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AGELITE Banger「圧倒的パワーで勝ちきる」―自身のこれまでの歩みと、心機一転でコミュニケーションが円滑になったチームを語る【Challengers Japan 2026 Split 2 単独インタビュー】

「VALORANT Challengers Japan 2026 Split 2」のMain Stageに出場するAGELITEのBanger選手に、直接お会いしてお話を伺いました。

スイニャン

スイニャン


2026年5月23日(土)より「VALORANT Challengers Japan 2026 Split 2」のMain Stageが開幕します。今回は、Advance Stageで上位の成績を収めて見事Main Stageへ勝ち上がってきたAGELITEのBanger選手にいろいろと語っていただきました。韓国人選手で日本に来てからまだ日も浅いということで、インタビューはすべて韓国語で実施。本稿では、そのときの模様を翻訳してお届けします。

ストレスなく常に良い雰囲気のなかでゲームできている

――はじめまして。今回急きょ、私が韓国語でインタビューすることになりました。よろしくお願いします。

Banger:よろしくお願いします。事前に今日のインタビューはすべて日本語で行なわれると聞いていたので、大変なことになったなあと思っていたんです(苦笑)。日本語も多少は話せるんですけど、やっぱり知らない単語も結構あるので。

――今日は遠慮なく、韓国語で話してくださいね。ではまず「Challengers Japan 2026」Split 1の感想から、聞いていきましょうか。

Banger:Split 1ではみんなで優勝を目指してできる限り努力しましたが、チーム全体の方向性自体が良くなかったところもあって、選手同士で意見が合わなかったりミスが多かったりしたんです。無理やりメタについていこうとしたせいで自分たちがうまく扱えるエージェントでゲームをすることができず、徐々に集中力も落ちてしまったように思います。

――では先日行なわれたSplit 2のAdvance Stageのほうも、振り返ってみての感想を聞かせてください。

Banger:うちのチームはSplit 1終了後に新しい選手たちが入ってきて、本当に一生懸命準備したんですよ。だからAdvance Stageで勝ち上がる自信はあったんですけど、結構きついグループに入れられてしまって。強豪チームが多かったので少し心配したものの、自分たちの実力を信じて頑張ったおかげで、良い結果につながりました。

――おっしゃる通りメンバー変更がありましたが、Banger選手から見て新生AGELITEの印象はいかがですか。

Banger:新しいメンバーになって心機一転と言いますか、少し重苦しかった雰囲気が明るく楽しい感じに変わって、選手たちもストレスなく常に良い雰囲気のなかでゲームできています。

前のメタはセンチネルがあまり強くなく、嬉しくはなかった

――ゲーム面でもネオンがナーフされてメタが大きく変わりましたが、その点についてはどう思いますか。

Banger:ネオン・ウェイレイのような素早い機動力を生かした2ダイブが弱くなって、オペレーターなどスナイパー類の武器の価値が高まったので、これからはジェットやチェンバーのようなオペレーターが使いやすいエージェントの登場が増えそうですね。

――では今回のメタの変更は、Banger選手にとって嬉しい変更ですか。

Banger:正直、前のメタは嬉しくはなかったですよね。僕としても日本で自分の実力を証明したいと考えているのでもっと自分に合ったゲームをしたかったんですけど、前のメタではセンチネルがあまり強くなかったんです。サイファーやキルジョイといったエージェントがメタではなくもどかしさも感じていましたが、いまのメタではチェンバーやエントリーできるエージェントを使えるようになったのでかなり良くなったと思います。おかげさまで自信もかなりつきました。

――Split 1のころと比べて、チームとして一番成長したのはどんな点だと感じていますか。

Banger:先ほども触れたとおり、やっぱりチームの雰囲気が一番変わりましたよね。チーム内のコミュニケーションも円滑になりました。日本人選手も簡単な英語を交えたりしていて、もちろん滅茶苦茶な英語のときも結構あるんですけど(笑)。みんなができる限り自分の意見を伝えようと努力しているので、むしろすっきりとムダがない感じになっているケースもあるかもしれませんね。とはいえさらに洗練させるには、もう少し時間が必要だと思います。

――試合形式がトーナメントからラウンドロビンに変わりますが、その点についてはいかがですか。

Banger:Split 1のときのトーナメント方式は、僕としても初めてやる形式だったので良い経験ができたと思っています。だけど、負けたら敗退というプレッシャーが大きすぎました。ラウンドロビンのほうが、「Challenges Korea」のときもやっていたので慣れてはいますね。すべてのチームと対戦できるので試合数も多いし、何より気持ちの余裕があって準備期間も長く取れるので、その点がすごく良いと思います。

