
- League of Legends
- インタビュー
2026年シーズンのSplit2が4月4日に開幕した『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」。4月12日には、日本のFukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)がGround Zero(GZ)と対戦しました。
まずはGame 1、SHGがキルやドラゴンスタックで少しずつリードを築きます。そして迎えた終盤、SHGが相手をうまく各個撃破しバロンまで獲得。そのまま進軍したSHGが1戦目を制しました。続くGame 2では、序盤からGZが有利を握った状況で試合を展開します。インヒビターまで割られてピンチに陥ったSHGでしたが、少数戦での勝利、不利な状況下でのバロン獲得、ドラゴンソウルのかかったファイトでスティール成功などスーパープレイを連発。見事な逆転勝利を果たし、2-0でマッチの勝利をもぎ取りました。
試合終了後、SHGのVan選手にオンラインでインタビューさせていただきました。試合の興奮冷めやらぬなか、いろいろなお話が聞けたので早速お伝えします。

――試合お疲れさまです。素晴らしい勝利でした!まずは、いまのお気持ちから聞かせていただけますか。
Van:勝ててすごく嬉しいです。でも今日は自分のプレイが完璧ではなかったですしミスもかなり多かったので、そういったところを修正していきたいですね。それでもあんなに不利なゲームでもひっくり返すことができるチームになれたことは、本当に良かったなと思っています。
――今日は公式配信でEvi選手の体調不良が伝えられていました。画面越しに見ても非常に辛そうに見えましたが、チーム内でどんなケアをしながら試合に臨みましたか。
Van:できるだけトップレーンの1v1に集中できるように、ジャングラーをはじめとした相手チームの動きを伝え続けるよう努めました。それ以外は、Eviさんが力を振り絞って頑張ってくれましたね。
――今日の試合、とくにGame 2は本当に見事な逆転劇を見せてくれました。スーパープレイの連続でどのシーンについて質問すべきか迷ってしまうのですが、Van選手が一番苦労した点や、上手くいったシーンはどんな瞬間でしたか。
Van:こちらの構成が、序盤の主導権はないけれど後半のバリューが良いという感じの構成だったので、相手ジャングラーが序盤に強く出てくるということをもうちょっときちんと察知してしっかり対処できていれば、あんなに難しいゲームにはならなかったと思います。上手くいった点は、全体的にスマイト勝負でほぼ勝てたのでそこが良かったんじゃないでしょうか。

――では、バロンファイトのシーンについてお伺いします。GZがバロンを触り始めたところをとがめに行き、逆にSHGがバロンを獲り切ったシーンがありました。難しい判断だったと思うのですが、チーム内でどういったコミュニケーションがあったのでしょうか。
Van:あのときバロンに行こうと一番強く主張していたのはAriaさんでした。僕らとしてはナーを抑えるのが難しい状況でしたし、どっちみちバロンを獲られたら負けてしまうと考えて、絶対にバロンを狙いに行って勝負に出ようという話がありました。
――それではメタについても少しお伺いしたいです。ジャングラーとして、いまのメタについてどのように考えていますか。
Van:ジャングラーとしては使われるチャンピオンがある程度決まっていてプレイもほぼ似通っているので、序盤の動線などの有利よりも集団戦でどれだけ上手く戦えるか、どれだけアグロピンポンを駆使できるかが重要だと考えています。
――それでいくとVan選手のリー・シンの動きは本当に鮮やかですよね。先週は「Player of the Match」のみならず「Team of the Week」にも選出されていました。ご自身の成長について、手ごたえは感じていますか。
Van:リー・シンには以前からある程度自信を持っていたものの、誰がどう使うかによって変わってくるチャンピオンなのでやりづらさを感じていたこともありました。ですが今年ここへ来てCorGiヘッドコーチが僕のリー・シンをすごく褒めてくれたので、それが自信につながってこうして上手くやれるようになったんだと思います。
――「T1 Onerより上手い」と褒められたと公式配信のインタビューでもおっしゃっていましたよね。個人的に今後さらに伸ばしたいところや、もし課題があるとするならどんな点か聞かせていただけますか。
Van:僕としては自信のあるチャンピオンも多いですがまだ自信のないチャンピオンもあるので、今日スカーナーを最初に使ったように、これからもいろいろなチャンピオンを練習してすべてのチャンピオンを適切に使えるプレイヤーになりたいです。

――スカーナーの話が出ましたが、Game 1で確かに目を引いたピックだったと思うので、ピックの理由も是非お伺いしたいです。
Van:いまのメタではパンテオンがすごく強いんですけど、パンテオンはタンクジャングルに対して1対1で押される傾向にあるのと、倒すことまではできないのが良いと考えました。ソロランクでは負け続けていましたが、頑張って練習したので今日使うことができました。
――それから以前のインタビューで2v2に出るのが楽しいと話していたのが印象的だったんですが、今日も相変わらず2v2に出場していましたね。惜しくも負けてしまいましたが、いかがでしたか。
Van:実は僕も体調が優れなくて、昨日病院にも行ってきたんです。今日も本調子じゃなかったんですけど、緊張をほぐすのも兼ねて2v2で笑いながら辛さを忘れようという感じで楽しくプレイしました。
――そうだったんですね。では、早めにインタビューを締めましょう。次の試合は昨シーズンの王者・Team Secret Whales(TSW)との対戦ですが、SHGが勝つために必要なことは何だと思いますか。
Van:TSWはSplit 1のときもすごく強いと感じましたし、そこからさらに成長して強くなっていると思います。TSWの強みは序盤にジャングラーが積極的に動いてカウンタージャングルをしかけたりオブジェクトでファイトを起こしたりする点なんですけど、そのファイトでめちゃくちゃ上手く戦ってくるんですよね。こちらとしては相手のテンポに振り回されずに、ファイトをするときは細かいところまできちんと戦えるよう練習が必要だと思います。
――では最後に、ファンの皆さんへのメッセージもお願いします。
Van:僕らはここまで成長できましたし、これからも練習を重ねてLCPの優勝とMSI出場、そしてWorlds出場まで頑張ります!それと言いたいことがひとつあるんですけど、前回リー・シンでキャリーしたじゃないですか。ゲーム中は緊張してなかったんですけど、試合が終わって急に緊張してきてインタビューでの日本語がめちゃくちゃ下手だったと思うので、次回までにもうちょっと練習しておきます(苦笑)。
――今日は体調が悪いなか、インタビューに応じていただきありがとうございました。

「LCP 2026 Split 2」は全8チームによるBo3対戦のシングルラウンドロビンでレギュラーシーズンが行われ、上位6チームがBo5形式のプレイオフへと進出。プレイオフで優勝したチーム、そして勝敗と順位によって獲得できる「チャンピオンシップポイント」最上位のチームが「MSI」への出場権を手にします。
SHGの次戦は4月19日(日)、Match1で昨シーズン王者の「Team Secret Whales(TSW)」と対戦予定です。