SHG Gaeng「Game1は自信を持ってエンゲージできた」―逆転でTLNに敗れるも、フィードバックの成果発揮で好転の兆しも【LCP Mid Season】

LCP Mid SeasonでTLN戦を終えたばかりのSHG Gaeng選手にインタビュー。試合の振り返りや相方・marble選手をはじめとするチームメイトの話も聞きました。

League of Legends インタビュー・コラム
SHG Gaeng「Game1は自信を持ってエンゲージできた」―逆転でTLNに敗れるも、フィードバックの成果発揮で好転の兆しも【LCP Mid Season】
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2025年5月10日、『リーグ・オブ・レジェンド』のアジア太平洋地域リーグ「LCP」Mid SeasonのWeek4 Day1が実施され、日本から参戦する「Fukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)」は台湾の強豪チーム「Talon(TLN)」と対戦しました。

Game1ではSHGが集団戦で見事なエンゲージを何度も決める鮮やかなゲーム運びで勝利しますが、続くGame2ではTLNのエリアを広げる動きによって集団戦で苦しい場面が続き敗北。迎えたGame3ではドラフトでレッドサイドを選択して勝負に臨みましたが、Betty選手操るミス・フォーチュンを最後まで捕まえることができず試合を決められ、BO3は1-2で敗戦となりました。

今回は試合後のSHG Gaeng選手にインタビュー。試合中におけるコールの振り返りや、チームメイトの印象についても聞きました。

◆最近は集団戦、特にヴォイドグラブなどのファイトを改善している

――お疲れ様でした。最初に今日の試合の感想をお願いします。

Gaeng:Game1を取って勝てそうな感じがあったのに、そこから負けてしまって残念です。

――Gaeng選手はGame1でレルのプレイになりましたが、チーム全体で綺麗なエンゲージが決まる非常に良い勝ち方に見えました。

Gaeng:あのゲームはヴォイドグラブでのファイトが上手くできて、そこから良い展開になったのが大きかったですね。その後も自信を持ってエンゲージしようというマインドでプレイできました。

――Game2で印象的だったのが、TOPで約1分ほど身を潜めて待ってからのダイブを決めるシーンがありました。あの場面ではどういったコミュニケーション・判断があったのでしょうか。

Gaeng:最初は(BOTの2vs2を嫌って)スワップのためにTOPに行ったんですが、EviがTPがあるので「残ってダイブしてみない?」というコールが出て、狙いましたね。

4分30秒頃からTOPサイドで待機し、5分30秒から2度に渡るダイブを敢行。長い時間を費やしてのアクションを決めてみせた。

――TPで戻ってきた相手への再ダイブも含めて2キルを獲得する大きなアクションになりました。Game3でもライズとサイオンのアルティメットを同時に使ってキャッチを決めるなど「こうしよう」という狙いを感じる動きは増えているように感じました。

Gaeng:最近は集団戦、特にヴォイドグラブなどのファイトでのフィードバックを集中的にやっていたので、前より良くなったと思いますね。

◆marbleは「集団戦が日本人ADCで一番うまい」

――良い点と言えば、先週ペンタキルもあったようにmarble選手のパフォーマンスは変わらず高いものがあると思います。たくさんの選手とデュオを組んできたGaeng選手の目線で、marble選手はどんなところが良いプレイヤーだと感じますか?

Gaeng:marbleは集団戦のパフォーマンスが今まで見た日本人ADCプレイヤーで一番うまいと思いますね。レーン戦もアグレッシブですし、良いプレイヤーです。

――インタビューなどでは以前よりmarble選手からもコールが出るようになったという話もありました。

Gaeng:そうですね。今年のチームではmarbleが大事なポジションになっているので、より強いコールも出るようになりましたね。

――marble選手をはじめとして良いシーンも見られる一方で、Kickoff SeasonからBO3では苦しい展開が多く、特にSUPというポジションはエンゲージや視界管理を求められるためデスがどうしても増えてしまいます。なかなか苦しい状況にあると思うのですが、Gaeng選手なりのメンタルの持ち方があれば教えていただきたいです。

Gaeng:負けているチームのSUPとJGはデスがどうしても多くなってしまうので、メンタルがきつくなると思いますね。そういう場面では「デスしても良いからやることをやろう」と考えるようにしていますし、僕はSNSとかを見ないようにしてメンタルをキープしています。

――今日のGame1のような試合が増えることが待ち遠しいです。ちなみに、Gaeng選手へインタビューさせていただくのは久しぶりですが、台湾での生活はいかがでしょうか。

Gaeng:慣れてきましたね。今は近くにどんなお店があるとかも分かってきて、休みの日に遊びに行くようになっています。

試合前のSHGの面々。今週もピンク色が鮮やかな「精霊の花祭り」仕様の限定カラーユニフォームを着用

――台湾では韓国料理を食べたり作ったりというのが少し難しいそうですね。

Gaeng:たしかに韓国の料理とかスパイシーなもの(辛いもの)が食べたいな、と思うことがありますね。


――新しい環境での大変なチャレンジですが、試合は続きます。来週以降に向けて意気込みをお願いします。

Gaeng:今日は勝てそうな雰囲気から負けてしまって流れは良くないですが、ちょっとずつ上手くなっています。これからも応援をよろしくお願いします。

――ありがとうございます。こうして通訳なしでインタビューに受け答えいただけるくらい日本語も堪能なGaeng選手から見て、チームメイトの韓国人選手のコミュニケーションはどうでしょうか。

Gaeng:あー、(日本語の)成長がめっちゃ早いですね。今まで見たことがないくらいです。

――それはGaeng選手の1年目よりもですか?

Gaeng:そうですね。めっちゃ早いです!

――では更なる向上にも期待したいと思います。試合直後にも関わらずありがとうございました。

Gaeng:ありがとうございました。


現在開催中の「LCP Mid Season」は全8チームによるBO3のシングルラウンドロビンでレギュラーシーズンが実施され、上位6チームがノックアウト形式のQualifier Roundへと進出。LCP上位2チームは国際大会「MSI」への出場権を獲得します。

TLN戦の結果を受け1勝3敗となったSHGは暫定7位に。次戦は5月17日(土)の第1試合で「Team Secret Whales」との対戦が予定されています。

《ハル飯田》

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ハル飯田

ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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