ブートキャンプだと、人間的に成長できるケースも多い

――Banger選手はこれまでに韓国、中国、日本の3か国でプレイして、日本ならではの特徴や違いなどは何か感じましたか。

Banger:インゲームの部分での違いはちょっとだけあって、韓国や中国では個人技を駆使してゲームを進めていくケースが多い反面、日本はチームゲーム的に進めていくことが多いです。それ以外の部分は、日本での自分の経験値があまりにも少なすぎて……。

――というと?

Banger:僕はAdvance Stageのときに来日してそこからずっとコーチと一緒に暮らしていて、ほかの選手たちはそれぞれの家からプレイしているので、日本でもオンラインでプレイしている状況なんですよね。韓国や中国にいたときはブートキャンプをしていたので、大会が終わったらみんなでご飯を食べに行ったり休みの日には選手同士でカラオケに行ったりしていたんですけど、日本ではまだそういった経験が一切ないので比べられないんです。

――なるほど。ということは、ほかの選手たちと直接会ったことは一度もないんでしょうか。

Banger:Split 1のAdvance Stageで勝ち上がったときに公式の写真撮影で一度だけ会って、それ以降は会ってないですね。

――では質問を変えて、ブートキャンプとオンラインでの違いやそれぞれの良い点などを聞かせてもらえますか。

Banger:オンラインの場合は体力的に楽なのがいいですよね。家でひとりでプレイするので、気をつかう部分が少なくて気持ち的にも楽な気がします。ブートキャンプだと団結力が高まって仲良くなれますね。もちろん人付き合いという意味で気をつかったりストレスを感じたりすることはありますが、そういったことを通じて人間的に成長できるケースも多いと思うんですよ。だから僕はブートキャンプのほうが好きですね。

CGZスタンドインでの経験が土台、日本の生活も楽しい

――Banger選手は以前FEARXに所属していて、そのとき一緒だったメンバーも結構日本に来たと思うのですが、結局韓国に戻ってしまったケースも見られました。Banger選手がいまも日本に残って活動できている理由は何だと思いますか。

Banger:僕の場合は、FEARXに入る前にCrest Gaming Zstで一時的に「スタンドイン」として加入したことがあったんですよ。2か月ほどの短い期間ではあったものの、その間に日本のチームがどういう感じか知ることができて学びも結構ありました。そういった日本での経験を積んでいたからこそ、それを土台にいまも日本のチームで続けられているんだと思います。日本での生活も、すごく楽しいです。

――Split 1でAllen選手にインタビューさせていただいた際に「ムードメーカーがいない」というお話があったんですが、いまはいかがでしょうか。

Banger:いまは僕がムードメーカーになっている気がします。面白い感じにしたくて、ふざけて叫んだりしてるので(笑)。暗い雰囲気になったときは、気分転換のためにくだらない話とかも結構してますね。

――では、ご自身の得意なプレイスタイルについてもお伺いしたいです。

Banger:試合に対する適応力が高いことが長所だと思います。それを土台に相手の隙を突いたり状況を把握したりしながら、圧倒的な武力で勝ち切ることが得意です。皆さんにはぜひ、僕のフィジカルに注目していただけたらと思います。

――楽しみにしています!それでは最後に、Split 2への意気込みとファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

Banger:Advance Stageでお見せしたような攻撃的なプレイや圧倒的なパワーで、Split 2でも良いパフォーマンスを披露したいです。いつも応援してくださっているファンの皆さん、それからかつての同僚たちも応援してくれているので、本当に感謝しています。皆さんの応援を糧に、できる限りの良い成績が収められるよう頑張ります!


「VALORANT Challengers Japan 2026」 Split 2 Main Stageは5月23日(土)より開幕します。大会は6月28日(日)まで開催され、Split 1上位4チームとAdvance Stageを突破した4チームの合計8チームがシングルラウンドロビン(総当たり戦)にて対戦。Main Stageの結果、上位6チームがSeason Finalsへの出場権を獲得し、上位2チームはSeason Finalsのシード権とアリーナ立川立飛への切符を手にします。

<取材・執筆:スイニャン/編集・撮影:松田和真/取材アシスト:えとのす棘>

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