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ライアットゲームズは、『VALORANT』のインターナショナルリーグ「VCT Pacific」の2026年シーズンにおいて、新たなパートナーチームとして「Full Sense」を迎え入れることを発表しました。今回の決定は、TALON Esportsとのパートナーシップ契約解消に伴う、選択的かつコンペティティブな選考プロセスの結果によるものです。
2026年シーズンの開幕が迫る中、ライアットゲームズはTALON Esportsの代替チーム選定において、「即座にリーグに参加できる能力」と「リーグの目標に合致した協力体制」を重要視していました。また、以前よりVALORANT Esports APACヘッドのJake Sin氏が「タイのコミュニティと共鳴できるチームを見つけ、VCT Pacificでの代表性を維持すること」を優先事項として挙げていた通り、東南アジア地域を代表する人気と実績を持つことが求められていました。
慎重な検討の結果、これらの条件を満たし、リーグに加わるのに最も適したチームとしてFull Senseが選出されました。
なお、Full SenseはTALON Esportsのアクティブロスターの選手全員を引き継ぐことが発表されています。
TALON Esportsに関しては、2025年11月に選手やコーチへの大幅な支払い遅延および財務能力の不足を理由に、ライアットゲームズよりVCT PacificおよびLCP(LoL)におけるパートナーシップ契約の解消が発表されていました。当時、TALON側も資金調達の遅れによる財政難を認め、シーンからの一時撤退を表明していました。今回の決定により、行き先が注目されていた旧TALONの選手たちは、そのままFull Senseのジャージを纏ってVCT Pacificの舞台に立ち続けることになります。
今回のチーム入れ替えによる2026年のVCT Pacific大会形式への影響はなく、リーグは予定通り12チーム(パートナーチーム+Ascension昇格チーム)で実施されます。ライアットゲームズは、新たに加わるFull Senseについて、「他の全パートナーチームとAscension Pacificから昇格を果たした2チームと併せて、同チームを心より歓迎いたします」とコメントしています。