ではそういう時期もありました。
――当時のSGはかなり強力なロスターで、2022年と2023年にはLJLのレギュラーシーズン1位も獲得しました。ただ、プレイオフでは「DetonatioN FocusMe(DFM)」の前に悔しい結果が続きましたね。
Enty:本当にずっと決勝戦には勝ち進んでいたんですけれど、そこでは勝てなかったですね。特にYutapon(@yutapongo)が強くて、アジア競技大会では日本代表として一緒にプレイしたんですが、ちょっと1人だけゲーム理解度が違っていて「これは勝てないな」と思わされましたね。
もちろんDFMは他の選手も強かったんですが、組んでみても相手してみても日本人で一番上手くてゲーム理解度も高いプレイヤーだと思って、すごく尊敬しています。最近はお互いにストリーマーとして一緒にゲームすることもあって、色んな話ができて楽しいですね。
――そんなアジア競技大会も戦った2023年シーズン限りで、Entyさんは現役を引退されました。この決断を振り返っていただけますか。
Enty:当時はTOPがPaz、JGがOnce、MIDがJettで、ADCがLokeNという、どう見ても最強のチームだったんです。しかもすごく仲が良くて、コーチにReaperedさんもいて、めちゃくちゃ頑張っていたんですが、それでも優勝できなかったので、そこで「もう優勝はできないんだろうな」と心に来たんです。
僕は試合で感情をあまり出さないタイプだったんですけれど、最後の試合に負けて「じゃあ、皆でご飯に行こうか」となった時に涙が流れてきたんですよ。こんなに強かったのになんで負けたんだろうという気持ちだったのか、もう無理だなと思ったのか、初めて人前で泣いたのをよく覚えています。

――キャリアの集大成とも言えるようなチームでも届かなかったことが、気持ちの面で区切りになったんですね。
Enty:そうですね。勝っていればそのまま最強のチームで続けていたと思いますが、翌年からLJLが国際大会に直通ではなくPCSプレイオフに編入される形になるという情報もあって、諦めがつきました。
――引退後はYouTubeにも解説動画を投稿するなどストリーマー、コンテンツクリエイターとして活動されていますが、発信活動には興味があったのでしょうか。
Enty:正直、まったく無かったですね。YouTubeの動画も面白いかなとは思ってアップしたんですが、プロ時代は忙しすぎて数も少なかったです。プロ活動と発信を並行している選手はいたので甘えはあったかなとも思うんですが、当時としては限界でした。ただ、今になると「もっとやっておけば」と思ってます(笑)。
――いわゆるストリーマー界隈への関心はどうでしたか?
Enty:選手時代は全然なくて、あまり配信も見ていなかったんですよ。もちろん有名な人の名前は知っていましたけれど、例えば『LoL』が盛り上がり始めた要因のひとつと言われている「夜更カス」は知らなくて、後から教えてもらって「そういうのがあったんだ」って驚きました。
――そんなまっさらなスタートとなったストリーマー活動ですが、特に解説動画はSUP目線のものが少なかったこともあり、多くの『LoL』プレイヤーが参考にしてきたと思います。
Enty:確かにそうでしたね。TOPやEviやMIDのCerosさんの動画はありましたけれどSUPは少なくて、配信でも「解説動画やってよ」とコメントしてもらうことも多かったので、挑戦してみました。
――個人的にインパクトが大きかったのが「タンクサポートでメイジサポートに勝つ方法」の動画で、日本サーバーでのセカンドブッシュの取り合いが当たり前になったのはEntyさんの影響も多分にあるのではないかと思います。
Enty:確かによく言われます。結構当たり前だなと思っていたことも、発信してみると意外と影響があるんだなと。
――今ではランクや経験を問わず常識のひとつとして浸透していると思います。そんなストリーマー活動を2年半ほど続けられてみて、感想はいかがですか。
Enty:僕は長時間配信自体は苦じゃないですし、楽しんでやれていますが、始めたばかりの頃は同時接続が100人もいかなくて、1年目で300人に到達しなかったら辞めようと思っていました。
300人目標が達成できたので2年目は500人に目標設定して、それも達成できたので3年目は1000人を目標にしてと、ゆっくりスノーボールするスタイルでやっています。視聴者から目標が低いとは言われるんですけれど。
―LTKでEntyさんを知った方も少なくないと思われますし、またスノーボールのきっかけになっているかもしれません。ちょうどEntyさんがストリーマーになられた頃から日本でも『LoL』の盛り上がりがスノーボールしつつありますよね。
Enty:そうですよね。k4senさんによる初心者向け解説動画もすごく見られていて、人口がめちゃくちゃ増えている実感もあります。LTKも主催していただいて有り難いですし、僕としても盛り上げていくために、これからも解説動画はアップしていきたいですね。

