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10月14日に中国・北京で開幕した『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』の国際大会「Worlds 2025」。10月28日にはHanwha Life Esports(HLE)が、同じくLCK代表のGen.GとBo5で戦いました。
試合は終始ハイレベルな戦いが続き、特にGame 2は今大会のベストバウトと言っても過言ではないほどの接戦が繰り広げられ、約1時間にものぼるロングゲームとなりました。Game 3ではHLEが一矢報いたものの、最終的に1-3で敗北となりHLEの今年のWorldsはここで幕を閉じました。
それとともに、ジャングラーのPeanut選手はこの試合を最後にプロゲーマーを引退。大勢のファンに見守られながら10年に渡る選手生活に終止符を打ちました。本稿では、試合終了後に韓国語放送で実施されたPeanut選手のインタビューの翻訳をお届けします。

――Peanut選手、最後のWorldsがこうして終わりを迎えましたが、今のお気持ちはいかがですか。
Peanut:心残りがないといいなって思ってたんですけど、結果的に試合に負けたらいつだって心残りはあるものなんですよね。最後もそうですけど、試合会場に入場するたびに会場に来てくださったファンの皆さんがすごく声援を送ってくださったので、そのおかげで良い思い出を持ち帰ることができると思いますし、すごく良い感じにポジティブな感情も得られた気がします。
――Peanut選手は特に「拍手されているうちに去りたい」という言葉を残されていましたけど、本当に今回のWorldsの間ずっと大勢のファンの皆さんがものすごく激励や応援、そして拍手を送ってくださいました。今回のWorldsはどのような形で記憶に残りそうですか。
Peanut:もちろん……そうですね、すごく残念なWorldsとして当然記憶に残るとは思いますよ(苦笑)。だけど……これって、すごく難しいですよね、なんか今あんまり頭が回ってなくて。ただただ悲しいです。すごく悲しいです、これ以上試合できないっていうことが。

――10年の選手生活を終えることになりましたが、"Peanut"というサモナーネームで駆け抜けた10年はどんな時間でしたか。そしてファンの皆さんは、どのように記憶の中に残してくれるだろうと思いますか。
Peanut:ハハハ、そうですね。「長いこと強かった選手」として記憶に留めてもらえたらいいなと思いますね。Worldsというタイトルは獲れませんでしたけど、それが僕の目標でもあったのに達成できなくて悔しさもありますが、本当に初期のころからこれまで10年以上頑張ってきたし、本当に大勢の方々にたくさんの愛情を向けていただきながら過ごせたので……そんな感じですね。
――10年前の"デビューしたての幼かったPeanut"にひとこと言うとしたら、どんな言葉をかけたいですか。
Peanut:質問が全部めちゃくちゃエモい感じだから難しいんですけど(苦笑)、10年前の僕は単純にゲームが好きでシンプルに『リーグ・オブ・レジェンド』をプレイするのが好きで、高いレベルまで登りつめてソロランクで勝つことが喜びだった幼い子どもでした。「プロゲーマーになってファンの皆さんに愛されるようになり、多くの人たちのために試合ができるということもそのうち理解できるようになるだろうから、あきらめずに頑張り続けてほしい」と10年前の自分に言いたいですね。
――そしてファンの皆さんは今この瞬間までも、最後まで大きな愛情と応援を送ってくださっています。さらに今後のPeanut選手にも大きな声援を送ってくださると信じています。この場を借りてファンの皆さんにひとことお願いします。
Peanut:本当に……ハハハ(照)、これまで本当にありがとうございました。僕のファンじゃなくてもLCKを見てくださっているファンの皆さんに多くの試合、面白い試合をお見せすることができて誇らしく思っています。これからは共に過ごすことはできなくなりますが、とはいえ人の人生ってわからないものじゃないですか……(笑)。とにかく本当にありがとうございました。皆さん幸せになってもらえたらいいなと思います。
――最後に、本当に苦労を重ねたPeanut、ハン・ワンホご自身に向けてねぎらいの言葉をお願いします。
Peanut:「おつかれ!」。ありがとうございました!
――本当にインタビューありがとうございました。改めて、これまで大変お疲れさまでした。
Peanut:お疲れさまでした!
