Riot Gamesは『リーグ・オブ・レジェンド』におけるグリーフィング(消極的な態度)やインティング(無謀行為)への新たな検出・対策についての情報を公開しました。5月1日に配信されるパッチ「25.09」では上記の行動に対する新たな対策も導入されています。
◆時間を奪う迷惑行為の検出を大幅に改善
チームメイトと協力して相手チームを打ち破る体験が魅力的な『LoL』の対戦ですが、戦闘やオブジェクトの取得に参加しようとせずに味方のファームを奪うなどする「グリーフィング」や、わざと連続でデスし続ける「インティング」といった迷惑行為を行うプレイヤーは残念ながら少なからず存在しており、遭遇してしまった経験のある方も少なくないでしょう。Riot Gamesは今回の声明において、こうした迷惑行為が「LPだけでなく皆さんの貴重な時間も無駄にしてしまう」ものであり、最悪な行為であると断言。パッチ「25.09」ではそうした迷惑行為を検出するシステムの大幅な改善を行うとともに、今後の方針についても述べられています。
■検出の改善
「25.09」ではグリーフィングなどのトロール行為に対する自動検出システムを大幅に改善。
どのような行為を検出しているかについては明かされていませんが(その対策が行われてしまうのを防ぐため)、すでに数パッチに渡ってテストが行われており、高い検出率と誤検出の少なさを確認しているとのこと。テストに基づく数字では1日あたり従来の10倍のプレイヤーが「試合を台無しにする行為」を理由に然るべきアカウント停止措置を受けることになると予想されています。
また、現在のチート使用に対する通報のフィードバック通知と同様に、迷惑行為に対する報告のフィードバック通知にも違反者の名前が記載されるシステムを継続されることも発表されています。
声明においてはグリーファー(消極的な態度を取るユーザー)が時とともに進化するのに対してシステムの進化が追い付いていなかったこと、それによってフラストレーションを感じる問題が生じていてたことについて「正直に言って、その責任は私たちにあると思います」としたうえで、「これらの改善はグリーファーがゲームを台無しにして皆さんの時間を無駄にすることを防ぐために私たちが取る数多くの対策の手始めに過ぎません。」と、今後も断固たる措置・対策を続けることを明言しています。
■スマーフ対策の新スキル評価システムもテスト中
過去にもパッチ「25.04」では名誉システムが最近の行動に基づいて変動する新システムに移行されており、へクステックチェストを名誉に関連付けた報酬とするなど、模範的な振る舞いをするユーザーへの評価を刷新。さらに「25.06」ではシステムによってチート使用が検出された試合において敗北して失ったLPを払い戻すシステムも導入されています。
リリース内では現在はスキル評価を回避して楽に勝利しようとする「スマーフ」や「ブースティング」を対策する新評価システム「True Skill 2」がテストされていることも取り上げられており、「『LoL』が誰にとっても安全で楽しい場所」となるため今後も報告や意見を求めつつ、ゲームを楽しいものにするための取り組みを続けていくことを表明しています。
詳細についてはぜひ全文もご確認ください。