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VicaLコーチの熱意、rre選手のリーダーシップ、SnowRabbit選手の成長―ベスト4へと躍進を遂げた「L Guide Gaming」の裏側【インタビュー】

LJL 2026 WINTER SERIESでベスト4という好成績を収めた「L Guide Gaming」の主要メンバーにインタビュー。LJLの振り返りやチーム結成秘話などについてお伺いしました。

えごいすと

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今シーズンからの新規参入チームながら「LJL 2026 WINTER SERIES」において、ベスト4という好成績を収めたのが「L Guide Gaming(LGG)」です。

今回は、そんなLGGの主要メンバーである、期待の新人SnowRabbit選手、チームを牽引するリーダーrre選手、そしてチームの核となるVicaLコーチにLJLでの激闘の振り返りや、チーム結成に隠された知られざる秘話など、様々な内容をお伺いしました。

初陣でベスト4!「コミュニティに貢献できるようなチームをつくりたい」

――まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

SnowRabbit:LGGでTOPを担当しているSnowRabbitです。よろしくお願いします。

rre:MIDのrreです。よろしくお願いします。

VicaL:LGGのヘッドコーチをしているVicaLです。よろしくお願いします。

――LJL 2026 WINTER SERIESをベスト4という好成績で終えられましたが、率直な感想はいかがですか?

SnowRabbit:今年から新人選手としてLJLに参加して、色々な面で不安なところもあったんですが、ひとまずベスト4という成績を出せて嬉しいです。

rre:まず最初にくる感想としては「楽しかったな」っていうのがあります。チームメンバー同士の仲が良かったという点もありますが、特にADCのNaiNa選手とSUPのSaki選手とは同じ高校に通っていたこともあり、とても良いチームで試合が出来たなと。

あと、昨シーズンのDFM Academyでは、ただチームメンバーについていくだけの子分的な存在だったんですけど、LGGでは「リーダーとして振る舞えるように頑張ろう」と意識していました。なので、責任感など感じながら、リーダーとしてチームを引っ張ることが出来たと思っています。

――ちなみにrre選手がチームリーダーになった経緯はどのような感じだったのでしょうか。

rre:オーナーからの要望で、LoLのプレイ年数やLJLでの経験値などの総合的な判断で僕になりました。自分でもそうあるべきだとは思っていましたね。

――VicaLコーチも感想をお聞かせください。

VicaL:ベスト4に入れたのは、一緒に頑張ってきたチーム全員のおかげだと思うので、みんなに感謝したいです。そして、Summerシーズンまで続けられる足がかりを作れたことがよかったです。

――今回ベスト4という結果でしたが、その結果についてはどう評価していますか?

SnowRabbit:僕はわりと満足しています。でも、次のスプリットではもっと上を目指したいです。

rre:自分個人の成長という点も相まって、一定の満足はしています。

VicaL:元々は日本人メインのチームで、強いチームに勝つことが目標でした。途中から韓国人選手が1人加入しましたが、その中で韓国人を2人起用しているチームなどを相手に勝ち、成長した場面などでは満足しています。

――では、個人的なパフォーマンスという部分で自己評価をつけるとしたら、10点満点中何点くらいでしたか?

SnowRabbit:6点くらいですかね。スクリムなどをしながらコーチから色々なことを教わったんですが、それをまだ活かしきれていないなと思ったので、少し低めに点数をつけました。

――新人選手として実際に「LJL」という公式大会に出場してみての感想はいかがでしたか。

SnowRabbit:本番だとスクリムと違って緊張する部分もあるんですけど、スクリムで練習したことを意識するようにしてからは、特に緊張することもなく試合をすることができました。

――ありがとうございます。ではrre選手はいかがでしょうか。

rre:僕の中でFENNELのDICE選手が10点満点だとしたら、自分がリーダーとしての役割がある程度出来たなというのを含めて7点くらいです。プレイ面だとDICE選手の次に僕が上手いなと思ったので8点くらいです。あ、でもDICE選手は10点満点だったら12点くらいかも...(笑)。

――VicaLコーチはいかがですか?

