『リーグオブレジェンド』の次回パッチ「25.11」の調整内容が予告され、チャンピオンやアイテムのバフ・ナーフ予定が明らかになりました。
次回パッチでは合計17体のチャンピオン、そしてアイテム「ホライゾンフォーカス」に調整が予定されています。
◆17体のチャンピオンに調整―カサディンやライズ、サミーラのTierに注目
パッチ毎に調整内容を予告している『LoL』リードゲームデザイナーのMatthew Leung-Harrison氏が、Xで「25.11」のプレビューを公開。
投稿では、パッチ25.10でのAPアイテムが調整により間接的な弱体化となったチャンピオンたちが存在することに言及しており、今回強化となるツイステッド・フェイトやウディア、ダイアナも該当します。
また、「ロッド・オブ・エイジス」の弱体化など多数のアイテム調整の影響も受けているカサディンは序盤のパワーがやや補填された代わりに、R「リフトウォーク」連続使用時のスタックAPダメージは低下。序盤の影響力の低さに対して16レベルに到達すれば“WinGate開通”とも表現されるほどのパワーを誇るカサディンですが、終盤の勝率に影響することも考えられます。

同じくレイトゲームチャンピオンであるライズはRのレベルに応じたQスキルのAPダメージが増加。現在でも競技シーンで人気ピックのため、このバフで一気に評価が上がるのではないでしょうか。
また、オールイン型のマークスマンであるサミーラはQスキルとRスキルのライフスティールが大きく増加。R「インフェルノトリガー」で“回る”ことができれば爆発力あるチャンピオンですが射程や序盤のパワーの問題からメタに上がることは少ないものの、一時はペンタキル製造機とも呼ばれた彼女の復権にも注目です。

◆ガレンは「AS・クリティカル型」を調整。よりファイターとしての活躍を望む
調整されるチャンピオンの中でも要注目の存在が「ガレン」です。

現在のガレンはクリティカルを持つASアイテムを選択して耐久力の低い敵を倒す“ワンコンボ型”も人気を集めていますが、E、W、Rの3スキルに調整が入り、より長時間の戦闘に適したファイタービルドが選択されるように変更されます。
RiotのPhreak氏は自身のYouTubeで調整方針について解説しており、ガレンは「よりファイターとして機能すること」を目指すと発言。アサシンのような使われ方をすることも選択肢のひとつではあるものの、それがメインとなるほど強い状態は望ましくないとして、今回の調整に至ったとのことです。
操作のシンプルさに加えてサステイン(回復能力)もあり、育てば火力も出るため初心者から上級者まで人気のチャンピオンであるガレン。「デマーシア!」の叫びと共に敵を一気に倒す際の爽快感も格別ですが、今後のビルド選択には変化が生まれそうです。
パッチ「25.11」では大規模なAPアイテム調整による変化を受け、「ホライゾンフォーカス」の調整も予定されています。
なお、これらの調整はPBE段階のため、本実装までに変更が入る可能性があることにも留意が必要です。詳細な変更については次回パッチの配信をお待ちください。