6月14日に行われた「Road to MSI」のRound4にてKT Rolsterを破り、MSI進出へ王手をかけたT1 Faker選手とkkOma監督がプレスカンファレンスに出席し、記者たちの質問に答えました。
◆Faker「まだMSI進出が決まったわけではない。勝利の余韻に浸っている時間はない。」

――明日はHLEとの対戦になりますが、意気込みを教えて下さい。
kkOma:試合まで1日しかありませんが、上手く準備をして、良いコンディションで明日の試合に臨みたいと思います。
Faker:まだMSI進出が決まったわけでも無く、HLEという相手がまだ残っているので、今日の勝利の余韻に浸っている時間はありません。次の試合に向けてしっかりと準備したいと思います。
――1セット目で敗北した後にどのようなフィードバックをしましたか?
kkOma:「Road to MSI」までの準備期間は長かったと思います。その期間中にたくさんの状況を練習して、パフォーマンスが上がっていたので、余裕を持ってやれば勝てると思っていたので、2セット目をどういう風に戦うかという話をしました。
――Faker選手に質問です。明日のHLE戦を前に今日の自分のパフォーマンスに満足していますか?
Faker:今日のパフォーマンスはそんなに良くなかったと思いますし、少し不足している部分があったので、明日の試合までに一生懸命準備をして、良い姿をお見せしたいと思います。
――4セット目にDoran選手がアタカンをスティールした場面では、チーム的に準備していた動きなのか?突発的な動きだったのか?その時のコールがどういう風に出ていたのか?という点について教えて下さい。
Faker:私たちはアタカンを相手に渡すと予想していましたが、Doran選手が粘り強くプレイし、あの状況の中で相手の動きを見てスティールをしにいったみたいです。

――Doran選手のアタカンスティールの場面を見て、ベンチでも予想をだにしないプレーで笑いが起きていました。あの時の気分はどうでしたか。そして、今日のDoran選手のプレーの中で1番記憶に残るプレーは何でしたか。
kkOma:Doran選手は全セットでとてもチームに貢献したと思いますし、アタカンスティールもですが、レネクトンを使用した時のヨリック対面でいいプレーを見せてくれたので、その部分がとても大きいかったです。アタカンについては、もう一度見ないとわかりませんが、仮にアタカンのスティールに失敗していたとしても、我々が大きく損をする状況ではなかったと思うので、素晴らしいプレーだったと思います。
――「Road to MSI」ではレッドサイドの勝率がとても高いですが、大きな大会ではレッドサイドが有利だと思われますか?現状の見解について教えて下さい。
kkOma監督:『LoL』というゲームでは、ブルーサイドが強い時もあれば、レッドサイドが強い時もあり、その瞬間瞬間ごとに変わることが多いと思っています。現状でレッドサイドが良い結果を出している理由は...もう少し研究しないといけませんが、例えばレッドサイドの勝率が良い時には、明確なカウンターピックが存在しているとか.....4.5ピックの部分でのメリットは大きいですけど、その部分が現状はそれほど大きく影響しているとは感じていないので、現時点で明確な理由をお答えするのはまだ難しいです。
――明日の試合はどのレーンが大事だと思われますか?そしてスコア予想もお願いします。
kkOma:HLEはとても強いチームなので、全てのレーンが重要だと思いますが、明日も余裕を持って試合ができれば、勝てると思います。もし1,2セット目で負けたとしても、3連勝でリバーススイープができると思っています。
Faker:明日の試合も全てのレーンが重要だと思います。
T1は15日の15時からHLEとMSI出場権をかけてBO5を戦います。
<取材、執筆:えごいすと/取材、翻訳:ぴす/編集:岡野 朔太郎>