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2025年11月23日、東京・渋谷にあるシブヤeスタジアムでアーリーアクセス中の新作格闘ゲーム『2XKO』の初の国内コミュニティ大会「JAPAN KNOCKOUT Presented by PLAYBRAIN(JPKO)」のオフラインステージが開催されました。『2XKO』に熱い視線を向けるファンたちも駆け付けたこの大会の現地の様子をお伝えします。
本大会は初の日本の公認大会で、賞金も総額5,000米ドル、デュオが優勝した場合は賞金2,500米ドルが加えられるものでした。さらに大会の数日前には優勝者がアメリカで開催される「FROSTY FAUSTINGS XVIII」へ招待されることも発表され、注目度も高まっていました。
オフラインステージには11月8・9日に開催されたオンライン予選で勝ち進んだ8人が集まり、頂点を争うことに。出場選手は勝者側に「2WINz」のデュオ、Toshi選手 / Haru選手、mekasue選手、いこあん選手、Jiro選手の4組。敗者側には韓国のLLon_Nu13選手、はぜん選手、まさお選手、ドロポン選手の4組。『ドラゴンボールファイターズ』、『GUILTY GEAR -STRIVE-』、『餓狼伝説 City of the Wolves』、『BLAZBLUE』などの強豪が集まり、新作格闘ゲームならではの光景となりました。

イベントでは、来場者特典として「JPKO KNOCKOUTタオル」と「レッドブル・エナジードリンク」、ステッカーがもらえました。タオルはポップなカラーで「KNOCKOUT!」「FIGHT BACK!」と書かれたもの。

さらに「JPKOラウンドくじ」というステッカーやポロのビーチボールのほかにGameSirのコントローラーがもらえる特別抽選イベントが実施されていました。

会場は観覧席の他に対戦台もあり、出場する選手以外のプレイヤーも積極的に参加。なかにはプロチームに所属する選手がユニフォームを着て対戦する様子も見受けられました。

実況、解説にはハメコ。さんと「Crazy Raccoon」所属の立川選手。立川選手はオンライン大会から続けての解説となりました。前日には『2XKO』の別イベントに参加することもあり、同じチームのかずのこ選手とデュオで練習されていたことが記憶に新しいですね。

開場中は抽選や対戦台で盛り上がっている様子でしたが、試合が始まると一気に熱い視線が舞台の大画面へと向けられました。プレイングが魅力的な選手がたくさんいる中、「2WINz」の2人は唯一のデュオとあって注目度も高かったように思えます。海外の大きな大会でもSupernoon選手とLeffen選手のデュオが優勝したこともあり、「デュオってもしかして強いんじゃないか?」という見方も増えているのではないでしょうか。
試合はテンポが良くサクサク進んだせいか、想定の時間よりもかなり早くトーナメントが進んでいました。試合展開が早く、画面上には最大で4人のキャラクターがいることもあって、視界がとにかく忙しかったです。

試合の合間のインターバルでは、来場客に向けた抽選会が行われました。「JPKOラウンドくじ」とはまた違うこの抽選会は、配布されたリストバンドに書かれた数字を利用したもの。

当選者にはオリジナルのリュックやTシャツ、キーキャップがプレゼントされました。

試合にはもちろん注目しつつも、もう1つ気になったのはプレイヤーたちの使用デバイス。見たところ、一番多かったのはパッドでした。パッドはPS5、PS4純正コントローラーやHORIなどの専門メーカーから出ているコントローラーを使用している方も。個人的には格ゲー選手としては古参に当たるJiro選手がパッドだったのが意外でした。アーケードコントローラーはレバー、レバーレスどちらもありましたが、ややレバーありのコントローラーが多かったように思えます。解説の立川選手はレバーレスとのことでしたが、今の所『2XKO』での使用感に不満はないとのことでした。

色々な試合がありましたが、印象に残っているのはまさお選手の試合。まさお選手の使用キャラクターはアーリとティーモ。TOP8では唯一のティーモ使いとなりました。ティーモの「気を付けてね」という台詞が会場に何度も響き渡り、笑いが起こるシーンもありました。また、逆に使用人数が多かったのはヤスオ。プレイヤーが多いということは使用感が安定しているのかと思いきや、解説の立川選手からは「難しい」という言葉が出てきました。立川選手はかずのこ選手とのデュオでヤスオを使用していたので、その闘い方にも注目が集まりそうです。

また、今回のイベントではコスプレイヤーの方も参加されているとあって華やかでした。選手の出場や抽選会などに花を添え、撮影タイムなどもあり、イベントを盛り上げていました。
TOP8のグランドファイナルは、2WINz Toshi選手 / Haru選手といこあん選手の戦いに。この対決はヤスオとエコーのミラーマッチということもあり、ソロとデュオどちらが勝るのか?という見え方もできます。ウィナーズファイナルで当たった時は、0-3といこあん選手が圧勝し、2WINzの2人がかなり悔しそうなのが印象的でした。グランドファイナルでは1-1と2WINzの2人がウィナーズファイナルでの負けを取り返し、そのまま3-1とリセットへ。このままの勢いで優勝へ向かうかと思いましたが、再び1-1となり、いこあん選手が勢いを取り戻して1-3で勝利し、優勝を決めました。