VicaL:私からは選手たちに8点くらいあげてもいいかなと思います。自分自身には6点くらいですかね。オンラインでコーチングすることは今シーズンが初めてで、ゲーミングハウスなどでコーチングするよりも難しかったり、教え方などで色々試行錯誤する部分もあったので6点ぐらいという評価です。

フィードも一つの経験。VicaLコーチは「申し訳なかった」

――LJL 2026 WINTER SERIESで一番印象に残ってる試合やシーンなどを教えて下さい。

SnowRabbit:DFM Academy戦でイレリアでアカリ相手にめっちゃフィードしたことです(笑)。

rre:10デス以上したらしいです(笑)。いや!死にすぎだろ!!!

――上手くいかなすぎて記憶に残ってる感じですね(笑)。逆にご自身で上手くいったなという意味で印象に残っている試合はありますか?

SnowRabbit:たしか、New Meta戦だったと思うんですけど、ジャックス相手にリヴェンを出して、活躍できた試合が印象に残っています。

――SnowRabbit選手のシグネチャーチャンピオンでもありますもんね。LGGの試合を見ていると、TOPは基本的にファイターのチャンピオンがピックされる印象がありますが、何か意図があったりするのでしょうか?

SnowRabbit:僕のチャンピオンプールがあまりタンクを練習していないということもあって、使えてオーンくらいと狭いので、ファイターをやらせてもらってる感じですね。タンクを出しても良いとは思っているんですけど、コーチが信用してくれている感じもあるのかなと。フィードすることもありますけど(笑)。

――誰にでもそういう時はありますよね。rre選手、VicaLコーチの印象に残っている試合はありますか?

rre:浅い感じになっちゃうんですけど、FENNEL戦でDICE選手と戦った時に「DICEさん、マジつえーな」って...「めっちゃ安定してる」っていうのを試合で実感して、安定してキャリーできるのは本当にすごいなって感じました。

VicaL:私もSnowRabbit選手と同じくDFM Academy戦が印象に残っています。良いバンピックをした時はあまり記憶に残らないんですが、私がミスをしてしまった時のバンピックは記憶に残りやすいので...。

あの試合はアカリがTOPに来る可能性まで考慮して、アカリ相手にイレリアは良くないと分かっていながらピックさせてしまい、選手に悪い記憶を植え付けてしまったようで申し訳なかったですね。選手にとっては良い経験だとは思うんですけど、あの時は私の気持ち的にはちょっと苦しかったです(笑)。

――似たような話題になりますが、対戦した選手で印象に残っている選手はいますか?

SnowRabbit:kkkkkkkkk選手が対面していて一番ミスが少ないというか、隙が無いなって感じました。

――kkkkkkkkk選手とは年齢も近いと思いますが、ライバル意識のようなものはあったりするんでしょうか。

SnowRabbit:あんまりライバル意識とかは無いんですけど...。

rre:無いんだ(笑)。

SnowRabbit:今は自分のことに必死というか、それだけで精一杯という感じで。ただ、いずれは勝ちたいですね。

rre:DICE選手以外だとArnebのDaemi選手とは、レーン戦をしていて今までに感じたこと無いほどの尋常じゃない「圧」を感じて、彼はマジですごいなって思いましたね。DICE選手を含めて、この2人はとても印象に残っています。

SnowRabbit選手はWinter Seriesの最優秀新人賞を受賞

無所属の危機からの合流。LGG結成の裏側

――選手の皆さんがLGGに加入することになったきっかけはなんだったのでしょうか。

SnowRabbit:元々LJLに出場してみようと思って募集などを探していたところ、たまたま最初に目についたのがLGGでした。

rre:僕も似たような感じで、当時選手を募集しているチームが全然無くて...その時にたまたまLGGのトライアウトに参加していたADCのNaiNa選手に誘われて、その流れでトライアウトに参加しました。

――VicaLコーチは若手の育成という点でシーズン前にXで投稿などもなさっていましたよね。LGGに加入する理由は何だったのでしょうか。

VicaL:新しい若手や、新人選手を見つけないとLJLの未来はないと思ったので、最初は自分でメンバーを集めて新しいチームを作るつもりでいました。rre選手や引退したKinatuさんなどと新しいチームを作る話をしていたんですが、結局その計画が実現できなくなってしまって...。

そのときには、かなり時間が経っていて、他チームのロスターも決まっている状態でした。なので、当初計画していたプランが崩れてしまったし、今シーズンは休もうかなと思っていたんです。ただ、自分のせいでrre選手も難しい状況になってしまい、申し訳なく感じていたので、rre選手がLGGのトライアウトを受けているという話を聞いて、最初はコーチではなくrre選手のアドバイザーみたいな形で加入しました。そこから代表の佐藤さんからヘッドコーチとしてやりませんかというありがたいオファーをいただいたので、その流れで引き受けることにしました。

――なるほど、そんな裏話があったんですね...。そんな中でSnowRabbit選手は1年目からVicaLコーチという実績のあるコーチに教えを受けていますが、印象に残っているアドバイスなどはありますか?