――そんなLTKについても振り返っていただきたいと思います。MASTERS階級ではLJL時代の対戦相手とまた戦うことになりましたが、いかがでしたか?対戦相手からはEntyさんの強さを感じたという声が聞かれて、ThintoNさんからは「当時以上に差を感じた」とのコメントもありましたが。
Enty:SUPはQooさんもhetelもThintoNもみんな元プロで、すごく上手かったので差は感じなかったですね。最初は僕もチームゲームが久々だったのもあって、負けてる部分もあったと思います。そこから例の負けず嫌いが発動して、練習もソロキューも本気で取り組んだことで勝てるようになっていった印象ですかね。
――元チームメイトのapaMENさんは「なんでこんなにTOPに来るんだ」とおっしゃっていましたが。
Enty:それは……アパさんだったからTOPに行ったのも若干あるかもですね(笑)。でもMASTERSはみんな上手くて、スクリムではある程度"お試し”の動きでゲームが崩れることもありましたけれど、本番はゲームが壊れることもなく、バランスも良くて楽しかったです。出場メンバー全員と、集めてくれたk4senさんにもすごく感謝しています。
――自身でプレイするだけではなく、個人コーチもされていましたが、コーチングの感想はいかがですか?
Enty:僕は個人コーチだったのでそれほど特別なことはしてないつもりです。COREはCerosさんが、NEXTはらいじんがチームコーチとして上手く教えていて、本当にすごいなと思いながらふたりを見ていましたね。自分は思ったことをすぐに言っちゃうし、理論的に考えながら話すのってすごく苦手なんですよ。
――そうなんですね。SUPコーチングは好評だったと思いますが。
Enty:実際にそう言ってもらえて嬉しかったですが、チームコーチはまた別ですごく大変そうでした。やってみたい気持ちもあるんですけれど、チャレンジする前にはReaperedさんにコーチングのコーチングを受けてからやりたいかも(笑)。
――ストリーマー大会だとまたプロシーンとは違った難しさがありそうですよね。プールも違いますし、それこそメンタル的なケアもかなり重要そうです。
Enty:配信の“撮れ高”もあるじゃないですか。すごく難しいですよね。
――確かにそうですね。撮れ高と言えば、LR MASTERSはVCがなんと言いますか……荒いことで結構な撮れ高を提供していたようにも思いますが。
Enty:あれはNestyがCerosさんに言われているシーンが多かったと思うんですけれど、実際にNestyがメンバーの中だとチーム経験が少ない方で、かつ天然なので、やっぱ指摘しなければいけない場面があったんですよ。
そこでCerosさんが率先してNestyを処理しつつ面白い雰囲気にしてくれたので、大変だっただろうなと思いつつ、感謝しています。すぐにエンタメ化してくれて、他のメンバーも良い雰囲気を作ってくれたので、やりやすかったですね。
――昨今のすごく派手な配信スタイルにも楽しませていただいています。
Enty:ダンスとかですか(笑)?あれはリスナーさんから配信中に「ブラジリアンフォンク」っていう音楽をおすすめしてもらったんですよ。なんかすごく心地よくて、配信でも流してみたら勝手に体が踊り出していました。なんかウケも良くて、ああいう感じになりました。
恥ずかしさもない訳ではないんですけれど、体を動かして汗をかくし、ダンスは気持ちいいですよ。踊った配信の後に結構な虚無が訪れるんですけれど。

――無理のない範囲でお願いします(笑)。
Enty:ストリーマーって見てる方が楽しければ良いと思っているので、試行錯誤して皆が喜んでくれたものは取り入れています。
――プロ時代もインタビューでは対戦相手を意識して強気のコメントをしていたイメージですし、見ている人を意識して発言されていたのでしょうか。
Enty:そこまで意識はしてなかったんですけれど、元々かなり強気なタイプですし、インタビューに答えるのがあまり上手くないのは自分でも分かっていたので、なんとか盛り上がればと「余裕だからかかってこいよ」とか言うようにしていましたね。
――それもファン目線では嬉しかったです。それでは最後に、今後の目標やチャレンジしたいことを教えてください。
Enty:視聴者数はやっぱり増やしていきたいですし、今後も『LoL』の大会に参加して全体コーチングにもチャレンジしてみたいですね。MSIのウォッチパーティも、知り合いを呼んで居酒屋配信みたいなスタイルで試合を見ているんですが、これも楽しいです。
あとは……ゆくゆくは大手配信者になって、色んなゲーマーの配信者を集めた運動会をやりたいんですよね。皆の運動神経をテストするとか、そういったリアル系の企画にも興味があります。
――DFM所属になって、また新しい交友が広がることで可能な企画も増えていきそうですね。『LoL』以外のゲームはどうですか?
Enty:最近はLTKの2次会としてLRメンバーで『VALORANT』のカスタムをやろうという話になり、予習も兼ねて触ってみたらすごく面白かったんですよね。それで「1ヶ月で『VALORANT』イモータルチャレンジ。いけなかったら坊主」を提案してみたんですけれど、マネージャーさんは「いや、無理だよ」って言われて。
――それはかなりハードなチャレンジですが、確かにEntyさんの経歴を考えると絶対に不可能ではないと思わされる部分もありますね。チャレンジの途中で多少躓いたり、コーチングを受けたりというのも醍醐味になると思います。
Enty:結構キツいって言われていて、ゲームセンス舐められてるのかなと思ってました(笑)。でも、そういうチャレンジは結構意欲があるので、やってみたいです。
あとは今度『LoL』が昔のパッチを再現するイベントをやるらしくて、僕が始めたシーズンよりも前の『LoL』が楽しめるかも知れないので、これもすごく楽しみにしています。もちろん他のゲームも含めて、誘ってもらえたら嬉しいです。
――またチャレンジ開始の際はFISTBUMPで紹介させていただきます!今日は色んな貴重なお話、ありがとうございました。
Enty:ありがとうございました。上手くまとめてください(笑)!