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ALがCFOを2-1で破りノックアウトステージ進出!―Flandreが自身のピックやスワップについて振り返る【Worlds 2025インタビュー翻訳】

中国・北京で開催されている「Worlds 2025」。10月17日にはCFOとALがBo3で勝負を繰り広げ、2-1でALが勝利しました。本稿では、試合終了後に韓国語放送で実施されたFlandre選手の勝利インタビューの翻訳をお届けします。

スイニャン

スイニャン

中国・北京で開催されている『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』の国際大会「Worlds 2025」。10月17日にはLCP第1シードのCTBC Flying Oyster(CFO)とLPL第2シードのAnyone's Legend(AL)が、スイスステージ3勝目をかけてBo3で勝負を繰り広げました。

Game 1ではCFOが個人技、集団戦ともにレベルの高いプレイを連発し、キャリー陣を中心にキルを重ねネクサスを破壊。しかし、続くGame 2ではALのキャリー陣が爆発力を発揮。バロンを獲得して一気にラインを押し上げ、スコアを1-1とします。最終戦となったGame 3、序盤はCFOが良かったものの、スマイト勝負で上回ったALがオブジェクトリードを土台に勝利をもぎ取りました。これによりALが2-1で勝利し、ノックアウトステージ進出を果たしました。

本稿では、試合終了後に韓国語放送で実施されたFlandre選手の勝利インタビューの翻訳をお届けします。

「かなりの時間を準備や研究に使えるのは良い状況」

――KTに続き、ALがベスト8に進出しました。勝利したFlandre選手にお越しいただいています。勝利おめでとうございます! "恭喜晋级8强" (中国語でベスト8進出おめでとうございますという意味)

Flandre:ありがとうございます~!

――今日は3ゲーム目までいく接戦の末、勝利してベスト8に進出しました。感想はいかがですか。

Flandre:今日は勝ってベスト8に進出することができて、すごく嬉しいです。僕らは今後かなりの時間をベスト8の対戦相手との試合の準備に使えますし、色々な選手たちの試合を見ることだってできますよね。だからこれはやっぱりかなり良い状況だと思います。僕らには時間があるので今のメタの研究もできますし。ただし、今日のゲーム内容は帰ってからもう一度調整する必要があると感じています。

――今日はCFOの底力がものすごかったですよね。Game 1で戦ってみて、一番予想できなかった点はどんな点だったんでしょうか。また、Game 2とGame 3を準備するにあたりどんなフィードバックに重点を置きましたか。

Flandre:Game 1は、やっぱり自分たちが最近抱えている課題にぶち当たったと思います。彼らのレーンスワップ能力は僕らより高かったですし、毎回スワップされた後に得たものがあまり多くありませんでした。この点については、帰ってしっかり研究しなければならないと思います。それとオブジェクトファイトについてもやっぱり彼らのほうが上手くて、相手のレーンクリアが比較的早くていつも僕らより一歩先に行かれていたのでそれがGame 1の敗因じゃないかなと思っています。

――マクロ面について色々とお話していただきましたが、Game 1ではサイオンを相手にレッドサイドのラストピックでクレッドを選びました。このチャンピオンが登場した背景について、もう少し詳しく聞かせていただけないでしょうか。

Flandre:クレッドというチャンピオンはサイオンを相手するのに良いチャンピオンだと思いますが、こちらが強い時間帯にはサイオンと対面でレーン戦をする必要があって、そうすればサイオンにプレッシャーがかけられるんです。ところがレーンスワップされてしまうと、その効果はあまり出なくなってしまいます。しかも彼らはスワップ後、ADCへの守りを徹底していました。そうなると僕はレベル2前には手が出せないですし、もしレベル3以降にジャングル・サポートが上側に寄ってきたら僕はさらに受け身になってしまうんです。

――今回のWorldsではレーンスワップが何度も出てきて、多くのチームで悩みが増えているようですね。そしてGame 3ではついに、大勢の皆さんが期待していたFlandre選手のレクサイが再び登場しました。今回のWorldsで3回ピックしてすべて勝利していますが、今のメタでレクサイが強いからピックする人が多いのか、それともFlandre選手のレクサイが強いから試合でちょっと使ってみようという感じだったのか、どちらなんでしょうか。

Flandre:実を言うと、僕にもどうなのかよくわからないんです。ですが、自分だけが上手いとは絶対に言えないです。僕以外にもレクサイが上手い選手は大勢いるので。やっぱり構成を考えて出す必要があると思うんですよ。例えば僕はこのチャンピオンを使うとき、相手の構成を考えて効果がありそうかどうかを考慮します。だから僕が特別上手いというわけではないですね。

――Flandre選手のレクサイについて、Viper選手が対戦後にインタビューで「Flandre選手のレクサイの回復量がおぞましかった」とおっしゃっていました。Flandre選手はViper選手のことを「旦那さん」と呼んだりして情が深い感じですけど、それについてはどう思っているんでしょうか。

Flandre:僕はViper選手の発言に対してあまり何とも思わないですね。彼がそういう風に言ったなら、それは僕のプレイが上手いという証明でもありますよね。僕が彼に「おぞましい」と思わせたのなら、気分は悪くないですよ。Viper選手に対して勝ったような気持ちになるので、むしろ嬉しいぐらいです(笑)

――正直、ゲームをやっているなら最高の褒め言葉ですよね。では最後に、チーム設立後初のWorldsで連勝街道を走っていますが、今回のWorldsでの目標と意気込みをひとことお願いします。

Flandre:目標は一歩一歩進んでいかなければならないと考えています。僕らはもうベスト8に入れたので、次に向けてしっかり準備して自分たちの調子を整える必要があると思います。比較的長い期間試合がないので、ほかの人たちがどんなプレイをしているのか、ティアの整理をどのようにしているのかなど色々と見ることができます。だから僕らはしっかり準備してチームの状態を整えて、次に自分たちの番が来たときに実力をきちんと発揮できればそれでいいと思います。

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