SnowRabbit:そうですね...(考え中)

rre:いっぱいあるだろ!(笑)

SnowRabbit:「マクロは人数差をどう作るか」という部分は考え方が変わったというか、色々なことが考えやすくなりました。LGGに加入するまでチームに入ったこととかも無く、ソロランクしかしたことのない状態でチームに入ったので、色々な面で基礎が足りてなくて追いつくのが大変でした。本当に今の環境には恵まれているなと思っているので、もっと早く上手くなって良い姿を見せたいです。

――rre選手はいかがでしょうか。

rre:たくさんありますけど、一番記憶に残っているのはモチベーション面で「どういうメンタルでゲームをするか」という話をしてくれた時に、VicaLコーチが自分の過去を含めた今までの経験について話をしてくれたので、とても説得力があってしっくりきました。僕ももっと頑張らないとなと思わされたのが、すごく印象的でした。

――現在、「League The k4sen: Dash Ladder(LTK DL)」というようなLJLのチームがそのまま出場できる大型コミュニティ大会も開催されますが、LJL選手としてLoLシーンの盛り上がりについてどのように感じていますか?

SnowRabbit:僕もちょうど盛り上がったのに乗っかってLoLをプレイし始めたって感じなので、本当に面白いゲームだなとも思いますし、このままどんどん盛り上がって、まだプレイしてない人にも始めていただけたらと思っています。

rre:今、色々な方のおかげでめちゃくちゃ流れが来てるっていうか「LoL」っていうゲームが注目されている中で、今がとても大事だと自分的に思っています。その中で注目されているゲームタイトルの大会に出ている選手として、どれだけ自分の価値を高められるかという部分において、もっと強くなる必要があるなと思いながら、日々練習しています。

――日本の競技シーンを長く見てきたVicaLコーチはどう感じていらっしゃいますか。

VicaL:私たちのチームの試合を見せられる場所があれば、手段や方法を問わずに全てお見せしたいです。「LoL」は楽しいゲームなので、ファンの方たちにもっと応援していただけるようになることが必要だと思います。なので、こういった場を作ってくださる関係者の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

目指すは全員がキャリー! 新たなロスターで「自分たちの可能性」に挑む

――次のスプリットのLJLでの目標を教えてください。

SnowRabbit:WINTER SERIESがベスト4止まりだったので、次は優勝を目指して練習を頑張りたいと思います。

rre:自分の「可能性」を自分自身とVicaLコーチに証明するシーズンだと思っていて、年齢的にもSnowRabbit選手とかと比べると、あんまり若いって感じでもないですけど、それでもまだ「可能性がある選手」であるということを証明するために頑張ることが目標です。

VicaL:結局大事なことは、Summer Championshipの結果だと思うので、それまでにチームとしての完成度を高めることが目標です。また、次のスプリットからメンバーが変わって、MIDにPing選手が加入しますが、彼は以前から上手な選手だと思っていました。「LJLにこんなに上手い日本人選手がいるんだ」ってファンの方たちに思わせるような選手に育てることが個人的な目標です。

――最後に応援してくれるファンの皆様へ、メッセージをお願いします。

SnowRabbit:今、応援してくれているファンの皆さんには、これからも応援していただきたいなと思うのと、まだファンではない方にも、もっと応援していただけるように頑張りたいと思います。

rre:僕も次のスプリットから担当するロールが変わったりで緊張はしているんですが、その中でもLJLで一番のDUO BOTになれるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。

VicaL:色んなことが前のスプリットから変わりますが、チームとしてのバランスはさらに良くなったと思いますし、全てのレーンの選手たちがキャリーできるチームだと思います。その強さをしっかりお見せ出来るようにしますので、引き続き応援よろしくお願いします。

――本日はありがとうございました!

全員:ありがとうございました!

<取材・執筆:えごいすと/編集:松田和真>

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